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発表日:2016年1月8日14時

県政ニュース

県立文書館・地図センター コーナー展示「地図のひみつ ひみつの地図」を開催

部局名:教育局
課所名:文書館
担当名:地図センター担当
担当者名:大久根・増山

直通電話番号:048-865-0112
Email:p650112@pref.saitama.lg.jp

 平成4年11月25日、文書館内に都道府県としては全国初の試みとなる地図資料を収集・保存・活用する「地図センター」が開室し、現在約75,000点の地図資料が収蔵されています。近年頻発する自然災害により、過去の地域の様子を知る資料として社会一般の地図への関心は日々高くなっております。

 普段手に取る機会の多い地図ですが、時代によってその役割を変え、外交と戦争においては機密性の高い重要資料として秘されたこともあります。

 本展示では、「地図のひみつ ひみつの地図」と題して、地図の仕組みや、戦時中の軍事秘密図、江戸期の発禁図や世界図などを、「ひみつ」というキーワードを通して紹介します。本展示から多様な地図の世界を知っていただければ幸いです。

 

展示の概要

1 展示の構成

 9つのテーマを設け、それぞれのテーマに関連する地図と、参考となる文書や写真を展示します。

(1)天文と測量のひみつ

 天文と測量というと、一見関係がないようにみえますが、実は深い関係があります。享保5年(1720)の禁書緩和令により西洋天文学が伝わると、より精度の高い地図作りの技術として、天文観測による観測地点の経緯度を求めることが測量に必要不可欠なものになってきました。ここでは、当館所蔵の版本から、天文測量や阿蘭陀(オランダ)流の測量術にかかわる資料を紹介します。

(2)鎖国時代のひみつの世界図・日本図

 享保5年(1720)、八代将軍徳川吉宗はキリスト教以外の洋書輸入を解禁しました。これにより、多くの外国文化が中国やオランダを通して伝えられました。昨年度新規登録となった「新訂万国全図」(粕谷氏収集1)は、幕府が天文方・高橋景保に命じ作らせた貴重な世界図であり、本展示が当館での初公開となります。

(3)ひみつの世界地誌

 元禄8 年(1695)、天文学者・西川如見はオランダ人との接触によって得られた外国事情に関する知識をもとに、日本初の海外地誌書『華夷通商考』を著しました。後に訂正増補したものが『増補華夷通商考』(新井(侊)家    25192-25196)です。これには世界図“地球万国一覧之図”が記されており、      これは南北アメリカが日本で初めて紹介されたものといわれています。この      コーナーでは禁書となっていた江戸期の世界地誌や絵図資料を紹介します。

(4)ひみつの伊能図

 伊能忠敬(1745~1818)は、50歳の時に江戸の天文方高橋至時に入門し、天文学・測量学を修めました。寛政12年(1800)4月、江戸から蝦夷地へと歩みはじめ、約17年かけて日本沿岸の実測を行いました。

 伊能図は江戸幕府により厳重に管理されたこともあって、国内では長らく地図の存在や忠敬の業績について一般に知られることがありませんでした。「故伊能先生事蹟」(西川家2963-1)は、明治15年(1882)9月、明治政府の元老院議長で日本赤十字創立者の佐野常民が東京地学協会の総会にて行った講演録です。佐賀藩士だった佐野は長崎海軍伝習所で見た伊能図小図の精緻さに感嘆したことから、功績をたたえ、贈位と記念碑建立を提案しています。ここでは、伊能の功績について紹介します。

(5)測量石のひみつ

 日本の近代測量の基本となった三角測量は、工部省測量司が明治4年(1871)にイギリス人マクヴィンの指導のもとで始まります。明治15年(1882)には、三角点の選点100点が終了し、明治17年からは陸軍参謀本部測量局がこの測量を引き継ぎ、いよいよ全国的な三角測量が始まりました。このコーナーでは、埼玉県内における三角点・水準点設置がどのようにはじまったのか、行政文書から紹介します。

(6)秘密図

 「軍機保護法」は、軍事上の秘密、いわゆる軍事機密(軍機)を保護する目的で明治32年(1899)7月15日に公布・施行された日本の法律です。戦前には、軍事上の秘密を保護する必要から、軍事施設等の測量、撮影、模写等が制限されました。この法律のもとに管理された地図を紹介します。

(7)地図用紙のひみつ

 地図用紙は、大蔵省印刷局において紙幣材料の残りを使用したのが最初だといわれており、当初は三椏(みつまた)100%の高級紙でした。この地図用紙は、戦前の販売図には「大日本帝国 陸地測量部」と花の刻印、戦後からは三角点のすかしが入っています。このコーナーでは、地図用紙の秘密を紹介します。

(8)川の海図

 「河川航行情報図 荒川」(地図1409)は、海と河川の両方を航行する船舶にとって、海と河川は連続した航路ということもあり、海図と同様の図をとの声から作成された、全国初で唯一の「川の海図」です。普段見る機会の少ない海図について紹介します。

(9)絵図の世界

 このコーナーでは、江戸の代表的な絵図師、石川流宣、橋本玉蘭、長久保赤水の作品を紹介いたします。「日本海山潮陸図」(堀口家1613)1/9-1/17、 「武蔵国全図」(町田家48)1/19-1/31、「改正皇国地図 [道中図]」(小林(正)家3136)2/2-2/14、「増訂 大日本国郡輿地路程全図」(手塚氏収集1)2/16-2/28

2 会期

 平成28年1月9日(土曜日)~2月28日(日曜日)9時00分~17時00分

 ※休館日:毎週月曜日・祝日

3 展示点数

 約40点 ※会期中、一部展示替えを行います。

4 展示場所

 県立文書館 1階常設展示室の一部

 (さいたま市浦和区高砂4-3-18 電話 048-865-0112)

 ※JR浦和駅徒歩12分/JR中浦和駅徒歩15分

5 観覧料

 無料

 ※県立文書館のホームページ http://www.monjo.spec.ed.jp/

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