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掲載日:2018年1月23日

インフォメーション花とみどりvol.63生産者紹介

生産者紹介

第38回 日本農林業賞(特別賞)受賞者 村越 兼人 氏

大里郡寄居町で、観葉植物の斑入りヤブランを中心としたグランドカバープランツの専作経営を行っています。年間70万鉢・全国シェアの5割を占めるヤブランの大規模栽培体系を確立しました。また、地元の雇用促進、遊休農地の解消など、地域貢献にも積極的に取り組んでいることを評価され、受賞されました。

村越夫妻
村越 夫妻

1.経営の特徴

斑入りヤブランを中心に年間170万鉢のグランドカバープランツを、家族4人と雇用12人で、周年生産出荷を行っています。特に、全国シェアの5割・年間70万鉢を出荷している斑入りヤブランは、独自に確立した大規模栽培体系に基づいています。販売は、高品質・安定生産のブランド力で、受注生産による相対取引で、数年先の注文を受けて計画生産体制を敷き経営の安定を図っています。しかし、現状に甘んじることなく、常に先を考え積極的に新品目の導入・試作・新品種の育成にも力を注いでいます。また、労働環境にも気を配り、家族経営協定の締結を始め、従業員に対しても女性の視点での配慮や福利厚生の充実など、労働力の安定化を図っています。

2.技術の特徴

「環境によい作物は、環境によい栽培方法で」をモットーに、近隣の養鶏農家から引き受けた鶏糞堆肥等、有機質肥料を主体とした健全な土づくりを行っています。そのことにより、健全な種苗が生産でき、病害虫防除のための薬剤散布もほとんどなく、人や環境に優しい栽培が可能となっています。また、雑草管理も除草剤に頼らず、手除草を主体とするなどエコファーマーの認定も取得しました。一方、機械化により省力できる所は、積極的に機械を導入し、作業効率を高めています。

恐竜のトピアリーが並んでいます
村越ナーセリーの「看板」恐竜のトピアリー

3.地域農林業への貢献

規模拡大に伴い親株の養成畑や施設用地として借り入れた約11haの周辺農地は、高齢化や担い手不足による遊休農地が多く、これらの有効利用に貢献しています。さらに、パート雇用の12人は、地域と連携して地元の中高齢者を積極的に採用し、雇用機会を提供しています。また、カバープランツで作成した恐竜や動物のトピアリーは村越ナーセリーの看板となっており、子供や地域の人々をはじめ、道行く人の目を楽しませています。商品開発を兼ねた身近な場所でのPRのみならず、秩父ミューズパークにオリジナルのヤブラン1万株を植栽し観光資源としての提案をするなど、広域に渡る地域おこしへの協力も惜しみなく行っています。

4.これから

斑入りの葉の美しさにほれ込んで主要品目としたヤブランですが、今後は花にもこだわってオリジナル品種の育成を手がけようと意欲的です。また、海外に向けていた目をもう少し国内に向けて日本在来植物に息吹を吹き込み、元気のない花植木業界に一石を投じようと目を輝かしています。

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