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教育委員会

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掲載日:2019年2月13日

教育さいたマガジン第167号「巻頭言」(埼玉県立近代美術館 建畠 晢 館長)

勉強嫌いのための生涯学習

埼玉県立近代美術館長 建畠 晢

 生涯学習という言葉がある。私が勤める美術館もその一環をなす文化施設であるに違いない。学ぶことが生き甲斐になる人たちにはぴったりの言葉であろうが、子供の頃からの勉強嫌いの身には、生涯学習と聞くと、なにやら終身刑といわれているような気がしないでもない。もう少し優しい言い方はないものかと考えはするのだが、なかなか適切な言葉は思いつかない。

用語の問題はともあれ、たしかに美術館は、学校などとは異なって子供から老人まで年齢を問わず、誰に対しても門戸を開いているというのが原則であって、事実、小中学生や会社をリタイヤし時間に余裕ができた方々は私たちの重要なターゲットである。演劇や音楽などのジャンルでは、イベントによって観客の年齢層が異なるケースが少なくないが、一般的にいって美術展ではかなり幅広い年齢を対象にしうる。まさに"生涯学習”向きの施設なのである。

そのためには、私のような勉強嫌いの人たちにもアピールするものでなければならない。たとえば収蔵品のベストと思う作品に投票してもらい、その結果の順位を発表したり、小中高の生徒たちを対象としたダンボール椅子のコンペを開催したりと、美術館と市民とを直接につなぐイベントをしてきたのも、なるべく敷居を低くして、美術館は自分たちのための文化施設なのだという親近感をもっていただきたいからである。

もちろん何よりもまず優れた展覧会を開催し、また県民が誇れるようなコレクションを形成するという美術館の王道を見失ってはなるまい。肝心の中身が希薄なら、生涯学習も何もあったものではない。志は高く、敷居は低く。言うは易しだが、それが私たちが目ざしている美術館の姿なのだ。

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教育局 総務課 報道・広聴広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第2庁舎4階

ファックス:048-830-4950

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