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平成18年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文


県立高校の中途退学について

本澤安治議員(自民)
 平成16年度の埼玉県公立高等学校における中途退学者の状況は、全日制・定時制合計 で3723人、2.9パーセントで、全国平均の2パーセントを大きく上回っており、深 刻な状況であります。埼玉県の特徴として、公立と私立の合計の中途退学率が大阪に次い で全国で2番目に高いということは、もともと高校生活に熱意がない、授業に興味がわか ないなどを理由とする中途退学者が多いこと、さらには1年で退学者の割合が高いことな どが挙げられております。
 こうした現状を踏まえ、平成17年度に県教育委員会は中高の校長、教員やPTAを含 めた各界の教育関係者で構成する高等学校教育振興協議会に中学校教育と高等学校教育の 望ましい接続の在り方を諮問していますが、時宜を得たものであります。私も、昨年度は 委員長として協議のまとめ役を務めてまいりましたが、平成18年度は新たな委員長のも とで、この秋の答申に向け、精力的に検討協議を進めているところと聞いております。是 非とも、県内各界各層の英知を結集して、実効のあるすばらしい答申をまとめていただき たいと願ってやみません。
 さて、そこで質問いたしますが、中途退学問題の解決には実際に高校を中途退学した生 徒の生の声を中途退学問題対策の検討に生かすべきものと考えております。県では平成1 2年度以来、5年ぶりに中途退学者への追跡調査を実施し、その結果を公表しております が、この調査で明らかになった課題は何か、また、その課題解決に向けて今後どのように 対策を講じていく予定なのか、教育長にお尋ねをいたします。


島村和男 教育長
 「県立高校の中途退学について」のうち、「中途退学の追跡調査で明らかになった課題」についてでございますが、 今回の追跡調査結果では、退学した多くの生徒が、高校で学ぶ意義を見いだせないままに入学していること。また、成績や出席状況により、進級できなくなり、退学している状況があること。
 学校の生徒指導に不満を持ち、退学していく者もいること。さらには、生徒間のみならず、教員との人間関係が構築できずに、不登校から中途退学に至る例など、本県における中途退学の実態が報告されております。
 これらのことから、中途退学防止のためには、中学校と高校の「接続」の部分が、課題であると考えております。
 次に、「その課題解決に向けた今後の対策」についてでございますが、中途退学問題は、本県教育行政の重要課題でございます。
 県では、すでに、平成20年度までに、全国平均レベルまで中途退学率を減少させるという数値目標を立て、高校1年生を中心とする就業体験の推進などに努めております。
 また、お話のありました高等学校教育振興協議会において、中学校と高校の接続の在り方について、昨年度に引き続き協議をすすめていただいております。
 委員の皆様からは、中学校の進路指導の充実、生徒に夢や希望を与え、学力をつける取組、高校での就業体験、高校入試の在り方、中高の教員連携についてなど、様々な意見を頂戴しております。
 引き続き御協議いただき、秋には、答申をいただく予定になっております。
 この答申を尊重するとともに、市町村教育委員会など関係機関とも連携を図りながら、実効のある具体的な方策を定め、中途退学防止に積極的に取り組んでまいります。

・上記質問・答弁は速報版です。
・上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。

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