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掲載日:2022年12月13日
睡眠時無呼吸症候群(Sleep ApneaSyndrome略してSAS(サス))は、睡眠中に断続的に無呼吸を繰返すことにより、日中に傾眠などの種々の症状を呈する疾患の総称です。SASの判定には、無呼吸指数 AI(apneaindex:睡眠1時間あたりの無呼吸の回数)や無呼吸低呼吸指数AHI(睡眠1時間当たりの無呼吸に低呼吸を加えた回数)がありますが、診療では無呼吸低呼吸指数AHIが使用されています。
※無呼吸(apnea):10秒以上の呼吸停止のあるもの
無呼吸低呼吸指数AHIは、1時間のうち呼吸が無い回数と呼吸が小さい回数を合計したものです。数字が大きくなればなるほど、睡眠時の呼吸状態が悪いことを表します(下表参照)。また呼吸の停止に伴う血液中の酸素飽和度(SPO2)の低下も重要な所見です。
無呼吸や低呼吸があると眠気による交通事故以外にも、心臓障害や脳血管障害が引き起こされやすくなります。
閉塞している気道に空気を送って、気道を広げます。
経鼻的持続陽圧呼吸(nasalContinuous Positive Airway Pressure:通称CPAP)という治療をします。
CPAP治療を行いつつ、肥満が原因の方は減量を行い、耳鼻科、口腔疾患の方はそれに伴った治療を行い根本的治療を目指します。
等というケースでは睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群)があるかもしれません。
こんな症状に心当たりのある方は、一度お近くの病院に相談してみて下さい。
図表は(株)テイジンより提供いただきました
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