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With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和元年度 > 第18回 With You さいたまフェスティバル

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ページ番号:174367

掲載日:2020年11月8日

第18回 With You さいたまフェスティバル

日時

令和2年2月7日(金曜日)13時から16時・2月8日(土曜日)10時から16時・2月9日(日曜日)10時から16時

場所

埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)

参加者

延べ2198名

  《内容》
  令和2年2月7日から9日の3日間、「第18回With You さいたまフェスティバル」を開催しました。
  県内で男女共同参画の視点を持って活動している52の団体が、女性の活躍、子育て、社会福祉、国際交流、環境問題など、さまざまなテーマについて、日頃の活動成果を講演、報告、劇、映像、展示などの形で発表しました。
  9日には、前国連女性差別撤廃委員会委員長で弁護士の林陽子さんよるフェスティバル講演会「世界は2030年に50%へ」を行いました。

2月7日(金曜日)13時から16時
●展示・ハンドワーク展(3階・4階交流サロン)

■2月8日(土曜日)10時から16時
●ステージでの舞台発表(セミナー室2)   
●ワークショップ(各セミナー室)
●展示・ハンドワーク展(3階・4階交流サロン)

■2月9日(日曜日)10時から16時
●ステージでの舞台発表(4階オープンスペース)   
●ワークショップ(各セミナー室)
●展示・ハンドワーク展(3階・4階交流サロン)
●フェスティバル講演会(セミナー室)

  参加団体数  52団体(舞台発表10企画、ワークショップ26企画、展示34企画)

  《参加者の感想》
  ・地味かもしれないが地道な活動で、とても大事な催しだと思う。応援したい気持ちでいっぱいです。(60代 男性)
  ・とても勉強になりました。これからの人生に大いに生かしていきたいと思います。若い人の教育が大切だとしみじみ思いました。(60代 女性)
  ・多くの関係者が活発に発信、交流しているのがすばらしいと思いました。(50代 女性)
  ・知らなかった情報や現実問題を知ることができたので良かったです。自分が無意識に固定観念にとらわれているのだなと思いました。(30代 女性)
  ・福祉について学んでいても知らない活動や団体があり、興味深かった。(20代 女性)

  

講演会

 

舞台発表

 

ワークショップ

 

展示発表

 

 With You さいたまフェスティバル 講演会
世界は2030年に50%へ
2月9日(日曜日)14時から15時30分 

林先生の写真

 

 北京会議から25年の変化

今年は、1995年の国連第4回世界女性会議(北京会議)から25年目です。この間、世界では、男女平等、男女共同参画という言葉よりも「ジェンダー平等」が主流になりました。男性と女性の格差は、生物学的なものではなく、社会的、文化的に作られたものであり、また性別は、男性、女性の二分法には包括されないという認識が生まれた結果です。加えて世界的な軍事化とジェンダーに基づく暴力の氾濫が課題となってきました。
現在、国連の女性の地位委員会(CSW)が、過去25年の女性の権利の変化について総括レポートを出すように各国に要請していますが、日本は未提出です。
2019年のジェンダーギャップ指数(政治・経済・健康・教育分野の男女平等度)で、日本は121位と、過去最悪の記録を更新しました。上位のほとんどは、北欧の税金が高い国々。女性の地位を上げるには、税金を集めて所得を再分配し、教育や医療、女性の支援に充てる必要があります。日本の順位が下がり続ける原因は、政策と予算の充てかた、人員に問題があります。日本は公務員の数が少ない、政策を遂行するには公務員が必要です。
男女の賃金格差の公表を義務化する国も増えています。日本でも女性活躍推進法を変え、開示を義務化すべきです。

 

ジェンダー先進国の成果と日本に残された課題
世界では、議会や取締役会でのクオータ(割り当て)制から一歩進んで、フランス語のパリテ(同数。50対50)が目標とされるようになりました。また、欧州評議会が採択したイスタンブール条約をはじめ、性暴力についての法律は、被害者中心に変わりました。
2019年ILO総会では、仕事の世界での暴力とハラスメントの根絶に関する条約が採択されました。ハラスメントにさらされやすいのは、福祉、教育現場。女性が多く働くこの分野でハラスメントを無くすことは、とても重要です。日本は条約の成立に賛成しましたが、批准はこれからです。
また、2016年の国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)審査では、民法(家族法)の改正と、複合差別への対策が優先課題として挙がっています。
2015年国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)では、目標のすべてにジェンダー視点が貫徹されるようにうたわれています。しかし、進捗レポートでは多くの課題が指摘されています。意思決定の中に女性たちが50%入り、優先的課題について声を上げていくことが、こうした状況の解決の糸口になります。その意味で、2030年に50%というスローガンはとても大事。この10年間にそれを実現できるよう日本でも努力が必要です。

講師:林陽子さん
<プロフィール>
弁護士。前国連女性差別撤廃委員会委員長。2018年には「ジェンダー政策に影響を及ぼす世界の100人」に選ばれた。共著書に『女性差別撤廃条約と私たち』(信山社、2011年)など。 

参加者の声

  • 世界の動きについて、国際的な舞台で活躍する方から直接の情報提供が得られて貴重でした。
    2010年から今までに社会が国が、自分がどう動いたか、10年間で何ができたかを考えるとあまり見えてこない。明日から何を始めるか、具体的な指針を持たないとまた何もしない10年が過ぎるゾ!(50代・男性)
  • 若い人たちが当事者意識をもって自信をもって生きていってほしいと切に思います。
    参加者が高齢化(前から)していますが、私たちの仕事は、若い人たちにジェンダー平等を広げていくこと、と改めて思いました(60代・女性)
  • ジェンダー平等が日本で進まないのはなぜだろう、と思っていたが、他の国がもっとリアルに実践している事態を知って納得しました。知ること、やれるはずと思えることがとても大事だと思い、そういう場をしっかり作っていかねば、と思いました。(50代・女性)

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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