ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 県政ニュース > 一流の数学者に学ぶ 高校生数学探究活動 「『数える』って難しい?!」 ~熊谷高校・熊谷女子高校合同学習成果発表会~

県政ニュース

一流の数学者に学ぶ 高校生数学探究活動 「『数える』って難しい?!」 ~熊谷高校・熊谷女子高校合同学習成果発表会~

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年12月11日更新
部局名: 教育局
課所名: 総合教育センター
担当名: 情報教育推進担当
担当者名: 出井・川窪・田中
内線電話番号:
直通電話番号: 048-556-3444
Email: p741221a@pref.saitama.lg.jp

 平成24年12月15日(土)、埼玉県立総合教育センター(行田市富士見町2-24)において、「『数える』って難しい?!」と題して数学探究活動を行っている熊谷高校と熊谷女子高校の生徒による合同学習成果発表会を開催します。

 本発表会では、両校のあわせて7グループが、これまで懸命に取り組んできた学習成果を発表します。

 また、学習成果発表とあわせて、法政大学大学院客員教授 上野健爾氏による講演もございます。中学生・高校生の生徒や保護者、教員の皆さんで本取組に関心をお持ちの方など多くのご参加をお待ちしております。

 

 1 日 時  平成24年12月15日(土) 受付12:30~13:00

          13:00~13:25 開会・あいさつ

          13:25~15:25 高校生数学探究教室「『数える』って難しい?!」

                   熊谷高校・熊谷女子高校合同学習成果発表会

            15:40~16:30 講演 法政大学大学院 客員教授 上野健爾 氏

            16:30~16:45 指導講評 国立情報学研究所 教授 新井紀子氏

 

 2 会 場  埼玉県立総合教育センター 大研修室(講堂)

        (行田市富士見町2-24)

 

 3 発 表  熊谷高校・熊谷女子高校 1・2年生 計7グループ

          熊谷高校      (1)循環小数の謎を探る

                                                           (2)二項定理を利用してパスカルの三角形を描く

                                                           (3)整数で分解できない素数を分解してみよう

          熊谷女子高校 (1)算脱(継子立て) (2)あみだくじと置換

           生徒が運営する発表会です。

 

 4 主 催  埼玉県立総合教育センター(問い合わせ先 048-556-3444:情報教育推進担当)

 

  5 講 師  法政大学理工学部経営システム工学科 大学院客員教授

                                              上野健爾氏(日本数学協会会長、京都大学名誉教授)

                         国立情報学研究所 教授 新井紀子氏(日本数学学会教育委員長)

 

 6 申込等  事前の参加申込は県立総合教育センターホームページからお願いします。

             → http://www.center.spec.ed.jp/?page_id=398

          定員300名。定員に達するまで当日受付も可能です。

 

 7 アクセス

   秩父鉄道「東行田駅」から徒歩10分

   JR高崎線「吹上駅」から行田折返し場行き路線バス「長野一丁目」バス停から徒歩3分

   総合教育センターへのアクセス情報は次のサイトをご覧ください。

   ※総合教育センターへのアクセス:http://www.center.spec.ed.jp/?page_id=421

 

 8 高校生数学探究活動「『数える』って難しい?!」について

 近年、教育現場においては児童生徒の学力向上が求められています。平成24年2月の日本数学会の「『大学生数学基本調査』に基づく数学教育への提言」では、中等教育機関に対して「充実した数学教育を通じ論理性を育む」「証明問題を解かせる等の方法により、論理の通った文章を書く訓練を行う」ことが提言されています。

 この提言に基づいて、埼玉県立総合教育センター情報教育推進担当では、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている研究協力校2校(熊谷高校・熊谷女子高校)の高校生を対象に、数学探究教室「『数える』って難しい?!」と題して、著名な数学者(※)から指導を受ける学習の機会を提供し、数学的活動による論理的思考力の育成について調査研究を行っています。

 熊谷高校1・2年生の5グループ23名と熊谷女子高校1年生の2グループ10名は、7月から9月までの2か月半にわたり、7月の特別授業で数学者から出題された数学の証明問題に挑みました。

 それまで授業で学んだ知識をもとに、生徒は、協働的な学習の場として、学校の教室だけでなく情報通信ネットワーク上の掲示板も意見交換やレポート整理などに効果的に活用し、難題に挑む数学探究活動に取り組んできました。その成果を9月16日、東京大学駒場キャンパスで開催された第10回日本数学協会年次大会のヤングセッションにおいて、両校から選出された計4グループが発表しました。

 その後も引き続き、ヤングセッションにおける著名な数学者からの指導助言をもとに、数学探究活動を続けているところです。

 

 ※ 法政大学理工学部経営システム工学科 大学院客員教授

 上野健爾氏(日本数学協会会長、京都大学名誉教授)

 国立情報学研究所 教授 新井紀子氏(日本数学会 前教育委員長)

 

■参考情報

 【法政大学理工学部経営システム工学科大学院:上野健爾客員教授のプロフィール】

 熊本県出身。東京大学理学部数学科卒業。専門は複素多様体論。四日市大学関孝和数学研究所長、日本数学協会会長、京都大学名誉教授。学力低下問題を中心に数学教育の問題にも言及している。主著に「代数幾何入門」(岩波書店)、「円周率πをめぐって」(岩波書店)、「複素数の世界」(日本評論社)、「誰が数学嫌いにしたのか」(日本評論社)など。

 

 【国立情報学研究所:新井紀子先生のプロフィール】

 東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学卒業、イリノイ大学大学院数学科修了。博士(理学)。専門は数理論理学(証明論)・知識共有・協調学習・数学教育。2005年より開発した情報共有基盤システムNetCommonsをオープンソースとして公開。日本数学会教育委員会委員長、日本数学協会幹事を務める。主著に「ハッピーになれる算数」「生き抜くための数学入門」(理論社)、「ネット上に学びの場を創る」(岩波書店)、「数学は言葉」(東京図書)など。日本OSS奨励賞受賞。

 

 【日本数学会「『大学生数学基本調査』に基づく数学教育への提言」】

 日本数学会は、高等教育を受ける前提となる数学的素養と論理力を大学生がどの程度身につけているのか、その実態を把握し、大学教育の改善に活用するとともに、初等中等教育に対する提言の材料とすることを目的に、平成23年4 月から7 月にかけて全国の大学生約6000 人を対象 に、テスト形式の「大学生数学基本調査」を行いました。その分析結果では、論理を正確に解釈する能力や、論理を整理された形で記述する力が不足していることが分かりました。この基本調査によって明らかとなった問題点を踏まえ、日本数学会は以下の提言をしています。

(1)中等教育機関に対して:充実した数学教育を通じ論理性を育む。証明問題を解かせる等の方法により、論理の通った文章を書く訓練を行う。

(2)大学に対して:数学の入試問題はできるかぎり記述式にする。1年次2年次の数学教育において、思考整理と論理的記述を学生に体得させる。

※ 詳細な内容  http://mathsoc.jp/comm/kyoiku/chousa2011/