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掲載日:2024年2月15日

整形外科

特色・専門分野 

  • 当科では、骨や体の柔らかい部分のいたるところにできる「できもの」の診断と治療を行っています。
  • 良性腫瘍の治療も行います。「様子をみてよい」と言われたことのある患者様も、専門的に治療の適応を判断しますのでご相談ください。
  • 良性か悪性かわからない腫瘍でも、診療をお引き受けしています。
  • 「希少がん」の治療を行っています。サルコーマ(肉腫)、癌肉腫、良悪中間の腫瘍などと診断された患者様に対して、チーム医療を提供しています。
  • 当科では他の取り組みとして、当院で治療を行うすべてのがん患者様の「骨と筋肉の健康ケア」の役割を担っています。詳しくは「がん運動器診療への取り組み」の項目をご覧ください。

最新情報 

  • 病院情報局DPC全国統計(https://hospia.jp/dpc)にて当センターは、2021年(2024/2/13検索時点の最新データ)のデータにおいて骨悪性腫瘍手術数 全国第3位、四肢・体幹軟部悪性腫瘍手術数 全国第10位でした。

  • 2024年2月、五木田医師が日本サルコーマ治療研究学会 広報・アドボカシー委員に就任しました。

  • 2024年2月9~10日、第7回日本サルコーマ治療研究学会学術集会において五木田医師が「当センターにおける婦人科領域肉腫の治療体制」の発表を行いました。

  • 2024年1月より、「がんエクササイズ外来」および「がんエクササイズ外来(セカンドオピニオン)」が開設されます。多くの研究によって、がん患者さんの「運動」に効果があることがわかっています。行うべき運動をアドバイスいたします。

  • 2023年10月31日~11月4日 CTOS Annual Meeting, Dublin, Irelandに参加しました。

  • 2023年10月19日~ 21日、第 61 回日本癌治療学会学術集会において小柳医師が「骨粗鬆症検査と治療介入が推奨されるがん患者の特徴」の発表を行いました。

  • 2023年10月16日 整形外科、乳腺外科、乳腺腫瘍内科、リハビリ部門、乳がん認定看護師、外部メンバー(アスレチックトレーナー、伊奈病院整形外科、リハビリテーション部門)から構成される、乳がんエクササイズ・ワーキンググループが発足しました。乳がん患者様のための、エビデンスに元づく “効果のある” エクササイズ発信を目指して活動しています。

  • 2023年10月14日、第 7 回伊奈町骨粗鬆症予防市民公開講座にて、五木田医師が「がん患者さんのための骨粗鬆症予防の重要性」の講演を行いました。

  • 2023年10月4日~ 7 日、第14回 Asia Pacific Musculoskeletal Tumor Society Meeting 台北,台湾にて、小柳医師が「Identification of independent risk factors for osteoporotic vertebral fractures in cancer patients without bone metastasis」の発表を行いました。

過去のお知らせはこちら

骨や軟部の「できもの」の診断方法

  • 良・悪性の判別は、たとえ“脂肪のかたまり”であっても画像検査ですべてを決めることはできません。当科では腫瘍の正確な良悪性診断を行っています。
  • 体の柔らかく浅い部分にできた腫瘍は、できるだけ外来で針生検を行います。良悪性の診断結果が出るまではおよそ1~2週間かかります。骨の中や体の深部にできた腫瘍は、CTガイド生検や全身麻酔での切開生検を行う場合があります。診断方法は担当医にご相談ください。

サルコーマとは? 

