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掲載日:2024年2月28日

業務内容(臨床工学部)

臨床工学部は常勤職員18名、非常勤職員1名で構成されており、人工心肺、自己血回収、補助循環(ECMO、IMPELLA、IABP)、TAVI・MitraClip関連、心臓カテーテル検査、不整脈関連、血液浄化、人工呼吸器、医療機器の保守管理、ME機器安全研修など様々な業務を行っています。勤務時間外及び土曜日・休日業務は、日勤または夜勤職員とオンコール職員ですべての業務に対応しています。

人工心肺関連業務

体外循環業務

体外循環業務2

 

心臓血管外科手術において心臓と肺の機能を代行する人工心肺装置を操作して、手術中は全身の循環管理を行います。人工心肺装置、心筋保護供給装置、血液濾過装置、冷温水循環装置、自己血回収装置、冷凍焼灼装置、超音波血流装置、NOガス装置等の準備から操作及び保守管理を行っています。

自己血回収、血流量測定関連業務

2新自己血回収

3新術中計測

 

 輸血による合併症を減らす目的で、腹部動脈瘤や胸部大動脈瘤における人工血管置換術、off-pump CABG等の手術の際に出血した患者自身の血液を回収洗浄して返血します。自己血回収業務は、人工心肺装置を使用する心臓血管外科手術において全症例で行っています。また、腹部大動脈瘤の人工血管置換術を行う場合には同時に腹部レーザー血流量測定なども行っています。抹消血管疾患の症例などでは血管内画像、血流評価などに血管内超音波検査装置(IVUS)およびSPY(蛍光イメージングシステム)の操作を行っています。

補助循環(ECMO,IMPELLA,IABP)

ECMO業務

心原性ショックなどの重症心不全や人工心肺離脱困難症例に対して、心臓・肺を補助するV-A ECMO、重症呼吸不全などに対して、肺を補助するV-V ECMOの至適サイズのカニューレ選択及び迅速に装置を準備し、血行動態、血液ガスデータ、抗凝固管理など全身の循環を監視しながら補助循環操作を行っています。

ECMO装置写真

ECMO装置写真

 

IMPELLA業務

心原性ショックなどの薬物療法抵抗性の急性心不全に対して、大腿動脈から左心室内に挿入する血液ポンプカテーテルおよび駆動装置の準備を行います。カテーテルが適正な位置へ留置されたのち補助レベル(ポンプ回転数)の調整を行い、左心室から直接脱血し上行大動脈へ適切な送血還流が出来るよう操作を行っています。また、駆動中の消耗備品であるパージカセットの交換も適宜行っています。

IMPELLA装置写真

IABP業務

心不全による低心拍出量症候群等に対して、大動脈内にバルーンを留置したのち適正なタイミングで拡張収縮させ心臓の補助を行います。至適サイズのバルーンカテーテル及び装置の準備を行い、開始時と使用中の日時点検や血行動態に合わせた駆動条件の調整と装置の保守管理を行っています。

TAVI、MitraClip関連業務

IABP装置写真

経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)、経皮的僧帽弁接合不全修復術において、心電図や心内圧等の監視及び記録・データの管理、クリンプ作業、MitraClipデバイス準備、体外式ペースメーカー操作などを行っています。また、血行動態破綻による緊急時には補助循環及び人工心肺関連の準備・操作を迅速に行える体制をとっています。

心臓カテーテル検査業務

心臓カテーテル検査装置写真2

心臓カテーテル検査装置写真

 

心臓カテーテル検査装置を使用して、PCI、バルーン大動脈弁形成術(BAV)、バルーン肺動脈拡張術(BPA)などにおける心電図や心内圧等の監視及び記録・データ整理を行っています。また、心拍出量測定、人工呼吸器、血管内超音波検査装置(IVUS)、プレッシャーワイヤー測定装置、体外式ペースメーカー、ロータブレーター、ダイアモンドバック、レーザー冠動脈形成装置、光干渉断層診断装置(OFDI、OCT)、クロッサーシステムの準備及び操作を行っています。また、検査・治療時における血行動態破綻時にも迅速に補助循環の準備・操作が行える体制としています。

不整脈関連業務

電気生理学的検査(EPS)や心内異常電導路電気焼灼(ABL)における心内刺激装置、高周波発生装置およびクライオアブレーション装置の操作や心内心電図の記録、3Dマッピング画像生成によるCARTO装置の操作・データ整理及び監視を行っています。また、ペースメーカー・ICDの移植術、ペースメーカー外来において各社プログラマの操作によるチェック及び遠隔モニタリングシステムからのデータ出力などを行っています。

心臓電気生理学的検査治療・ペースメーカー関連業務

アブレーション操作風景

ペースメーカー操作風景

 

電気生理学的検査(EPS)における心内刺激装置の操作や心内心電図の記録・データ整理及び監視や心内異常電導路電気焼灼(ABL)におけるマッピング装置及びアブレーターの操作を行っています。また、ペースメーカー外来やペースメーカー・ICD等移植術等における補助や各社プログラマーの操作を行っています。

血液浄化業務

血液浄化業務写真

血液浄化業務写真

 

腎・透析センターや集中治療室において、急性・慢性腎不全に対して外来または入院における血液透析、血液濾過透析(on-line HDF)、持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)等の血液透析療法および自己免疫疾患や肝炎、高コレステロール血症などの疾患に対して血液吸着(HA)、血漿交換(PA)などのアフェレーシス療法を行っています。また、超音波エコーによるシャント部など血管の状態確認や体成分測定(Inbody)を行っています。

人工呼吸器管理業務

人工呼吸器管理業務写真1

人工呼吸器管理業務写真2

 

人工呼吸器・高流量鼻カニュラ酸素療法(HFNC)装置を安全かつ適切な導入が行えるように、中央管理とし回路の組立と点検、調整を行い貸し出し、使用中は動作状況の確認を行っています。非侵襲的陽圧換気(NPPV)においては、導入時に最適なマスク選択と設定確認を行っています。また、回路リーク・感染症軽減のためディスポーザブル回路を使用し定期的に回路交換を行っています。

医療機器の保守・管理業務

医療機器の管理・保守風景写真

医療機器の管理・保守風景写真

 

機器の信頼性、安全性、耐久性の向上を目的に必要に応じて定期的に点検、調整、修理を行っています。また、人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、携帯型精密輸液ポンプ、低圧持続吸引器に関しては中央管理とし、機器の稼働状況の把握や点検調整による精度管理を行っています。

ME機器安全研修

医療機器教育風景2

医療機器教育風景1

 医療機器を操作する医療従事者を対象として各部署からの要請に応じた説明会や新規導入機器及び不具合が発生した場合など、必要に応じて研修会を行っています。

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立循環器・呼吸器病センター  

郵便番号360-0197 埼玉県熊谷市板井1696

ファックス:048-536-9920

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