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掲載日:2022年9月2日

実験検査部

実験検査部のご紹介

Research Institute

研究成果

MRI用循環系シュミレータ

MRIの調整や,得られた画像情報の解釈などに用います。

僧帽弁逆流試験用カテーテル

僧帽弁形成術中に、弁の機能が改善されたかチェックするのに用います。

経皮的硬膜外腔持続冷却システム

大動脈瘤の手術時に脊髄が虚血になるのに対して、経皮的に硬膜外腔に挿入したカテーテルを介して脊髄を冷却して保護することで、術後の対麻痺の発生を防ぐのに用います。


MRI用循環系シミュレータ


僧帽弁逆流試験用カテーテル


経皮的硬膜外腔持続冷却システム

研究施設概要

基本方針

最近、我が国では医療機関における研究は、臨床がおろそかになるので好ましくないという意見が増えつつあります。たしかに従来の大学病院における研究は、研究のための研究が多く、臨床に役立つものは少なかったと言えます。

しかし、欧米では、臨床上の課題をできるだけ早急に解決しようと、研究成果を積極的に臨床に応用していく体制がしっかりと出来上がっており、日ごとに診断治療技術に改良が加えられているのが現状です。

現在はまだ大きな問題として新聞などに取り上げられていませんが、このままでは将来、先進医療はすべて欧米に依存することになり、多量の外貨が流出し(自動車産業が稼ぎ出している外貨を吐き出す必要がある)、健康保険制度ばかりでなく国家財政をも逼迫させる原因となる恐れがあります。日本の医療制度を崩壊させないためにも、世界における最近の医療のめざましい進歩に対応し、我々自身でつねに診断治療技術を向上させる意識を持つことが必要です。

このような状況下で当センターが専門病院として、将来にわたって県民の希望する優れた医療を安価に提供していくためにも、循環器、呼吸器疾患に関する新しい診断や治療の技術を独自に開発していく必要があります。

そのために、当研究施設では以下の2点を基本方針としました。

  • 1)臨床応用を目標とした研究テーマを中心に研究活動を行う。
  • 2)最先端を目指し、独創性があり波及効果の高い世界初の研究を行う。

研究体制

この基本方針を実現するために次のような研究体制を作り上げていくことにしました。

国内外の研究ネットワークを構築し、大学など他の研究機関と共同研究を積極的に行うことで研究の活性化と迅速化を図っていく。

実用性の高い研究は、企業との共同研究が必須となるため、これに見合った共同研究組織を構築していく。

工学系や生物系の研究グループの参加により、従来の医師グループだけでは実行不可能だった研究を実施できる支援体制を作る。

共同研究機関

現在までに共同研究を実施してきた研究機関:足利工業大学、川崎市立病院、杏林大学医学部、群馬大学医学部、慶應義塾大学医学部、済生会宇都宮病院、埼玉医科大学、埼玉県立小児医療センター、埼玉県立大学、芝浦工業大学、城西大学薬学部、東京慈恵会医科大学、東京女子医科大学、山形大学医学部、早稲田大学理工学部。協力企業:アスト、オリンパス、サイバネットシステム、泉工医科工業、テルモ、東海メディカルプロダクツ、東芝、トキコーポレーション、ニッコーシ、日本光電、安久工機、ユニチカ(五十音順)

研究設備・備品

手術室、慢性実験室、クリーンルーム、工作室、中央実験室などの設備があります。

心臓外科用ポリグラフ、脳外科用ポリグラフ、人工心肺装置、X線透視装置、超音波診断装置、各種血流計、手術用顕微鏡、麻酔器、血液ガス分析装置、各種光学顕微鏡、クリーンベンチ、ドラフト、細胞培養装置、超遠心分離器、高速冷却遠心器、高速ビデオ、画像解析装置、各種生物化学用分析装置、クリーンオーブン、インピーダンスアナライザ、オシロスコープ、小型工作機械などの備品多数。

共同研究や開発に興味のある方やご希望のある方はご連絡ください。とくに生物学系や工学系の研究者は大歓迎です。

大学生や大学院生で、卒業論文、修士論文、博士論文において医学関連のテーマで研究したい方もご相談ください。

公募研究

1)公募研究応募資格

当センターに勤務する医師、看護師及び医療職員であれば研究代表者として自由に応募することが出来ます。

センター外の研究者が当施設を利用して学術的・臨床的に意義のある研究をしたい場合も応募することが可能です。(ただし共同研究者に当センターの所属者が含まれている必要があります。)

募集する研究テーマは循環器・呼吸器疾患の診断治療に関係するものが中心ですが、一般医療、看護または検査関係でも結構です。

2)応募方法

年度初頭に研究計画を公募します(5月初旬締め切り)。外部のかたは履歴書や研究業績リストなどが必要になることがあります。
所定の様式がありますので申請を希望する方はご連絡ください。
研究費を希望しない場合は、いつでも研究計画書を提出して審査を受けることができます。

3)採否の決定と成果報告

研究計画の採否は研究委員会で決定されます。採用された場合は直ちに実験を開始することができます。

以下のような点が不採用の理由になりますので、計画を立てる際にはご注意ください。

  1. 独創的なアイディアがない(比較検討試験などは除く)
  2. 表層的で焦点が定まっていない
  3. 既発表の関連事項に関する知識不足
  4. 鍵となる研究手段に対する経験不足
  5. 将来の方向性が不明確
  6. 疑わしい論拠に基づいている
  7. 納得のいく科学的根拠の欠如
  8. 有意差が出ない実験量
  9. 実行が危ぶまれる実験量
  10. 詳細な実験計画の欠如
  11. 慎重さに欠ける取り組み

毎年10から20件の研究計画が採用され、実施されています。

研究成果報告書(刷り上がり4から6ページ程度)または研究経過報告書を成果の有無にかかわらず、次年度の5月中旬に提出していただきます。これらの報告書は、その内容に基づいて研究代表者の実績評価を行い、次回の研究委員会での採否判定の際の資料として利用されます(チャレンジ精神を重んずるため、研究の成否より研究過程が評価の対象となります)。

研究成果は、循環器・呼吸器病センター研究報告書として毎年まとめられ、関係機関と研究代表者、希望者に配布されています。

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立循環器・呼吸器病センター  

郵便番号360-0197 埼玉県熊谷市板井1696

ファックス:048-536-9920

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