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教育委員会

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掲載日:2019年2月13日

教育さいたマガジン第153号「巻頭言」(埼玉県公立商業高等学校長会 山田 典男 会長)

「士魂商才」でイノベーションを支えるビジネス教育

埼玉県公立商業高等学校長会会長 山田 典男
(埼玉県立深谷商業高等学校長)

「日本の資本主義の父」ともいわれる渋澤栄一翁は、その出身地に創立された町立深谷商業学校を大正11年に訪れ「士魂商才」の揮毫をされました。

以降、本校ではこれを校訓とし、商業人としての倫理観を育むことを教育の大きな目標としています。栄一翁のように自ら刀を差した経験のある時代の人が提唱した「士魂」を、現代の生徒に理解させるのは難しいことですが、私は、新渡戸稲造博士著の「武士道」などを参考に、「弱い立場の人を助け、困難に負けずに正しい道を進もうとする心」と紹介しています。

高校で商業を学ぶ目的は「商才」すなわち、商業の力で社会を発展させ豊かにするための知識や技術を身につけることですが、「商才」を自己の利益追求だけに用いることなく、社会のルールを守り、自らの努力と創造力で他者も含めた社会全体を豊かにしようという倫理観「士魂」を併せ持たなければ、商業教育の目指す真の商業人とはいえません。

近年は、日々進化する高度情報通信技術を活用したビジネスのイノベーション(革新)が急速に進展し、社会を豊かにする新しいビジネスモデルが次々と生まれています。商業教育は、平成10年の学習指導要領改訂当時から既に、このような社会の激しい変化に対応する新しい方向性として「ビジネス教育」の視点を示し、教育内容の改善を図って参りました。

(独)日本情報処理推進機構の「IT人材白書」は、今日のイノベーションを推進する人材には、「ビジネススキル」、「ITスキル」、「データ分析スキル」の3つのスキルが必要であると指摘していますが、教科「商業」には、ビジネス経済、マーケティング、財務会計、経営情報などの各分野にわたる科目が配置されており、まさに、ビジネスのイノベーションを推進するために必要とされる要素が体系的に学習できる構成となっています。

また、埼玉県の商業関連学科を持つ高校の多くは、これらに関する実践力を身につけるため、地域社会や地元企業のご協力を得て、インターンシップや商品開発、商業研究、地域活性化などの取り組みを実践し、生徒の主体性や創造力、コミュニケーション能力を育む教育を展開しています。

同時に、どのようにイノベーションが進んでも不変であるべき商業人としての倫理観である「士魂商才」の精神を持った生徒を育てることにより、ビジネス社会の求める新しいニーズに応えるとともに、将来の地域経済を担い、その活性化に資する人材育成を推進したいと考えています。

渋澤栄一揮毫の「士魂商才」(大正11年)

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