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発表日:2016年5月20日15時
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部局名:県民生活部
課所名:男女共同参画課
担当名:DV対策担当
担当者名:野村・長谷川
内線電話番号:2923
直通電話番号:048-830-2925
Email:a2920-04@pref.saitama.lg.jp
DVのある家庭で育った子供は、DVから避難した後、成長とともに不登校やひきこもり、暴力などの問題が生じる場合があり、また母親はDV被害による影響から就労継続が難しいなど、母子ともに自立に向けて困難を抱えていることが支援の現場から報告されています。
このため、県ではDVを受けた母子の心のケアにおいて効果が認められているプログラム「びーらぶ」を、県内のこのプログラムを必要とする母子にご案内するため周知に努めてきました。
平成26年度は県がモデル的に実施し、平成27年度は県と28市町との共催で実施しました。平成28年度は県内全市町村の共催を得て、この事業を展開します。
県と県内各市町村が広域的に連携し、DV被害母子に心のケアを実施する取組は、全国でも初めての試みです。
今回実施する心理教育プログラムは、母親と子供が母親グループ、子供グループに分かれ、同じテーマを同時並行で学ぶことで、母子の相互関係も改善され、効果を高めるプログラムです。
【本年度の事業概要】
(1)対象者
加害者から避難した母子(各会場6~8組)
※会場については、加害者からの追及の恐れがあるため、非公開とさせていただきます。
(2)プログラムの内容
(母親向けプログラムと子供向けプログラムを同時並行で実施)
・自分は大切な存在であることを学ぶ
・暴力的でない関係の作り方 他
(3)プログラムの実施時期等 ※土曜日又は日曜日に実施
実施時期 |
対象 |
平成28年7~9月のうちの5日間 |
未就学児(幼稚園の年中・年長相当児)とその母親 |
平成28年9~10月のうちの5日間 |
低学年児童(小学校1~3年生)とその母親 |
平成28年12月~平成29年1月のうちの5日間 |
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平成29年2月のうちの2日間 |
《参考》 昨年度までの参加者の声
・母親から 「子供が学校で落ち着いてきた。家での暴力が少なくなり、兄弟(姉妹)や私にやさしくなった。」
・子供から 「楽しかった。自分は大切な存在だと感じた。生きていていいんだと思った。」 等々