| Q |
PTA制度は日本の教育制度になじまない。 教師の体罰事件が新聞紙上をにぎわした。 なるほど体罰はほとんどなくなったという。 マスコミに押し切られた格好だ。 果たして教育は正常化されただろうか、 現実は逆である。 生徒の横暴を生む結果となり、 荒廃の度合いは増しているという。 教育の場は規律を重んじ、 精神的な苦痛を超越し、 欲望を抑え、 学問と人としての道を学ぶところである。 学校は、 この原点にのっとって全責任をもって生徒を教育し指導する立場にある。 特に義務教育において、 PTAをバックにした父兄が担任の先生の批判や学校にとやかくの注文をつける、 先生は、 批判や非難から逃れるために父兄の人気取りに走ったり、 いやけを覚え、 教育に対する情熱を失っていく。 学校は家庭生活の延長ではない、 このことが父兄に理解されていない。 教育崩壊の大きな要素の一つになっている。 戦後、 アメリカの物まねとして導入したPTAの制度は、 日本の教育の風土になじまない。 戦後50年の教育の歴史が物語っている。 教育改革が求められている今こそ、 戦前の教育のように、 人間社会の理想となる心の柱となるものを確立すべきである。 戦後教育には心の柱がないまま50年が経過した。 その結果が、 ただ今申し上げたように、 教育の荒廃を生む大きな要因となっている。 民族性とか国民性といった国家意識のない国は滅亡するということは、 だれもが知っていることだ。 今の教育を見て、 私はそんな予感がしてならない。 国家意識と言えば、 県議会の議事堂に国旗が掲揚されていないのも残念なことだ。 早く掲揚してもらいたい。 以上の問題については、 国に申し上げるものは強く申し上げ、 教育の出直し的な改革に取り組むよう、 また、 自由民主党県議団から提出されている、 教育局に対する組織機構改革の取組についても、 併せてお尋ねいたします。 以上については、 教育長に御所見を承りたいのであります。
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| A | 荒井桂教育長 御案内のとおり、 PTAは、 戦後間もなくGHQの働きかけによりまして、 文部省が設立を奨励したものでございます。 発足当時は、 PTA制度に対して国民がなじめない面もありましたので、 昭和42年には、 日本の実情に応じたPTA活動とするため、 従前の学校後援会的な性格を改め、 本来の目的と活動を明らかにした父母と先生の会の在り方についてという社会教育審議会報告がまとめられ、 これが今日もPTA活動の基本的な指針となっているところでございます。 現在、 PTAは、 児童・生徒の健全育成のために、 学校行事についての協力や校外での交通安全指導、 生活指導、 環境浄化活動など極めて多様な活動に取り組まれております。 また、 各PTA連合会におきましても、 PTAへの研究委嘱を行い、 その成果を発表することや、 薬物乱用防止のための研修会を開催するなど、 時代に即応した新たな活動を積極的に展開されております。 したがいまして、 県教育委員会といたしましては、 今後とも、 親と教師が協力しながら、 児童・生徒の健全な成長を図るPTAとなりますよう、 また、 御懸念のような状況に十分配慮しながら、 各PTA連合会などへの指導・助言に努めてまいりたいと存じます。 未来を担う子供たちに、 国家及び社会の形成者として求められる豊かな人間性をはぐくみ、 一人一人が生涯にわたりその能力を最大限に発揮できるようにすることは、 教育に課せられた重要な使命であるとの認識のもと、 今、 国を挙げての教育改革が全力を挙げて進められているところでございまして、 今後とも、 不易と流行の均衡と調和を図りつつ、 教育立県彩の国の実現に鋭意努めてまいりたいと存じます。 最後に、 組織と機構改革の取組についてでございますが、 県教育委員会におきましても、 知事部局における組織改正に対応し、 簡素で効率的な組織の整備につきまして検討を行っているところでございます。 このたびの教育局における行政改革に関する御提言につきましては、 大変貴重なものとして真しに受け止めております。 県教育委員会といたしましては、 御提言の趣旨を踏まえ、 直ちに実行可能なものは平成10年4月から、 十分な検討と準備を要する抜本的な改革につきましては平成11年4月、 又はそれ以降、 計画的に実施できますよう鋭意検討を進めてまいりますので、 御理解を賜りたいと存じます。
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| Q | 再質問
それから、 今、 PTA制度は日本の教育制度になじまない。 これはアメリカの物まねなんだから、 日本に帰化した文化にでもなればよかったけれども、 戦後教育を見てみれば、 あのとおり、 結果的には良くないということを歴史が物語っている。 日本の教育の風土になじまない。 だから、 これは廃止して、 今教育長が述べられたように、 教育勅語ではないが、 良いところは残して、 そして衣替えをする必要がある。 もう戦後五十年が経過しているんだから、 このまま行ったら、 日本の国はアメリカ型社会になってしまう。 だから、 ここで改革するものは改革してもらいたい。 制度の問題ですから、 国のほうへ強く要望していただきたい。
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| A | 荒井桂教育長 先ほど申し上げましたように、 多くのPTAが児童・生徒の健全育成のために極めて重要な活動に取り組んでいるところでございます。 特に今日、 学校、 家庭、 地域社会の連携が強調されます中で、 その架け橋としてPTAへの期待はますます高まっているところでございますので、 引き続き、 PTAの一層の活性化に向けて指導助言に努めてまいりたいと存じますので、 御理解を賜りたいと存じます。 |