埼玉県立 小児医療センター > 各部門の紹介 > 診療技術部門 > 放射線技術部 > 骨密度/骨塩定量検査
ここから本文です。
掲載日:2023年4月27日
骨塩定量のご紹介
当センター放射線部で実施している骨塩定量検査は、DEXA(Dual Energy X-ray Absorptiometry)法といって、2種類のエネルギーピークをもったX線を照射し、透過前後のエネルギーの減衰率から骨塩量を計算によって求めます。検査には、おおよそ20から30分の時間がかかるため、未入学児では寝かせて検査することもあります。
測定部位 |
特長 |
短所 |
---|---|---|
全身 |
一度の測定で全身を測定することが出来ます |
おおまかな部位の計測は出来るが、ターゲットを絞った関心領域の設定が出来ない |
腰椎(正面) |
健常人の年齢分布報告あり再現性に優れています |
棘突起(腰椎後方にある突起する骨)が存在するため実際より高めの値になる 形態の構造変化の影響を受けやすい |
腰椎(側面) |
正面より海綿骨の値を反映しています |
年齢分布は未報告です 形態の構造変化の影響を受けやすい |
左橈骨(前腕骨のひとつ) |
皮質骨を反映しています |
皮質骨を反映しているため短期的な変動を測定するには不向きです |
大腿骨頚部 |
海綿骨を反映し老人では大腿骨頚部骨折の予測として重要です |
小児では測定部位が生殖腺に近いため、限られたときに測定しています |
骨塩定量(レポート)
生理機能検査室でも、超音波を用いた踵骨の骨塩定量測定を行っていますので、間違わないように気を付けてください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください