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小児医療センター > 各部門の紹介 > 保健発達部門 > 夜尿・遺尿外来(考え方)

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掲載日:2018年2月15日

夜尿・遺尿外来(考え方)

1.尿のでき方と膀胱の仕組み

尿は腎臓で血液から作られています。尿の量は摂取した水分量と蛋白質、塩分量および脳下垂体から分泌されている抗利尿ホルモン(腎臓に働き尿を少なくするホルモン)により調節されています。

腎臓で作られた尿は膀胱で一定時間貯められます。膀胱での尿の貯めは自立神経(交感神経および副交感神経)および随意神経により支配されている膀胱壁と括約筋の働きで行われます。尿を貯めるときには交感神経が膀胱壁を弛緩し、括約筋が収縮します。尿を排出するときには副交感神経が膀胱壁を収縮し、括約筋は弛緩します。

排尿は体の成長とともに日内リズムが作られます。夜間(睡眠中)は昼間(覚醒時)に比べて排尿を少なくする2つのメカニズムが存在します。ひとつは夜間は抗利尿ホルモンの分泌が昼間の2倍程度に増加し、尿量を昼間の尿量の60から70%前後に減らしています。

もうひとつは夜間は副交感神経の緊張がゆるみ、膀胱での尿を貯める力(膀胱容量)を昼間の1.5倍程度に増加しています。このような夜間尿量の減少、夜間膀胱容量の増加は成長とともに発達し、3から4歳を過ぎると大部分のお子さんの夜間尿量は朝まで自分の膀胱に貯めることができるようになります。

昼間、夜間の排尿メカニズムの図

2.夜尿症とは

夜尿症のお子さんは抗利尿ホルモンによる夜間睡眠中の尿量が減少あるいは膀胱容量の増加が未発達なために、睡眠中の膀胱容量以上に尿ができるため睡眠中に尿意が発生し、子どもは生理的に眠りが深いために尿意では覚醒することができずに夜尿となります。

夜尿に対する基本的な考え方の図

夜尿症の病因である夜間尿量減少あるいは膀胱容量増加の排尿機構の未発達は遺伝的要因にもとづく発達の個人差です。夜尿症の子どもたちは身体発達、性発育、骨発育いずれもがのんびりしており、特に小学校低学年までその傾向が目立ちますが、中学生以後は発育を取り戻しているようです。一般的に夜尿症の病因と考えられている幼少時の養育方法、しつけ、トイレットトレーニングあるいは本人、親の性格、生活環境、などの心理的要因は関係ない場合が大部分です。

夜尿症は遺伝的要因が背景にあり、身体的発達全般がのんびりしており、特に夜間睡眠中の排尿機構(夜間尿量の減少あるいは膀胱容量の増大)の発達がスロースターターであると言えます。

夜尿症の病因の図

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