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掲載日:2023年4月27日
超音波検査のご紹介
超音波検査は、人間には聞こえないほどの高い周波数の音を使って体の断面を見る検査です。体の中に出された超音波は、骨や空気、臓器などに反射して山びこのように戻ってきます。骨や空気からは大きな音で、臓器などからは小さな音で戻ります。また、距離の近いものに反射すると早く、遠いものからは遅く戻ってきます。この音の大きさと時間の差を利用して画像にしています。超音波検査では、体の中を動画として見ることができるため、臓器の大きさや形態だけでなく、動きや血液の流れなどもリアルタイムで見ることができます。また、放射線による被曝も無く、患児の苦痛も少ない検査と言えます。しかし低年齢児にとっては、比較的検査時間が長く(平均15分程度)、室内の照明を暗くするため不安でもあります。そのため、アニメーションのビデオを見せたり、乳幼児には母体から発生する心音と同じような音を出す人形を傍に置いて、検査がスムーズに進行するよう努力しています。とは言ってもお子さんに一番安心感を与えられるのは、ご家族の方が傍にいてあげる事ですので、検査時の同室にご協力をお願いしています。
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