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掲載日:2024年2月26日

薬剤部の紹介・特徴

薬剤部のご紹介

薬剤部の概要

薬剤部は、医薬品の供給や医薬品情報の提供を通じて、患者さんの健康回復のお手伝いをすることを目的としています。特に当センターは小児専門病院であるため、その特殊性に配慮した業務を心がけています。

薬剤部には、調剤室、注射薬室、無菌室、試験検査室、医薬品情報室があり、それぞれ専門的な業務を分担して行っています。また、薬剤管理指導業務や病棟薬剤業務にも取り組んでおり、小児薬物療法の最適化と安全の確保に努めています。この他、ICTやNST、PCTなどのチーム医療に薬剤師が参画して、多職種連携にも取り組んでいます。

薬剤部内は薬剤部門システムで統合され、院内の医療情報システムとオーダ連携することで薬袋や薬包紙、注射ラベルへの印字を行い、また、調剤時にはバーコード認証で薬剤の確認を行うなど、医療安全の確保と業務の効率化を図っています。

この他にも、小児治験ネットワークと連携した小児治験の推進と治験薬管理体制の強化、地域薬剤師会との院外処方箋疑義照会簡素化プロトコルの締結と連携推進、認定取得など専門性を有する薬剤師の育成、社会人研修や薬学生実務実習の受け入れなど、多方面の業務に積極的に取り組んでいます。

小児病院における薬物療法の特徴

小児病院では、新生児から中高生、AYA世代までの幅広い年齢層の患者を診療の対象としています。

成人と小児の医療を比べて根本的な違いは、小児では成長と発達が関わっていることです。このため、小児の薬物療法では、患者さんの年齢や発達段階に応じた、投与量の細かな調節に加えて、複数の規格や剤形が使用されています。基本的に小児患者に対する医薬品の投与量は、体重や体表面積をもとに決定されますが、適当な剤形が選択できない場合は、錠剤粉砕や脱カプセルを行って、散剤に剤形変更にして投与する必要があります。注射薬では基本的にキット製剤は使用できず、水分負荷の軽減で輸液の総液量を細かく調整しています。また、小児適応のない医薬品情報は少なく、入手可能な情報は限られています。さらに、服薬指導では小児患者の薬物療法に対する理解力や嚥下能力など、発達段階にも十分な配慮が必要です。

このように、小児の薬物療法ではこのような付加的な操作が多いため、小児調剤には煩雑で手間がかかるというイメージがあります。成人の薬物療法と比べると、複雑で繊細な小児薬物療法ですが、視点を変えれば、新生児から成人に至るまで、薬物療法の全般について幅広い知見を得ることができます。言い換えれば、小児薬物療法では多様な患者に対する薬物療法の選択肢を多く持つことができ、より多角的な視点から薬物療法を掘り下げることにもつながります。

薬剤部のおもな業務

調剤(処方・注射)、院内製剤、医薬品情報、薬品管理、TDM、薬物血中濃度測定、試験・検査、薬剤管理指導業務、病棟薬剤業務、治験薬管理業務、その他

業務指標(業務統計データ)

スタッフ紹介

役職

名前

副部長

嶋崎 幸也

副部長

石井 香織

副技師長

佐藤 直子

副技師長 片山 明香
副技師長 安西 佑太

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

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回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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