トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2018年度 > 2019年1月 > 県立歴史と民俗の博物館 武蔵武士ゆかりの国宝短刀「謙信景光(けんしんかげみつ)」を特別公開します 本県ゆかりの名刀なども併せて公開
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発表日:2019年1月24日14時
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部局名:教育局
課所名:歴史と民俗の博物館
担当名:展示担当
担当者名:根ヶ山
直通電話番号:048-645-8171
Email:m410890@pref.saitama.lg.jp
県立歴史と民俗の博物館では、平成31年2月5日(火曜日)から3月3日(日曜日)まで、特集展示「国宝公開 短刀 銘景光(めいかげみつ)」を開催します。当館が所蔵する、武蔵武士の大河原(おおかわら)氏が備前長船派(びぜんおさふねは)の刀工景光(かげみつ)に作らせた国宝の短刀を、期間限定で特別公開します。
大河原氏は秩父郡出身の武士ですが、この短刀を作らせた時には播磨国宍粟郡三方西(はりまのくにしさわぐんみかたのさい)(現在の兵庫県宍粟(しそう)市)に移住していました。しかし、その刀身には「秩父大菩薩(ちちぶだいぼさつ)」と刻まれており、秩父神社に奉納されたものと考えられています。遠く播磨国にありながらも故郷を想う、武蔵武士の心が垣間見られます。この短刀は、戦国時代には上杉謙信の愛刀となっていたため、「謙信景光(けんしんかげみつ)」と呼ばれています。
今回の特別公開では、本県ゆかりの名刀なども同時公開するほか、大人気のPCブラウザゲーム&スマホアプリ「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)-ONLINE-」とのコラボレーション企画も実施します。
平成31年2月5日(火曜日)~3月3日(日曜日)
※月曜休館(2月11日は開館)
9時00分~16時30分(観覧受付は16時00分まで)
県立歴史と民俗の博物館 常設展示室第3室ほか
一般300円、高校生・学生150円
(20名以上の団体 一般200円、高校生・学生100円)
※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅から徒歩約5分
※駐車台数に限りがあります(18台)。公共交通機関をご利用ください。
常設展示室第3・5・7室において、埼玉県ゆかりの名刀などを公開
【主な展示予定資料】
本展で展示を行う国宝「短刀 銘景光」は、平成29年に「謙信景光」として、PCブラウザゲーム&スマホアプリ「刀剣乱舞-ONLINE-」の登場キャラクター(刀剣男士)に採用されました。
今回初めて、国宝である短刀の実物展示との当館におけるコラボレーションが実現します。
【コラボレーションの内容】
2月17日(日曜日)まで、企画展「埼玉の官衙(かんが)―律令時代の“お役所”―」を開催しています(会期:平成31年1月2日(水曜日)~2月17日(日曜日))。
県内で行われた発掘調査で出土した考古資料を通して、律令国家による地方支配の上で官衙が果たした役割や、その特徴について紹介します。