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With You さいたま > センターの概要 > 広報紙 > With You さいたま Vol.58 > 第17回With You さいたま フェスティバル講演会より

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掲載日:2019年3月10日

第17回With You さいたま フェスティバル講演会より

2月3日に行われた第17回With You さいたまフェスティバル講演会では、お茶の水女子大学ジェンダー研究所准教授で、女性議員の養成にも取り組む、申きよんさんをお迎えし、「パリテ」議会を実現する意味や課題についてお話しいただきました。その一部を御紹介します。 

合言葉は、パ・リ・テ!!~意思決定の場を男女同数に~

世界の国々と比べて女性議員が少ない日本

申きよんさん写真日本では、あらゆる意思決定は極めて同質の男性メンバーによって行われています。政治分野においても日本の国会・内閣の特徴は「男性」「高齢」「高所得」「2世・3世議員」。社会には多様な人々が暮らしていますが、社会の有り様と国会の有り様は大きくかけ離れています。
1980年代頃まで、世界の国々も日本と同様の特徴を持っていました。しかし、90年代以降急速に変化し、男女が均等に参加する社会に変わっていきます。一方で、日本では、こうした偏りがあることが問題視されずに現在まで続いており、世界の動きから大きく後れをとっています。
日本の女性議員の割合は、わずか10%。世界193か国中162位です。近隣の台湾と韓国では、2000年の選挙法改正やクオータ制導入により、台湾では10%から40%に、韓国では6%未満から17%に女性議員が増加しています。世界1位のルワンダは、女性議員が61.3%。世界では、このように女性が半数以上を占める国も出てきています。
パリテ(男女同数)内閣を実施する国も増え、2018年には世界10か国で実施されています。カナダでは、男女同数のみならず、移民出身や少数民族代表など、国の多様な価値や人々をできる限り反映する内閣が構成されて話題となりました。

男女が均等に参加する社会へ向けて

このように世界は男女均等の社会に向けて動いていますが、どの国も女性議員が自然に増えたわけではありません。女性の進学率や就業率
が上がっても、それに比例して自然に女性議員が増えるわけではなく、何らかの積極的な措置がなければ増えないのです。すでに世界の国々
では、女性議員を増やすためにクオータ制度の導入など様々な取組を行ってきました。それでも下院世界平均は23.8%と、男女同数には届い
ていません。しかし、女性議員が30%以上の国は48か国に増えており、非常に大きく前進してきています。

日本では、2018年5月に「政治分野における男女共同参画推進法」が成立しました。政党に男女候補者の数を「できる限り均等に」することを義務づける法律です。しかし、1回の法律成立で目標を達成させることはどの国でも不可能です。パリテ法で知られるフランスでも、憲法や法律を何回も改正し、ようやく最近、下院で38%、上院で48%を実現しました。日本にとって、この法律の成立は女性議員増加への第一歩です。せっかくできた法律が無駄にならないよう、今後政党が候補者数を男女均等にしているか継続的に注視してく必要があります。

プロフィール  申 きよん(しん きよん)

お茶の水女子大学ジェンダー研究所准教授。学術誌「ジェンダー研究」編集長。一般社団法人パリテ・アカデミー共同代表。共著『ジェンダー・クオータ:世界の女性議員はなぜ増えたのか』(明石書店2014年)など。

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業・相談担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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