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鉄道廃線跡や明治期養蚕 施設など地域の産業遺産に出会うルート【ルート84 走行時期:11月上旬 男性50代 自転車歴:40年】

更新日:2019年12月2日(月曜日)

【プロフィール】

サイクリング歴40年。ここ数年はブルベを中心に走っています。


いつも一緒に県内各地を走っている仲間3人で走りました。本庄総合公園に集合し、雑談した後9時30分にスタート。反時計回りに走ることとしました。

比較的距離が長く日没までにゴールしたいので、立ち寄りポイントを絞りました。前半は鉄道の廃線跡、峠を越えた後半は絹産業に関連する近代化遺産に見学等の時間を充てることにします。

坂東大橋
利根川サイクリングロードを坂東大橋まで走ります。

 

まずは利根川サイクリングロードを目指します。

本庄総合公園から6キロほど走ると利根川サイクリングロードに着きます。今回のルートでは最も東の端になります。

近くに「島村渡船」があります。船が無料で向こう岸まで運んでくれるのです。しかし、この日はその様子を見ることはできませんでした。

伊勢崎市のホームページを見ると10月20日で運行を終了したとのことです。残念。令和2年度の運行については、後日ホームページ等で広報されるようです。

利根川サイクリングロードを坂東大橋まで5キロほど進みます。西北西に向かうのですが、この日は風もなく青空のもと山々がきれいに見えました。何人かのサイクリストにも出会いました。

ほどなく坂東大橋に到着します。大きな橋です。橋のたもとに着いたら、左折し橋から離れます。参考情報ですが、利根川サイクリングロードを起点の渋川まで走る場合は、橋を渡り一旦利根川の反対側を走ることになります。

一般に大きな河川のサイクリングロード(特に下流)は、解放感がある反面単調となりがちです。しかし坂東大橋より上流を走る利根川サイクリングロードは、群馬県庁やグリーンドーム前橋などを見ながらたくさんの橋をくぐって走るため変化があり楽しいのです。

さて、今回は坂東大橋を渡ることなく左に折れ一般道を2キロ弱走り、右折して国道17号線を群馬方面に走ることになります。

国道17号線は車の交通量が多く走行注意です。車道を集団で走る場合、前を走る自転車に追突し転倒すると危険です。前を走る人は赤信号等で停車・減速する際、後ろを走っている仲間にハンドサインで知らせると安全です。

5.5キロほど国道17号線を走った後、左折し一般道を上里サービスエリアに向かいます。この左折したところが、今回のルートで最も北になります。ほどなくサービスエリアの建物が見えてきます。

今回はサービスエリアそのものには入らず、すぐ隣にある「上里カンターレ」に立ち寄りました。

建物の外観は南ヨーロッパ風で大変きれいでした。スイーツの購入や食事をすることができますが、建物に入る際には、ヘルメットやサングラスははずした方がいいでしょう。

上里カンターレ

上里カンターレに立ち寄ります。

 

「上里カンターレ」で休憩後、約6キロ先のJR八高線丹荘駅に向かいます。この駅から、距離は短いものの廃線跡を走るのです。

「旧上武鉄道日丹線」です。第2次世界大戦中に軍需物資の輸送を始めましたが、戦後は四半世紀ほど旅客輸送も行っていました。

最近新しくなった駅舎には、当時の写真が何枚か展示されていました。貨車の後ろに客車が1両だけ付いてトコトコ走っている写真などです。

八高線の踏切を渡るとすぐ右折し廃線跡を走ることになります。はじめは静かな住宅地の中を通る普通の舗装路でしたが、やがて遊歩道となります。道はきれいで住民に愛されながら利用されているなと感じました。

さらに進むと遊歩道の左側に駅(神川中学校前)のプラットフォーム跡がありました。駅名表示板もあります。

廃線敷のフォーム跡 
廃線敷のフォーム跡

 

少し走った後、左折し一般道に戻ります。3キロ弱のんびり走った廃線跡に別れを告げ、ペースを上げて走ります。徐々に山が近づいてきます。

廃線跡から約4.5キロ、「神流川水辺公園」に到着しました。しかし、台風被害のため立ち入り禁止となっていました。駐車場に年配の男性が一人いたので話をしました。写真が趣味とのことです。公園に入れず紅葉もこれからが本番なので、いい写真を撮ることができず残念そうでした。

 

男性が立ち去った後、我々も再スタートしました。すぐに「道のオアシス神泉」に着きます。ここでは冬桜を見ることができました。ほっとできる瞬間ですが、この後峠があるので緊張してしまいます。峠の名前は「杉ノ峠」というようです。

 

峠の上りは3キロほどでしたが、傾斜のきついところがあり、ダンプなども走っています。焦らずゆっくり進みます。しかし汗がどんどん出てきます。

峠 
あと一息で峠です。

 

杉ノ峠に到着しました。このあたりが今回のルートでは一番西になります。汗冷え対策のためベストを着て、待ちに待った下りです。約6キロ走り「ふれあいの里いずみ亭」で昼食です。蕎麦と野菜天ぷらを注文しました。大変美味しくいただきました。なお、従業員の話では、この付近も台風の被害が大きかったそうです。

 

お昼
美味しくいただきました。

 

午後3時近くになってしまいました。下り基調のコースを約5キロ走ります。

今回のルートの特徴だと思うのですが、このまま北東方面に進むのではなく左折して西へ進み「金鑚(かなさな)神社」や近くの「大光普照寺(だいこうふしょうじ)」を訪れた後、また同じ道を戻ることになります。漢字の「口」のように一周するだけでなく、「日」の字の真ん中の横棒「-」の部分を右から左、左から右に往復しなければならないのです。

しかし幸いなことに大きなアップダウンもなく、短時間で往復できました。「金鑚神社」や「大光普照寺」は規模も大きく訪れる価値があります。我々は初詣サイクリングで訪れたことがあるので、今回は入り口まで走ったところで引き返しました。

 

この後、本日最後の訪問先「競進社模範蚕室」に向かいます。児玉駅近くにあるこの建物は、明治時代に養蚕の先進的な施設として建てられたものです。内部も見学できます(無料)。ガイドの人の丁寧な説明もあり、当時の人々が懸命に時代の流れに対応しようと工夫・努力した様子がよく分かりました。

 競進社模範蚕室
外観も内部も見ごたえがあります。

 

さて、刻一刻と日が沈むなか、小山川沿いの道を走ってスタート地点の本庄総合公園に戻ります。しかし最後に難関が待っていました。

台風の影響でしょうか。川沿いの道がかなり荒れていてうまく走れません。ルートラボに表示された道を走ろうとしたのですが、道が砂に埋まってしまい歩かなければならない区間もありました。暗くなってきたので危険でもあります。やむを得ず周辺の一般道を利用しながら、できるだけルートを外れないよう試行錯誤しながら走ります。

よい道が見つからず「ゴールまでどう走ったらいいのだろうか」不安になってきました。その時、まったく予想していなかったのですが本庄総合公園内に建つ体育館(シルクドーム)の堂々たる姿が暗くなった北東の方角に見えました。そして黙々と10分ほど走り、17時にゴールしました。走行距離は約75キロです。

ゴール後記念写真を撮り、雑談をした後解散となりました。

 本庄総合公園内

最後に。

秋~春の日没が早い時期は、明るい時間帯に小山川沿いのルートを走ると道が分かりやすくてよいと思います。また体力に余裕がある前半に峠を越えると後が楽になるでしょう。

 

TABIRIN【サイクリングファンのための情報サイト】コース紹介
https://tabi-rin.com/archives/course/25389