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ページ番号:174101

掲載日:2020年3月23日

県民講座「障害と女性」障害のある女性と考える「誰ひとり取り残さない世界」

日時

令和元年11月20日(水曜日)13時30分から15時30分

場所 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
参加者

91名

内容

  With You さいたまでは、毎年、県民講座「障害と女性」を開催しています。6年目の今年度は、「誰ひとり取り残さない世界」と題して、障害当事者のお二人の対談も交え開催しました。

講師:山本奈緒子さん(全国自立生活センター協議会事務局長)・見形信子さん(神経筋疾患ネットワーク代表)

  山本さんからは、脊髄性筋萎縮症と診断され、リハビリなどを重ねた幼少期を経ながら、中学では、母親の送り迎えで、地元の普通中学に通ったという経験が話されました。ただ、中学卒業後は、ほぼ、母親の介助で、在宅での生活をすることになったと言います。その後、母親も倒れてしまうという経験をし、家族に頼らない自立生活を目指し、情報収集をはじめ、少しずつ自立生活に向けた歩みを進め、29歳で自立生活がスタート。現在は、障害当事者が主体となって運営されている自立生活センターをまとめる全国組織の事務局長となり、活動をしているというお話しがありました。
 また、見形さんからは、埼玉県立養護学校の中等部、高等部に療養所に入所しながら通っていたこと。その後、民間の障害者リーダー海外研修事業に参加し、アメリカに行き、帰国後に、さいたま市でひとり暮らしをスタートさせ、障害者運動や、自立生活運動に関わってきたというお話しがありました。見形さんは、自身のモットーとして、「障害者リーダーとして、女性リーダーとして、まちの中で、みんなをエンパワメントしていきたい、ピア・カウンセリングと再評価カウンセリングを使いながら、自分らしく、マイペースで楽しく活きたい」という言葉が語られました。
  それぞれのお話のあと、お二人が関わっている全国自立生活センターの「女性リーダープロジェクト」について、全国にいる女性障害者がリーダーシップを取れるようにしていきたいと企画しているさまざまな取組みについての報告がありました。プロジェクトでは、障害女性リーダーの手から手へ、メッセージを書きながら巻物を渡していこうという日本縦断駅伝企画のお話、また、さまざまな分野の女性リーダーとの交流会の企画などのお話がありました。この企画は、SNSを通じて、広く発信しているとのことでした。

山本奈緒子さん 見形信子さん 女性リーダープロジェクト

参加者の声

  • 誰もが平等に持っているはずの権利が障害をかかえることによって勝手に侵害されている現状について、生の声を聞くことができ、これからの社会のあり方についてとても考えさせられる良い機会になりました。より良い社会をつくるための制度を決めるのは政治家だけれど、そういう制度がつくられるためには、私たち一人ひとりの声が必要であるから、障害者差別に対する意思を強く持っていたいと思いました。(20代・女性)
  • 家族に障がい者がいます。本人の生活や未来に様々な不安を持っていますが、当事者の方がこのような形で活動されている姿に、勇気づけられたというか、家族も不安な事ばかり考えず、前向きに進んでいきたいと思った。(30代・女性)
  • 今日のお二人のお話から、日々の生活の中で困っていることをいろいろ聞くことができました。多くのことを知りませんでした。気づきませんでした。今日のようなお話をもっと多くの人に知って、考えてもらう場所、時間があればと思いました。(70代・男性)

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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