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埼玉県立がんセンター > 臨床腫瘍研究所 > 研究所プロジェクト紹介

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掲載日:2023年9月29日

研究所プロジェクト紹介

がん予防

・Aryl hydrocarbon receptor (AhR) の大腸がん抑制機能の解析・ヒトがん細胞の体外培養
 私たちは実験動物を用いた研究から、AhR遺伝子をもたないマウスの盲腸にがんが生じることを発見しました。このことから、この遺伝子にはがんを抑制する機能があることが考えられます。がん抑制メカニズムを知ることが、がんの予防につながると考えています。

・エピゲノムの状態からの細胞分化およびがん化の原因遺伝子の網羅的解析
 本研究では、網羅的なオミクスデータ解析により、細胞分化を引き起こした原因となったエピジェネティックな変化を特定する解析手法を開発することを目的としています。

・CAR-T療法における抗腫瘍効果の向上とその分子メカニズムの解明
 最近のがん治療において、外科的切除、薬物療法、放射線療法に次ぐ第4の治療法として免疫療法が注目されています。免疫療法は生体内の免疫を強めることによって抗腫瘍効果を得る治療法です。

 

がん診断

 ・乳癌内分泌療法の耐性機序の解明
 乳癌の3分の2はエストロゲン受容体を発現し、内分泌療法の対象となりますが、治療耐性を獲得する症例も少なくなく、私たちは内分泌療法耐性のモデル細胞株を樹立して耐性獲得のメカニズムを解明するとともに耐性と関連する血液中のmiRNAの解析を行っています。


・がんの網羅的ゲノム解析による新しい診断・治療法の開発
 
網羅的ゲノム解析とバイオインフォマティクス解析を用いて、がんの分子的特徴を詳細に調べ、Precision Medicine(精密医療)導入のための診断・治療マーカーの検索や、がんの悪性化関連遺伝子の探索を行っています。


・小児腎腫瘍の発生・進展に関与するgenetic・epigenetic異常の解明
 ー小児腎腫瘍の基礎から臨床へー 小児腎腫瘍を対象として新規原因遺伝子や予後予測因子の探索をおこない、診断や治療の橋渡し研究を行っています。

 

がん治療

・難治性の神経芽腫のがん幹細胞特異的な新規治療法の開発
 
がん悪性化に関わるがん幹細胞に特徴的なシグナルや転写のメカニズムを明らかにして、新規治療法の開発を行っています。


・がん悪性化に関わるエピジェネティックな修飾機構の分子メカニズムの解明
 
遺伝子の変異を伴わないがんにおける発がん機構を解析し、より効果の高い治療法へつなげるための研究を行っています。


・神経芽腫における新規変異型キナーゼの機能解析と標的治療の検討
 高リスク群神経芽腫症例のゲノム解析から新規変異型キナーゼを同定し、その遺伝子に対する分子標的治療の研究開発を行っています。


・iPS細胞由来神経堤細胞を用いた神経芽腫発がん誘導機構の解析
 本研究では、神経芽腫における発がん誘導機構を明らかにするために、iPS 細胞を NCC に分化させ、その細胞をがん化させる試みをしています。
 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター   臨床腫瘍研究所
郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室818番地
電話:048-722-1111 (内線7504)

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