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With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和元年度 > 女性リーダー育成講座 女性の声で地域を変えよう!成果報告

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ページ番号:173990

掲載日:2023年6月9日

女性リーダー育成講座 女性の声で地域を変えよう!成果報告

日時

テーマ 

参加者

第1回

令和元年6月22日(土曜日)

開講式/【公開講座】講義(1)メディアとジェンダー

21人

第2回

令和元年7月20日(土曜日)

講義(2)男女共同参画基礎講座/【公開講座】講義(3)ワールドカフェ/働き方&暮らし方

20人

第3回

令和元年8月24日(土曜日)

課題学習/講義(4) 女性の貧困

21人

第4回

令和元年9月28日(土曜日)

課題学習/【公開講座】講義(5)防災フォーラム

18人

第5回

令和元年10月19日(土曜日)

課題学習/講義(6) ジェンダー統計

15人

第6回 令和元年11月10日(日曜日) 課題学習/【公開講座】講義(7)DV防止フォーラム

21人

第7回 令和元年12月7日(土曜日) 課題学習/講義(8)ネットワーク&身近な実践事例を知る

18人

第8回

令和2年1月18日(土曜日)

課題学習 中間報告会/交流会

19人

第9回 令和2年2月9日(日曜日) With You さいたまフェスティバル

17人

第10回 令和2年3月14日(土曜日) 講義(10)女性の社会参画 身近な実践事例を知る/成果報告会/修了式(開催中止)

場所:埼玉県男女共同参画推進センター
時間:毎回10時から16時

※第1回から第9回の講座内容につきましては、終了報告「女性リーダー育成講座 女性の声で地域を変えよう!(連続10回)をご覧ください。

成果報告会

  全10回の講座の集大成として、5つのグループが課題学習の成果報告を行う予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため開催中止となりました。残念ながら各チームの発表を聞いていただくことは叶いませんでしたが、受講生は最後まで頑張り、それぞれの思いをこめて成果報告を完成させました。概要は以下のとおりです。報告レポート及び発表資料もぜひご覧ください。 (写真は中間報告会の時のものです。)

1.「地域活動と防災~地域力を高めよう」ささえ愛

チームささえ愛 台風19号は県内にも大きな被害を及ぼした。これまでにも大きな災害が繰り返し起きている。そこでの経験はどう地域防災に活かされてきたのか。私たちの身近に起こった災害で、その経験は活かされたのか。そういった疑問から、「防災」をテーマに取り上げることにした。実態を知るために、地域での防災活動や学習会、自助の取組みへの参加といったフィールドワークと並行して、避難の実態と、意識を調査するため、アンケート調査を行った。その結果から、さまざまな問題点と今後の課題となることが見えてきた。課題の解決のためには、地域力を高めていかなければならない。そのために私たちにできることを提案する。

2.「ライフワークバランスの向上」バランスコーディネーター

チームバランスコーディネーター 社会全体で仕事と生活双方を調和させる「ワークライフバランス」が推奨されて久しいが、その実現には課題がまだまだ山積している。そもそもこれはワーク(仕事)が優先の考え方ではないのか。ワークを基準に考えていることによる弊害があるのではないか。ライフ(生活)を優先させた「ライフワークバランス」という考え方の方が私たちには合っているのではないか。実際、現状はどうなのか、企業側・従業員側双方にアンケート調査を行うこととした。 対象は女性活躍を推進している企業が中心だったにも関わらす、結果からは、企業側と従業員側での考え方の相違、また男女での考え方の相違が明らかになってきた。制度を整えるだけで満足しているのではなく、その先に必要なものは何か提案します。

 

3.「私たちにできるDV被害者支援」LEMON~Leader Motion Network

チームLEMON 児童虐待のニュースが頻繁に報道されている。背景にはDVが関係しているという。これらの悲惨な事件が二度と起こらないために、私たちにできることは何かないかとの想いから、このテーマを取り上げることとした。実態調査からは、相談や直接の支援にたどり着いている数値的なデータを見ても、潜在的な被害者がもっと多いことに想いがいたり、この問題の根が深いことを感じた。被害者側にも、精神的な暴力や経済的な暴力もDVであり、我慢しなくていいんだという認識が不足している現状も見えてきた。支援に取り組まれている団体等はあるものの、団体運営や人的側面で課題を抱えている。支援に繋げるためにも、私たちが明らかにすることで、一人でも多くのDVに対する正しい理解者を増やしたい。

