Myナビ 彩の国 開く

Myナビ 彩の国

総合トップ

県民向けトップ

事業者向けトップ

テーマ・目的別メニュー

  • 彩の国の安心・安全 危機管理・防災
  • 観光・魅力
  • 健康
  • 知事ブログ
  • マスコット

ドラッグ&ドロップで順番の並び変えが可能です

総合トップ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2016年度 > 2016年8月 > 熊谷スポーツ文化公園で、ヒートアイランド対策に向けた集中気象観測を実施します。

ここから本文です。

 

発表日:2016年8月5日14時

県政ニュース

熊谷スポーツ文化公園で、ヒートアイランド対策に向けた集中気象観測を実施します。

部局名:環境部
課所名:埼玉県環境科学国際センター
担当名:温暖化対策担当
担当者名:嶋田知英

直通電話番号:0480-73-8367
Email:g7383316@pref.saitama.lg.jp

 埼玉県環境科学国際センターでは、文部科学省の温暖化対策研究「気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)(*1)」に参加し、ヒートアイランド現象緩和のための研究に取り組んでいます。その一環として、このほど、共同研究機関である国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)や筑波大学などとともに、熊谷スポーツ文化公園で集中気象観測を行います。観測結果は、JAMSTECがスパコンの地球シミュレータ(*2)を用いて行う、ヒートアイランド(暑熱環境)のシミュレーション(模擬実験)に活用され、ヒートアイランド対策に役立てられます。

 

1  集中気象観測計画

ž ・目的:夏季高温となり、ラグビーワールドカップ2019の開催地でもある熊谷スポーツ文化公園の詳細な暑熱環境を知るとともに、熱環境シミュレーションの検証データとするため、集中気象観測を行います。

ž ・観測期間:2016年8月8日(月曜日)~8月10日(水曜日)及び2016年8月16日(火曜日)~8月19日(金曜日)各日 10時~17時

ž ・観測内容:熊谷スポーツ文化公園内に、総合気象観測システム(AWS)等を複数設置し、気温、湿度、気圧、雨量、風向・風速、日射量、放射等を集中観測します。

ž ・参加機関:SI-CAT研究に参加する、埼玉県環境科学国際センター、JAMSTEC、筑波大学、茨城大学、立正大学などの合同調査として実施します。

160805-0101 

図 総合気象観測システム(AWS)

 

2  ヒートアイランド(暑熱環境)シミュレーション

ž ・熊谷スポーツ文化公園を中心とした5km四方を対象に、JAMSTECと、埼玉県環境科学国際センターが共同で、日本の代表的なスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を用い、暑熱環境のシミュレーションを実施します。

ž ・気温だけではなく、地表面温度や風速、暑さ指数(*3)など、人への暑熱影響に関する様々なシミュレーションを行います。

ž ・現状の暑熱環境を再現するだけではなく、ヒートアイランド対策技術(植樹等)を実施した場合の効果予測も行い、ヒートアイランド対策推進のための基礎的資料として活用します。

160805-0102

図 熊谷スポーツ文化公園を中心とした5km四方の暑熱環境シミュレーション対象領域(JAMSTEC提供)

 

(*1) 気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT: Social Implementation Program on Climate Change AdaptationTechnology)

 

 日本全国の地方自治体等が行う気候変動適応策の検討・策定に汎用的に生かされるような信頼性の高い近未来の気候変動予測技術や、気候変動影響に対する適応策の効果の評価を可能とする技術を開発することを目的とした文部科学省の事業です。

 SI-CATでは、シーズ・ニーズ一体の開発を通じた社会実装の確実な実現を図る事業を実施し、気候変動に伴って増加する極端気象現象(猛暑や豪雨)等への自治体による地域特性に応じた適応策の導入を支援します。(SI-CATホームページ https://si-cat.jp/

 

(*2) 地球シミュレータ

 地球シミュレータは2002年3月に、地球温暖化を始めとする気候変動の解析・将来予測、地震や地球内部変動の解明等、世界に類を見ない「人類的課題に挑戦できる世界最速のスーパーコンピュータ」として運用を開始しました。特に気候変動研究分野では、温暖化予測実験に広く利用され、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書作成に大きく貢献しました。また、その高い計算能力は、材料開発、輸送機器改良、デバイス開発、医薬品開発など、最先端の産業分野にまで広がり、従来のシミュレーション研究では到達出来なかったレベルの成果が発表されました。

 2009年の最初の更新を経て2015年3月、地球シミュレータにとって2度目となるシステム更新を行いました。地球科学分野のシミュレーションを行う能力は、これまでの約10 倍となりました。これにより、従来では難しかった複雑なシミュレーションや、より大規模なシミュレーションを高速に行うことが可能となり、地球環境問題の解決や地殻変動、地震発生機構の解明や津波被害の予測等への更なる貢献が期待されています。

 

(*3) 暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度)

 人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい (1)湿度、 (2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。暑さ指数が28°C以上の場合には日常生活におけるすべての生活活動において熱中症の危険性が高まります。(日本生気象学会、「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3 確定版、2013)

160805-0103

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より

県政ニュースのトップに戻る