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掲載日:2017年9月28日
県庁第一職員食堂において、6月22日(水曜日)から24日(金曜日)の3日間「食育・地産地消フェア」を開催します。
このフェアは、「食育月間」「彩の国ふるさと学校給食月間」である6月に、食育や学校給食をテーマとして、地産地消について考え、健康的な食生活を実践する契機となるよう、県産の食材を使い、健康に考慮したメニューを、県の関係部局が連携し、株式会社ニックスの協力により、県庁第一職員食堂で提供するものです。
1日目のメニューは、使用する農産物がすべて県産の「彩さい牛丼」、2日目及び3日目のメニューは、「平成27年度学校給食調理コンクール受賞献立」の中から、県産野菜をたっぷり使ったメニューを提供します。
3日間ともすべて塩分控え目、野菜たっぷりの「埼玉県コバトン健康メニュー」となっています。職員食堂については、一般の方も御利用いただけます。
1.巻頭言 「子供たちと携帯電話・スマートフォン」 子供のネット問題連絡協議会会長 渡邉 亮
2.県教委からのメッセージ 埼玉県ネットトラブル注意報(生徒指導課)
3.はつらつ先生の取組 春日部市立武里中学校 新井薫 事務主幹
4.埼玉の先生になろう!(教員採用情報)
子供のネット問題連絡協議会会長 渡邉 亮
日本に初めて携帯電話が登場したのは1985年と言われ、重量が約3kgもあり肩から下げて持ち運ぶタイプのものでした。それから30年以上経ち、多くの機能を有するスマートフォンも普及するなど、今や携帯電話・スマートフォンは生活必需品の一つと言っても過言ではない状況となりました。
これは大人の世界に限ったことではなく、子供たちの世界にも言えることです。そして、携帯電話やスマートフォンの普及により生活が便利になった反面、新たな問題も出てきています。
特に子供たちを取り巻く携帯電話やスマートフォンを含むネット環境において、ネットいじめ等のネットトラブルが大きな問題となっており、子供たちがその被害者・加害者になってしまう危険性が高まってきています。
埼玉県教育委員会では、平成25年に「子供のネット問題連絡協議会」を立ち上げ、ネット関連業者や保護者、学校代表者が一同に介して、このような問題に対して協議を続けているところです。
本年度も5月24日に協議会が開かれ、活発な意見交換が行われました。連絡協議会の委員からは、「子供たちが携帯電話やスマートフォンを利用する際のルールについて、大人だけでルールを作る場合もあるが、子供たちが自ら考え、ルールを作らなければ実効性がないのではないか」、「子供たちが作ったルールも、作ったままではなく、定期的に見直し、確認していくことが大切なのではないか」、「学校と家庭が連携したり、親子で考えたりすることが大切なのではないか」等、多数の意見をいただきました。
これらの意見を踏まえ、ネットに潜む危険から子供たちを守り、子供たち自らが課題を主体的に解決することができる力を育成するために、県教育委員会でも必要な対応策について検討を深め、学校や市町村教育委員会に情報提供してまいります。
生徒指導課では、平成26年度からネット問題対策教育推進事業の一環として「埼玉県ネットトラブル注意報」を各学校や市町村教育委員会に配信しています。
これは、児童生徒に係るネットに関するトラブルを未然に防止するため、業務委託しているサイト監視業者が監視活動等から得た児童生徒のネット利用に関する課題と対策をまとめたもので、年間12回の配信を予定しております。各学校では、児童生徒のネットトラブル防止のため、注意報の内容について全校集会等で取り上げたり、学校便りや職員研修会資料などに転載したりして、児童生徒への指導、保護者への啓発、職員の研修に活用いただいています。
生徒指導課のホームページには、そのバックナンバーを掲載していますのでご覧ください。
今月号は、春日部市立武里中学校 新井薫事務主幹の取組を紹介します。
新井事務主幹は、給与や服務、福利厚生などの事務処理について迅速かつ適正に行うとともに、学校事務を通して地域に信頼される学校づくりに大きく貢献されています。
春日部市学校事務研究会会長を務めるなど、市内の教職員からも高く評価され、そのきめ細やかな対応と職務への意欲・実践は、他校の事務職員の模範となっています。