4.「女性の政治参画につながる主権者教育」KOMON

チームKOMON 私たちは、現在の日本の政治を取り巻く社会的課題に「若者の低投票率」と「女性の政治参画の低さ」があると考える。その課題の解決策のヒントを探るため、若者を育てている教育現場、先駆者である女性政治家にインタビューを行うこととした。子どもたちへの主権者教育に取り組んでいる教育の現場では、政治を身近に感じられるような先進的な取組みを行っている学校もあり、大変興味深いものであった。しかし、内容は自治体や学校に任せられており、共通のプログラムで行われていないこともわかった。女性の政治家へのインタビューからも、主権者教育が必ずしも若者の投票につながっていない現状も見えてきた。そこで私たちは子どもたちが「未来は自分たちのもの」と学べるような主権者教育を提案する。

5.「わたしたちのディーセントワーク 人間らしい仕事をするために」なでしこワーカー

なでしこワーカー ILO(国際労働機関)では「働きがいのある人間らしい仕事(ディーセントワーク)」が提唱されている。ディーセントワークが進む海外の状況と、日本の現状を比較し、理想と現実のギャップを抱えている日本の女性の姿が見えてきた。女性たちはどんなことに働きにくさを感じ、どんなことを望んでいるのか、生の声を聴くためにネットによる記述式調査とインタビュー調査を行った。正規雇用、非正規雇用、フリーランス、専業主婦、立場は違ってもそれぞれに課題を抱えていた。時には生きづらさを感じるような働き方、私たちはそれを我慢するのではなく、働き方を変える方向に向かっていこうよというメッセージを伝えたい。そのために今私たちにできることを提案します。

受講生の声(一部抜粋)

  • 取り組んだテーマは、自分の関心とは少しずれていたが、やりたいこと、できること、問題意識を通し、地域活動を行っている方(団体)が、実際に行動をおこしていく過程に興味を覚えたことから地域活動チームに入り、「防災」について学んだ。メンバーの個性・考え方の違いをお互いが尊重することで、新たな発見・相乗効果が生まれることを実感できたことが嬉しく、チーム活動を行う際の良いイメージ作りができた。受講を通し、私自身の漠然とした構想を発信・行動に移すまでには、まだまだ考えを深めなければならないと痛感したが、良い指針を得た。
  • 今まで男女共同参画には興味ありませんでした。どちらかと言うと、女性は虐げられている、とか、男女平等と主張するフェミニストは自分からは遠い存在だと感じていたのですが、この講座を受けていく中で、今のままではいけない、日本女性が世界と比べると社会構造の中で物事を決めていく決定権を圧倒的に有していないことに危機感を覚えるようになりました。自分が子供を持っていることも大いに関係していると思いますが、現状を少しでも変えて子供達に世界は自分達の手で変えることができることを、親の背中を見せることで伝えていきたいと覚悟が決まりました。
  • 女性リーダー育成講座に参加して、社会問題に関わってきた方々のお話を伺えたことは、とても良い経験になりました。その多くの方々が社会的権力を持ちトップダウンで問題解決したわけではない。少人数からのスタートし、なかなか周囲の理解を得られない中でも情熱を持ち人の心を動かし活動を続け、成果を出している。その姿に大きなエネルギーをもらいました。見てみぬふりをする人が得をする社会ではなく、問題を解決しようと行動した人たちが報われる社会になってほしいです。そうなることを信じています。私も思いを持つ信頼できる仲間を増やし、自分のできることから活動していたいです。
  • 今回この講座のチラシを見たとき、参加しようかとても迷いました。色々考えたのですが、まずは参加してからだと思い申し込みをしました。今回講座に参加して多くのことを学ばせて頂き、とても有意義な時間を過ごすことができたので、やりたい事は挑戦するべきだと改めて痛感しました。それから、チームでの発表を成功させるためには、自分が何をするべきかを考えて、どうやって自分の考えを相手を不快にさせずに伝えることができるかを意識して行動するようになりました。

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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