  • 肉腫(サルコーマ; Sarcoma )とは骨や軟部組織に生じる悪性腫瘍で、よく知られている肺癌や胃癌といった粘膜などの表面から出た「癌」と異なり、全悪性腫瘍のうちの1%前後と稀な病気です。軟部組織とは脂肪、筋肉、腱、神経、血管などを指し、これらは全身に含まれる組織であるため、肉腫(サルコーマ)は、手足や体幹部(胸部・腹部・腰・背中)など体のあらゆる部位に発生します。当科では発生部位によらず、肉腫(サルコーマ)の診療に当たります。詳しくは希少がん・サルコーマセンターをご覧ください。

肉腫(サルコーマ)の基本的な知識と、当科で行う手術療法について、以下の動画を参考としてください。    

 

第43回埼玉県民のための「がんの集い」「希少がんサルコーマ(肉腫)の整形外科治療」 五木田医師講演

 

 

希少がん・サルコーマ ホットライン

 「希少がん」・「サルコーマ(肉腫)」・「がん肉腫」と診断されお困りの患者様に電話・メール相談窓口を設置いたしましたのでご利用ください。医療者の方もご利用可能です。

 ご相談の例)
  ・手足や背中、腹部などに“悪性かもしれない”と言われたしこりがある、、、
  ・都内で治療をしているが、同じ治療を当センターでできますか?
  ・「がん」か「肉腫」か、はっきりしない腫瘍と言われた、、、
  ・手術で取れない「サルコーマ(肉腫)」と言われたがどうか、、、
  ・遺伝子パネル検査について聞いてみたい、、、
 

<希少がん・サルコーマメール相談窓口>
g.sarcoma@saitama-pho.jp

 

*氏名、メールアドレス、電話番号、患者年齢、性別、現在の治療施設名、病名を必ずご記載ください。
(記載のないメールには回答をすることができません)

 * 当センター受診に関するご相談をお受けしています。
 * センター受診の場合には、診療情報提供書が必要です。
 * メールの返信には数日~1週間程度いただくことがあります。
 * 現在治療中の患者様の、身体症状についてのご相談はできません。


<希少がん・サルコーマ電話相談窓口>
  地域連携・相談支援センター
  048-722-1111(代表)

sarcoma

治療可能な腫瘍の一覧

骨軟部腫瘍は多数の組織型からなりますが、非常に稀な「希少腫瘍」を含めてほとんどすべての病名に対応可能です。以下、当科で治療可能な主な腫瘍名を記載します。

 当院で治療可能な腫瘍の一覧(PDF:112KB)

臨床試験の取り組みについて

当科では、以下の多施設共同研究グループに参加し、癌に対する標準治療の確立、進歩のために研究協力を行っています。

日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG:Japan Clinical Oncology Group)

骨軟部肉腫治療研究会(JMOG:Japanese Musculoskeletal Oncology Group)

日本小児がん研究グループ(JCCG : Japan Children’s Cancer Group)

これまでの共同研究実績へ(準備中)

診療実績・業績 

診療実績

2020年・2021年診療数(PDF:154KB)

2018年度(PDF:198KB)

2019年度(PDF:226KB)

がん運動器診療への取り組み

がん患者さんの骨や筋肉の状態が良くなれば、生活の質は改善し、がんと闘う力が向上します。当院では、がん患者さんの運動器を支えるための新たな取り組みを続けています。

・骨を強くする治療 がん骨粗鬆症外来

・骨転移の相談 ~骨転移外来

・入院患者さんの運動器障害を見逃さない がんロコモ回診

がん骨粗鬆症とは?

 がん患者さんはホルモン治療やステロイド、抗がん剤など治療薬の影響により骨粗鬆症になるリスクが高いと考えられております。骨粗鬆症になると大腿骨骨折や脊椎圧迫骨折をきたし、歩行ができなくなり、がん治療が制限され、がんの悪化につながります。したがって、がん患者さんにとって骨粗鬆症検査、治療は特に重要なのです。

骨転移でがんが見つかったら?

 腰痛、手足のしびれで検査をしたら骨転移が見つかった。このようなケースでは、骨に転移したがんを早く調べて、治療を開始することが望ましいです。当院では内科など他科の先生方とも協力して速やかに原因となるがんを診断し、治療を開始します

がんロコモとは?