Q.これまでの仕事のなかで特に印象に残っていることは何ですか。
A.春日部市に長く勤めているので、市の中心的な事務職員として、県でも推奨している共同実施という取組を任され運営していることでしょうか。春日部市では「相互支援」という呼び方をしています。
Q.いつから取り組まれているのですか。
A.平成25年度から始めて、今年で4年目を数えます。
Q.どのような取り組みですか。
A.学校事務のノウハウをどう伝えていくか。私もそうでしたが、経験が浅いときは、ひとつの事例に対しても、どんな書類が必要で、それがどこに存在するのか探すのに時間がかかってしまいました。やっと終わったと思ったら、間違っていたなんてこともありましたし。そのようなことがないよう相互支援に取り組んでいます。月2回集まり、市内学校事務の業務の共有化・効率化に取り組んでいます。
埼玉県の先生を目指している方に、「平成29年度埼玉県公立学校教員採用選考試験」に関する情報をお届けします。健康で、明るく、人間性豊かなあなた、教育に対する情熱と使命感をもつあなた、幅広い教養と専門的な知識・技能を備えたあなた、一緒に埼玉の子供たちを教え育てていきましょう。
1.第1次試験 いずれの志願区分も、平成28年7月10日(日曜日)
2.第1次試験結果の通知
3.第2次試験
(1)小・中学校等教員、養護教員、栄養教員
平成28年8月13日(土曜日)・14日(日曜日)の両日及び9月3日(土曜日)・4日(日曜日)のうち指定された1日の午前又は午後の半日。
(2)高等学校等教員、特別支援学校教員
平成28年8月6日(土曜日)・7日(日曜日)の両日及び8月17日(水曜日)~24日(水曜日)のうち指定された1日。
4.第2次試験結果の通知
※災害等により試験の日程等が変更になる場合などは、随時、このホームページでお知らせしますので、確認してください。
教員という仕事の魅力はなんですか?
生徒たちが「わかった!」「できた!」と喜んでいる姿を目の前で見たときに、最高の喜びを感じます。技術の授業では、ものづくりを通して創造することの楽しさや面白さを生徒に伝えることができます。苦労して作品を完成させたときの生徒たちの嬉しそうな声を聴くと、教員という仕事ができてよかったなと心から思います。
教員として苦労したことはありますか?
受け持つ学年・クラスの多さに、たくさんの課題や悩みに直面しました。しかし、そのような時は、教科は違っても共通する部分や学ぶべき点は多いと考え、同僚の先生方に相談しました。様々な方々の意見を聞き、そのうえで自分なりに生徒との関わり方などを考えるよう心がけました。
後輩に一言
教員は、子供たちの健全育成の一端を担うやりがいのある職業です。子供たちが、志高く、夢の実現に向け、自己実現を果たすためには、皆さんのような情熱と熱意を持った教員が必要とされます。キラキラと光り輝いている子供たちの未来のために、一緒にがんばりましょう!
1.親の学習
2.人とのふれあい・「絆」~ちょっといい話~
3.家庭学習のポイント
4.今月の本-県立図書館からのおすすめ-『はけたよ はけたよ』
本県では、家庭教育の指導者となる「埼玉県家庭教育アドバイザー」を養成し、県内各地の小学校等に派遣しています。
平成28年6月2日、さいたま市内にて、埼玉県家庭教育アドバイザ-の指導力の向上を図るフォローアップ研修を実施しました。当日は、280名を超えるアドバイザーが参加し、熱心にメモを取るなど講義に聞き入っていました。ここでは、研修の様子を御紹介します。
今回の研修では、「DV家庭への支援のあり方について」をテーマに、NPO法人レジリエンスの副代表である西山さつき先生に講義をいただきました。
西山先生は、DV防止やDV家庭への支援に関する講座を全国各地で行っています。団体名になっている「レジリエンス」とは、「様々な形の力」を意味し、逆境に耐え抜く力、マイナスの力をプラスに変えていく力を表すそうです。
講義の中では、「大勢の前でやってはいけないことは、家庭の中でもやってはいけないことです。街の中で人に暴力を振るえば、傷害罪に問われます。それは、家庭の中でも同じだということを、被害を受けている人に伝えることが大切です。」というお話がありました。
また、「自分は悪くなかった、自分はよく頑張ったと、自分自身を捉え直すことは、生きる気力につながります。」というお話も。参加したアドバイザーたちは、大きく頷きながら聞き入っていました。
