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総合リハビリテーションセンター > リハビリテーション病院のご案内 > 主な脊椎・脊髄疾患と治療方針について

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掲載日:2019年6月4日

主な脊椎・脊髄疾患と治療方針について

脊椎とは、くびから腰までの背骨の部分で、体や頭を支える役目があります。また、脊椎の中には神経(脊髄、馬尾神経)が通っており、これらの神経の働きによって、脳の命令通りに手足を動かしたり、手足で察知した感覚を脳に伝えたりすることが可能になります。また、排便や排尿をうまくコントロールするためにも、これらの神経の働きが必要です。

  年を取るにつれて、脊椎は変性、老化してゆきます。これは誰にでも起こる変化です。椎間板という骨と骨との間のクッションや、椎間関節という脊椎の関節の軟骨が徐々にすり減り、椎間板や椎間関節の近くの骨は出っ張ったり、分厚くなったりします。変性によって脊椎が障害されると、くびや腰に痛みを生じることがありますが、神経が障害されている症状が手足などにみられなければ、通常手術は行わず、薬物療法、運動療法、装具療法などの保存療法で対処します。多くの場合で保存療法が有効ですが、なかには疼痛が慢性化する場合もあります。

くびや腰の痛みが、外傷(骨折や脱臼などのけが)、腫瘍(がんの転移など)、感染(ばい菌がつくこと)などによる場合には、原因に応じて、適宜手術や特別な治療を行います。

ここからは、神経が障害されておこる、よくある病気について解説します。

 頚椎症性神経根症

くびの骨(頚椎)の変性によって、脊髄から枝分かれした神経根という部分が圧迫され、障害されると、手の指や腕、肩に痛みやしびれが生じます。たいていは薬物療法などの保存療法が有効ですが、治療に数か月間を要することもあります。筋力低下が著しいなどの場合に手術を行うこともあります。

 頚部脊髄症

くびの部分で脊髄(神経)が圧迫・障害されることによって、手足のしびれや運動障害が生じます。くびの骨(頚椎)の変性や頚椎後縦靭帯骨化症という病気などが原因になります。字が書けない、お箸が使えない、杖がないとふらついて歩けない、などの症状がある場合には手術をお勧めしています。手術は後方から神経の通り道を広げる、椎弓形成術(脊柱管拡大術)という手術が一般的です。症状が軽くても、転倒などを契機に、重篤な麻痺が生じることがありますので、転ばないように細心の注意を払うことが肝要です。

腰椎椎間板ヘルニア

腰の骨と骨の間のクッションの役を果たしている、椎間板という組織は、タイヤの中にゼリーが詰まったような形態をしています。このタイヤが出っ張ったり、タイヤが裂けて中のゼリーがはみ出したりして、神経を圧迫・障害すると、下肢や臀部に痛みやしびれが生じます。ヘルニアの場所によって、神経痛のおこる場所も多少異なりますが、坐骨神経痛という、代表的な神経痛では、臀部からすねの外側、足の親指の方に痛みがおこります。薬物療法などの保存療法が有効で、はみ出したヘルニアは、半年以上かかりますが吸収され縮小してゆきますので、手術をしなくてもすむことがほとんどですが、治療期間を短縮するために手術を行うこともあります。また、ヘルニアが大きくて排尿障害をおこしている場合には早めの手術がすすめられます。手術は後方から腰の骨を少し削ってヘルニアを摘出する方法が主流です。

 腰部脊柱管狭窄症

腰椎の変性によって神経の通り道が狭くなると、神経が障害され、下肢にしびれや痛みを生じます。このしびれや痛みが、歩いていると強まって、それ以上歩けなくなるけれども、しばらく休むとまた歩けるようになる、というのが典型的な症状です。薬物療法、運動療法、装具療法などの保存療法が有効でなければ、手術を行います。下肢の筋力低下やしびれを何か月もがまんしていると、手術を受けても元々の下肢の状態に戻らない、という事態がおこり得ますので、早目に診察を受けて、治療方針を決めておかれることをお勧めします。手術は、神経の通り道が狭くなった部分を削って広げる、椎弓切除術が基本ですが、脊椎にすべり症、側弯症などの変形がある場合には、脊椎を金属で固定する、脊椎固定術の併用が必要になります。

 腰椎すべり症

腰の骨と骨の間がずれた状態のことを呼びます。前後左右どの方向にもずれは起こり得ますが、上の骨が前にずれる、前方すべりが代表的です。腰部脊柱管狭窄症の原因の一つで、下肢の神経痛や腰痛を生じます。すべりが大きいと、薬物療法などの保存療法が有効でないことが多く、しばしば手術が必要になります。手術は神経の通り道を広げる、椎弓切除術と、脊椎を金属で固定する、脊椎固定術を併用します。

 脊柱側弯症・後弯症

側弯症とは、背骨が正面からみて曲がっている状態で、後弯症とは背骨が横からみて前かがみに曲がっている状態です。側弯症は子供さんのころに発症することが多いのですが、中年以降になって初めて背骨が曲がってくる方もいらっしゃいます。側弯症や後弯症も腰部脊柱管狭窄症の原因の一つで、下肢の神経痛を生じますし、変形が大きくなると体のバランスが失われます。失われたバランスを取り戻すためには大掛かりな手術が必要になることがあります。

お問い合わせ

福祉部 総合リハビリテーションセンター  

郵便番号362-8567 埼玉県上尾市西貝塚148-1

ファックス:048-781-2229

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