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立ち直った事例(不登校)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年9月4日更新

■中学2年生女子/相談者 母親/担任の先生と折り合いが悪く授業をほとんど放棄、母親が話をすると暴れ家に帰ってこなくなる

 中学2年生の女子。母親より、以前から電話相談があった。学校では、担任の先生と折り合いが悪く、部活動だけは出るものの、授業はほとんど放棄してしまって、数人の仲間と問題児になっているという。学校からは「家でしっかり指導してほしい、このままでは、援助交際をするかもしれませんよ」と言われるが、話しをすると暴れ、家に帰ってこなくなってしまう。母親は疲れ果ててしまっていた。相談の中で、学校からも親からも、「ダメダメ」ばかり言われているのでは娘さんはつらい、ということを、思春期のこども心にたって伝える中で、娘の良いところや娘のつらさを理解できるようになっていった。一人で悩んでいるのは親も苦しいので、自助グループである「非行」と向き合う親たちの会を紹介。その後は、「もっと居心地のいい家にしよう」、と母親も努力した。努力の甲斐あって、娘とぶつかることが減り、また家に帰らないこともなくなるなど改善が見られた。部活の先生にも協力してもらって、授業にも少しずつ出られるようになってきた。現在も、継続して相談しているが、完全な立ち直りまで後一歩のところまで来ている。

報告/NPO法人非行克服支援センター

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■高校生女子/相談者 母親/友人関係に悩み、高校に行かず喫煙・風俗店アルバイト等をする

 一人っ子のお嬢さんが、友人関係で悩み、高校には行かないと言い出した。その直後から、喫煙、男友達との交際などが始まり、さらには深夜の風俗店でアルバイトを始め、ついには腕に入れ墨まで入れてしまった。親として、このような娘を見て、「なんらかの事件に巻き込まれないか」と心配でならない日々を送っていた。親たちが集う「非行」と向き合う親たちの会に参加し、初めて他人につらさを語った。「学校に行くこと」にこだわっているお母さんと、「自分を認めて!」と願う娘との間にはすれ違いが感じられた。「非行」と向き合う親たちの会で、同じような体験をしてきた親と話し合うことで、パニック状態だった母親が少しずつ冷静を取り戻し、頑固な父親に対しても、我慢強く話を続けた結果、父親も少しずつ子どもを認めることができるようになってきた。親の敷いたレールを押し付けるのでなく、子どもに向き合うことが何よりも大事である。そのためには、親は思春期の子どもの心理を理解するとともに、親子のコミュニケーションをとる必要性を痛感し、そのための学習にも前向きに取り組んでいった。こうした努力が実を結び、次第に子どもの行動も落ち着いてくるようになった。

報告/「非行」と向き合う親たちの会 埼玉例会

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■中学生男子/相談者 母親/学校をサボりがちになり、他校の生徒とのケンカで鑑別所に送られた

 中学から学校をサボりがちになった男の子の母親。ついに、他校の生徒とのケンカで、少年鑑別所に送られた。子どもの仲間の母親と一緒に、チラシで知った「非行」と向き合う親たちの会の公開学習会に参加してきた。母親は、「自分の親としての力不足」ばかりを責めて泣いていたが、たくさんの悩む親たちと出会うことで励まされ、子どもの思いを聞いてあげられるようになろうと努力を始めた。少年事件に関する法律や制度を初めて知り、「もっと早く知っていたら」と後悔も。しかし、保護観察になった子どもと、焦らず、じっくり関わっていこうという決意ができ、明るくたくましくなってきた。

報告/「非行」と向き合う親たちの会 埼玉例会

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■男子/相談者 本人、親/息子の不登校と、乱暴な言葉や暴力に悩み、親子カウンセリングを受けた

 私は息子の不登校と、乱暴な言葉や暴力に悩み、少年サポートセンターで継続的な親子カウンセリングを受けました。

 相談員の方との相談を通じ、

  • 子どもを否定的に見るのではなく、努力している面を積極的に評価してあげること。
  • 子どもと一緒に考え、行動するなど、積極的な関わりを持つことが大切なこと。

などのアドバイスをいただき、子どもへの関わり方について考え直すきっかけとなりました。

 今では、息子も高校に入学し、元気に頑張っています。この間の私の誕生日には、「おめでとう」と声をかけてくれました。

 子どもとの関わりに自信が持てるようになりました。

報告/警察本部生活安全部少年課(少年サポートセンター)

■高校1年生男子/相談者 本人/高校の単位取得が難しくなり、あきらめて高校に行かなくなってしまった

高校1年生の男子から、「3月に高校を辞めることにした」という報告があった。理由を聞くと、「もう今から学校へ行ってもどうせ2年生になれない。高校に通っていても無意味なので、退学して働くことにした。」とのことであった。当時の彼の生活は荒(すさ)んでおり、1か月以上家に帰らなかったり、高校にも全く顔を出さなくなっていたようである。「このままでは、本人のためにならない」と考え、何度か本人との面談を重ね、学校に通うことの意義や高卒資格を取得することの必要性について粘り強く説いていった。本人も、だんだんと私たちの話に理解を示すようになり、「1度高校を退学したけれども、高卒資格だけは何としても取得しよう」という気持ちに変化していった。現在は、通信高校に通いながら、家業の手伝いをしているとのことである。生活も安定し、規則正しい生活に近づいてきているようだ。

報告/NPO法人教育支援協会連合会 東京支部

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■高校1年男子/相談者 担任教諭/クラスメートとトラブルになりクラスに入室できなくなってしまった

クラスで体育祭の各種目に出場するメンバーを決める際に、友人とトラブルになる。友人数名に非難され、本人は居たたまれなくなって、友人達に暴言を吐いてクラスをとび出し帰宅してしまった。それ以後、登校はできてもクラスに入れない日が続いた。担任から相談を受け、本人と面接をした。本人はコミュニケーションのとり方が下手な生徒で、日頃からトラブルを起こした友人達とはあまりうまくいっていなかった。本人の希望により心情を受け、友人達との面接を行った。友人達の話も聞いた結果、本人が暴言を吐いたことを謝罪することで仲直りすることになった。しかし謝罪したものの誠意が感じられないと言われたため、本人はまた帰宅してしまった。翌日心配した母親が、本人と一緒に学校に来たので面接を行った。母親の話によると、中学の時から友人とのトラブルがあるたびに母親が出て本人をかばっていたという。いつまでも親に頼っていては本人のためにならないとので、担任には、「今後は本人が自分の力で友人達と関係を修復していけることが大切なので、あせらず時間をかけていくこと」を約束した。 登校してクラスに入れなくても無理はさせず、自分のペースを保たせたり、仲の良い友達と接触する機会を増やすなどにより、徐々にクラスに戻れる雰囲気をつくっていった。その結果、次第に友人たちとの溝を埋めることができ、現在は問題なく登校してクラスに入っている。

報告/埼玉県ケースリーダー協会

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