 がん患者さんが、運動器の障害により歩きづらくなる病態のことを「がんロコモ」といいます。ロコモとは運動器という意味で、運動器症候群(ロコモティブシンドローム)とも呼ばれています。当院では「がんロコモ回診」を通して、患者さんの歩行機能の回復を目指しています

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外来のご案内 

・当科では院内・外のがん骨転移患者さまを診療するための、骨転移関連診療を行っています。他施設において、すでにがんの治療を行っている場合の骨転移治療については、お引き受けが可能かどうか、当科にご相談ください。

・希少がんであるサルコーマ患者さまについては、サルコーマ初診外来を行っています。未治療の方はもちろん、他施設の切除後の方抗がん剤治療後の方なども診療をお受けしています。詳しくは希少がん・サルコーマセンターをご覧ください。

・2023年4月より、済生会川口総合病院整形外科部長 沼野医師による脊椎腫瘍外来が始まりました。
・2023年5月より、東京医科歯科大学運動器外科学 古賀英之教授による膝関節外来が始まります。
・2023年6月より、北水会記念病院 平澤直之院長による股関節外来が始まります。

・2020年1月22日より、がん研有明病院元顧問、元整形外科部長、日本整形外科学会名誉会員の川口智義先生の初診外来を開設致しました。

・2021年1月1日より、「がん骨粗鬆症外来」を開設しました。ホルモン治療、ステロイド治療、長期入院による運動量低下を原因とする骨粗鬆症治療を行っています。

地域における当科の役割

骨軟部肉腫(サルコーマ)や骨転移診療を専門とする医師は全国でも限られ、

 200人程度と非常に少ないのが現状です。埼玉がんセンター整形外科は、このような特殊な診療を行うスペシャリストであり、全県的に患者様の診療をお受けし、時には県外の患者様の治療もお引き受けして地域医療に貢献しています。また当院では、以下の医療機関と連携し、幅広い診療を提供しています。

〇がん研有明病院;患者様の希望に応じて、迅速な患者紹介を行う体制が整っています。

〇独協医大埼玉医療センター;五木田医師、小柳医師が、骨軟部腫瘍専門外来の診療支援を行っています。

〇東京医科歯科大学;高度な技術を要する運動器外科手術において、相互の技術支援を行っています。

〇栃木がんセンター;五木田医師が骨軟部腫瘍診療アドバイザーとして支援を行っています。

〇済生会川口総合病院;転移性脊椎腫瘍による重度の麻痺症状のある患者様で、緊急・準緊急の手術を要する方は、同院に転院の上で手術を受けていただいております。術後に再び当院に戻り、リハビリや放射線治療などのがんの治療を継続します。

外来担当表 

※骨軟部腫瘍診療担当医:五木田茶舞、小柳広高、澤村千草、眞鍋淳(非常勤)、川口智義(非常勤)

  診療科目   月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
整形外科 五木田 茶舞 五木田 茶舞 初 澤村 千草 再 小柳 広高 川口 智義 初
小柳 広高 澤村 千草 初 眞鍋 淳 本村 陸真 再 澤村 千草 初
眞鍋 淳

がんエクササイズ外来

本村 陸真 再 がん骨粗鬆症外来 再 がん骨粗鬆症外来
本村 陸真 再   辻野 昭平 再 沼野②④ 古賀④(奇数月)
徳元 友哉 再   がん骨粗鬆症外来  初 徳元 友哉 再 平澤⑤
がん骨粗鬆症外来   骨転移 骨転移  
リハビリ(毎日)        
骨転移        
サルコーマ外来        

※医師名に「初」の記載があるものは「初診」のみ、「再」は「再診」のみ、記載がないものについては初・再診ともに行っています。

※数字の記載のある診療は、週によって担当医が異なります。(➀=第1週、➁=第2週、……)

スタッフ   

五木田 茶舞 ゴキタ タブ

五木田DrR3科長兼診療部長/平成11年 弘前大学卒

専門

骨軟部腫瘍

サルコーマ

がんの骨転移

がんロコモ(がんによる運動機能低下や骨粗鬆症など)

