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講座・イベント > 講座終了報告 > 平成28年度 > 小児がん医療と教育の現場から

月曜日から土曜日

9時30分から21時

日曜日、祝日

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毎月第3木曜日
年末年始(12月29日から1月3日)

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ページ番号:192466

掲載日:2018年10月20日

県民セミナー「小児がん医療と教育の現場から」

日時

平成28年9月24日(土曜日)13時30分から16時

場所 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
参加者

77名

内容

 毎年9月は「がん征圧月間」です。それにあわせて、小児がん拠点病院であり、今年12月27日にさいたま新都心に移転する、埼玉県立小児医療センターと共催で、小児がん治療と治療中の子どもへの学習支援に関するセミナーを開催しました。

Session1 小児がんを巡る最近の医療事情 

森先生講師:埼玉県立小児医療センター 血液・腫瘍科 医長 森 麻希子さん

 小児がんの特徴、治療内容や抗がん剤について、治療を受ける子どもたちの治療期間中の生活と教育環境についてお話がありました。全体を通して、病気や治療についての専門的な内容を分かりやすく解説していただきました。治療によって子どもたちが直面する問題に、各科の医師・看護師、相談支援センター、併設する特別支援学校、在宅支援相談室などが関わり、多面的に対応する小児医療センターの取組が紹介されました。

Session2 小中学生への教育支援と高校生への教育支援 

入院中の子どもの学校生活 ~病気の子どもの特別支援教育~

セッション2講師:埼玉県立岩槻特別支援学校 塚越 美和子さん

 塚越先生からは、小中学生の教育支援についてお話しいただきました。入院中でも、子どもたちは日々成長しているため、発達段階に応じた教育が必要であることや、入院中は病院以外の友人と過ごしたり、学習したりする時間が非常に大切であるというお話がありました。また、復学支援について、特別支援学校への転入時から地元の学校との関係を維持することの大切さや、復学支援会議をひらいて退院後の子どもがスムーズに地元の学校生活に移行できるように力を入れているというお話がありました。


(写真 / 左:竹村先生 右:塚越先生)

長期入院中の高校生への学習支援

講師:埼玉県立岩槻特別支援学校 特別支援教育支援コーディネーター 竹村 由香里さん

  竹村先生からは、高校生への学習支援についてお話しいただきました。小中学生に対する支援に比べると、長期入院中の高校生への教育・学習支援は進んでおらず、支援制度がある自治体も少ないという厳しい現状についてお話がありました。そのような中で、岩槻特別支援学校が大学と連携して、入院中の高校生への学習支援に積極的に取り組んでいることが紹介されました。

Session3 小児がんを経験した高校生の声

風見発表者:風見 豪さん

 小児がんを経験した高校生の風見さんから、自身の経験についてお話しいただきました。高校生で病気を発症し、将来への不安を感じたことや、入院生活で感じたこと、退院後に学業・体力・人間関係の面で厳しい現実にぶつかったことなどが語られました。風見さんの話の後は、塚越先生と風間さんの対話形式で、入院中の勉強や家族・友人との関係などについて話がありました。風間さんからは、入院は辛いけれど、退院後に楽しいことがあるし、いろいろな人、家族や友人が待っていてくれるので頑張ってほしいというメッセージが語られました。

参加者の声

  • がんには限りませんが、病気で入院中の子どもたちの教育の現場について、貴重なお話を聞けました。今後、小中学校に関わらず、高校生も教育を受けられるシステムができあがっていってほしいと願います。
  • 高校生風見くんの経験談を聞け、よかったと思います。彼が今後力強く将来を切り開いてくれることを期待しています。 
  • 小児がんと向き合いながら教育を受けている状況がわかりました。子ども達にとっては長い治療の中での生活が精神的にもとても重要なこともよくわかりました。今後高校生支援の充実に向け県や私立の高校とも連携が充実されていくことを願っています。

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター  

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3・4階

ファックス:048-600-3802

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