埼玉県では、学校や幼稚園・保育所等、公民館や企業などで行う家庭教育学級や子育て講座に「埼玉県家庭教育アドバイザー」を無料で派遣しています。少人数のサークルや親子が参加する集まりなどにも派遣することができます。
※詳しくは埼玉県家庭地域連携課のホームページをご覧ください。
このコーナーでは、「人とのふれあい・『絆』づくりエピソード」の優秀賞受賞作品をご紹介しています。
わたしは、友だちが大すきです。友だちは、わたしをささえてくれるからです。
わたしは車いすにのっています。物をおとした時は、友だちがひろってくれます。そういう時はとてもうれしいです。
わたしのことを知らない人は、車いすにのっているわたしをじろじろ見ます。それはとてもいやだし、かなしいです。
友だちはわたしのことをそっと見まもってくれているかんじがします。だから友だちにこう言いたいです。「ありがとう。」ほかのみんなもわたしのびょう気をよく知ってくれるといいです。わたしもみんなのことを分かりたいです。
みんががわたしのことをささえてくれていることをわすれません。いつも、いつも、みんなありがとう。これからもよろしくおねがいします。
学級活動の授業では、例えば、みんなが楽しく取り組める集会活動や係・当番活動の意義などについて話し合わせたり、考えさせたりして、自主的・実践的に行動できる態度を育成しています。
また、授業では、食育の観点を踏まえた内容についても扱っています。具体的には、「食べ残しを減らすために」や「食事をするときのマナー」などテーマを設け、子供たちに食事の在り方を考えさせています。こうして学んだことをもとに子供たちは毎日の給食の時間での食事を通して食習慣を形成していきます。
以下のワンポイントアドバイスを参考に、ご家庭でも食事の在り方について考えてみませんか。
我が家の食事のルールを設け、家族みんなで実践してみる。
子供だけのルールにせず、我が家のルールとして取り組むと効果的です。家族のみんなで取り組むことで、子供の実践意欲は高まります。
また、食事のルールを決めるに当たって、例えば、「食べること」と「マナー」に分けてみます。
「食べること」では、ご飯一粒を残さない、苦手な食材は少しでも食べる、よく噛んで食べるなどが考えられます。また、「マナー」では、「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶をする、お椀を持って食べる、口を結んで食べるなどのルールが考えられます。
このような食事のルールは一つのことから始め、少しずつ増やしていってもよいでしょう。
このように家族としてのルールを実践することは、家族の触れあいを一層深めることにも繋がります。
県立図書館司書がおすすめする児童書を御紹介します。
たつくんは、ひとりでパンツがはけません。はこうとして片足を上げると、必ず尻もちをついてしまいます。とうとうパンツをはかずに外に駆け出しますが、近所の動物たちに「しっぽのないお尻」と笑われ、しっぽを自慢されてしまいます。
しっぽをうらやましがりつつたつくんが田んぼに着くと、一本足で立っているさぎが一羽。さぎの真似をして一本足で立ち、またしても尻もちをついて泥だらけ。家でお母さんにお尻を洗ってもらうと、またひとりでパンツをはこうとして、やっぱり尻もち。
さて、たつくんはじょうずにパンツがはけるようになるのでしょうか?
何度も失敗を繰り返しながら、たつくんは「工夫すること」を覚えます。動物たちとの交流や、お母さんの愛情の中で、たつくんは一歩成長します。
明るい色調の絵からは、たつくんやおかあさん、動物たちの気持ちがよく伝わってきます。できなかったことができるようになったたつくんの表情は喜びに満ちていて、とても微笑ましいです。物語が進むにつれて変化する表情もじっくり楽しんでください。
約50年にわたり、読み継がれてきたこの絵本。おうちにたつくんがいる方も、たつくんがいた方も、あるいはかつて自分がたつくんだった方も、温かい気持ちで読める1冊です。
こちらで紹介している本は、「彩の国わくわくこどもページ」「埼玉県立図書館こどもページ」にも掲載しています。興味のある方は、こちらのページもご覧ください。
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