がん患者のエクササイズ
AYAがん患者支援

資格

日本整形外科学会専門医・指導医

日本整形外科学会 認定骨軟部腫瘍医

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

日本サルコーマ治療研究学会 評議員

東京医科歯科大学医学部 臨床准教授

北関東骨軟部腫瘍ネットワーク研究会 共同代表

特定非営利活動法人 骨軟部肉腫治療研究会 幹事

関東骨軟部基礎を語る会 幹事

埼玉県央がんロコモネットワーク研究会 代表

埼玉整形外科研究会 常任理事

埼玉県整形外科勤務医部会 幹事

埼玉骨軟部腫瘍研究会 世話人

埼玉県小児固形腫瘍研究会 世話人

日本サルコーマ治療研究学会 広報・アドボカシー委員

埼玉県小児がん診療病院連携協議会 委員

AYAがんの医療と支援のあり方研究会 学術・プログラム委員

重粒子線治療・骨軟部腫瘍専門部会員

軟部腫瘍診療ガイドライン委員

デスモイド診療ガイドライン委員

がんロコモドクター

Teladoc社「The Best Doctors in Japan2022-2023」選出

小柳 広高 コヤナギ ヒロタカ

小柳Dr整形副部長/平成12年信州大学卒 東京医科歯科大学大学院卒

専門

骨軟部腫瘍

がん運動器診療

資格

日本整形外科学会 専門医・認定医

医学博士(東京医科歯科大学)

埼玉骨軟部腫瘍研究会 幹事

日本リハビリテーション学会会員

関東整形災害外科学会会員

東日本整形災害外科学会会員

日本サルコーマ治療研究学会会員

がんリハビリテーション講習会 修了

日本癌治療学会会員

悪性骨腫瘍ガイドライン委員

身体障害者福祉法指定医

臨床研修指導医

東京医科歯科大学 整形外科 非常勤講師

澤村 千草 サワムラ チグサ

澤村副部長/平成11年 東京医科歯科大学卒  東京医科歯科大学大学院卒  ハーバード大学公衆衛生大学院卒

専門

骨軟部腫瘍

転移性骨腫瘍

小児の骨軟部腫瘍

資格

日本整形外科学会専門医

日本がん治療認定医機構認定医

医学博士

米国骨軟部腫瘍学会会員

本村 陸真 モトムラ リクマ

医員/平成30年 日本医科大学卒

専門

整形外科

徳元 友哉 トクモト ユウヤ

医員

 

眞鍋 淳 マナベ ジユン

写真:眞鍋 淳非常勤/昭和53年東京医科歯科大学卒/1984年~2010年 癌研究会附属病院整形外科勤務 2010年4月~2017年3月 埼玉県立がんセンター 整形外科科長兼部長 2017年4月~現職

専門

骨軟部腫瘍の診断と治療

資格

東京医科歯科大学整形外科 臨床教授

日本整形外科学会整形外科専門医・指導医

脊椎脊髄病医

日本がん治療認定医機構 暫定指導医・認定医

埼玉骨軟部腫瘍研究会代表世話人

関東骨転移研究会代表世話人

医学博士 

川口 智義 カワグチ ノリヨシ

整形外科川口智義非常勤/昭和42年 熊本大学医学部卒

専門

骨軟部腫瘍

資格

日本癌治療学会名誉会員(功労会員)

日本整形外科名誉会員

優秀専門臨床医

医学博士

日本整形外科学会 認定医

 

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お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

※※お問い合わせフォームご活用時の注意点※※

上記フォームからの受診や治療等に関するお問い合わせについては、医療上の安全確保のため回答しておりません。
受診や治療等に関するご相談は、患者サポートセンターへ直接お電話でお問い合わせください。
担当の者が内容を伺い対応させていただきます。
なお、既にがんセンターを受診している方の場合は、診療科外来へお問い合わせください。

【患者サポートセンター連絡先】
電話番号:048-722-1111(代)※「患者サポートセンターに相談したい」とお伝えください。
受付時間:平日9時~12時、14時30分~15時30分

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