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埼玉県発 オリンピック パラリンピックの開催競技 サッカー

SHOOTING 射撃 会場/陸上自衛隊朝霞訓練場

競技概要

  射撃の起源として、遠くの目標物に投射物を当てる競技は、投石や弓矢などを用いて古代からおこなわれてきました。銃による射撃競技は、近世の火器の発達に伴って行われるようになったもので、15~16世紀ごろのヨーロッパから始められました。
  使用する銃や標的の種類などによってさまざまな種目に分かれていますが、大きく分けると固定された標的を撃つ「ライフル射撃」と、散弾銃で空中を飛ぶ標的を撃つ「クレー射撃」の2種類があります。
  オリンピックにおける射撃は、1896年の第1回アテネ大会から実施されており、1904年と1928年の大会を除く、すべての大会で実施されています。女子が参加するようになったのは、1968年のメキシコシティ大会からです。
  パラリンピックでは1976年のトロント大会からライフル射撃が正式競技として採用されています。

埼玉県における歴史、近況

  1964年の東京オリンピックでは、クレー射撃が埼玉県の所沢クレー射撃場で、ライフル射撃は同じく県内の朝霞射撃場で開催され、両射撃場はその後も国際大会や国体の会場などに活用されました。

  現在では陸上自衛隊朝霞訓練場のほか埼玉県長瀞射撃場や、吉見町の百穴射撃場など、公営、民営の射撃場が運営されており、都心からのアクセスに優れた射撃場として、練習や大会に利用されています。

競技のみどころ

  射撃は、銃や火薬といった近世以降の発明品を競技に取り入れており、まさに近代スポーツといえます。そのため、文化や風土の違いによる参加率の差が少なく、オリンピックでは陸上競技に次いで参加国数の多い競技となっています。

〈ライフル射撃〉

  ライフル銃、ピストルを用いて、標的に弾を発射し点数を競います。銃の種類や射撃姿勢(立射、膝射、伏射)などにより、多くの種目に分かれています。
   種目の中には、インターバルを含めて3時間に渡って実施されるハードなものもあり、これは通称「ライフルのマラソン」などと呼ばれます。ライフル銃を使用し、立射、膝射、伏射の3姿勢で各40発、計120発で50メートル先の標的を撃ち、得点を競います。極度に精神集中を要し、競技終了後は体重が2キログラム減るといわれています。
   パラリンピックの射撃で実施される種目は、ライフル射撃です。銃を支える上肢の機能と、姿勢を保持する下肢、体幹の機能それぞれに応じ、全部で12のクラス分けがあります。上肢で銃を自力保持できない選手は補助のスタンドを用いて銃を構え、上体の姿勢を自力保持できない選手は背もたれの使用が可能です。
   ライフル射撃の命中精度には、極めて高い集中力を要し、メンタル面が特に重要です。そのため、会場で観戦する場合、集中力を乱すような歓声やカメラのフラッシュは厳禁です。

〈クレー射撃〉

  散弾銃を用いて、空中に放出された皿状の標的(クレー)に弾を発射し、撃破した数を競います。
   種目としては、横一列に並んだ5か所の射台をラウンドしながら、15メートル先からランダムな方向に飛び出すクレーを撃つ「トラップ」。半円形に並んだ8カ所の射台をラウンドし、左右に飛び交うクレーを撃つ「スキート」などがあります。
   選手は移動を繰り返しながら、秒速30m近いスピードで飛び交うクレーを、秒速300m以上の散弾で撃つため、機敏な反応動作と一瞬の判断力が求められます。ライフル射撃を「静」の射撃とするなら、クレー射撃は「動」の射撃といえるでしょう。

 

 

日本独自の形態<ビームライフル>

  日本では銃の所持規制の厳しさにより、現状として、競技者の多くを警察や自衛隊の関係者が占めています。しかし、近年は弾丸でなく光線を用いて的中を判定する「ビームライフル」の普及が少しずつ進んでおり、小中学生を含む一般の人にも、体験会などを通じて門戸が開かれています。
  ビームライフルは日本独自の競技形態なので、国際競技の種目にはなっていませんが、国民体育大会では正式種目のひとつに採用されています。
  射撃はそれほど体力を要しないことから、人によっては70歳の高齢になっても競技が可能です。また、競技人口の少なさから、金メダル級の隠れた才能を秘めた未経験者が、まだまだいると考えられます。

県内競技団体からのメッセージ

<ライフル射撃>

  誰にでもできるスポーツ、それが射撃です。
  日本では、現在1万人くらいの人が射撃スポーツを楽しんでいます。高校生、大学生、社会人、さらにそんなに体力を要しないことからかなりの年齢になっても競技が可能です。
  ビームライフル銃を使った競技もあります。これは年齢の制限はまったくありません。あなたも射撃競技をはじめてはいかがでしょうか。

 

<クレー射撃>

  県内7支部より構成されています。昔から我が埼玉県は、射撃王国として全国でもレベルの高い選手が大勢居る所としても有名。昨年(H27)のわかやま国体での団体・個人優勝と、チームワークの良さが発揮されました。近年は埼玉からワールドカップ等にも出場しています。
  毎年射撃人口が減少しつつ若い方も数名入会するといった感ですが、射撃は生涯スポーツと言われ、60代~70代でも、十分楽しんでいただけるスポーツです。まず第一歩は、当協会の公式大会の見学からどうぞ。