Myナビ 彩の国 開く

Myナビ 彩の国

総合トップ

県民向けトップ

事業者向けトップ

テーマ・目的別メニュー

  • 彩の国の安心・安全 危機管理・防災

ドラッグ&ドロップで順番の並び変えが可能です

総合トップ > 教育委員会トップ > 広報・広聴 > 広報 > 教育コラム集 > 教育さいたマガジン第149号「巻頭言」(埼玉県生涯学習審議会 山本 和人 会長)

教育委員会

ここから本文です。

 

掲載日:2019年2月13日

教育さいたマガジン第149号「巻頭言」(埼玉県生涯学習審議会 山本 和人 会長)

人工知能(AI)と生涯学習

 埼玉県生涯学習審議会会長 山本 和人 

 人工知能(AI)が世間を賑わせています。チェスより複雑な碁の世界でも、予想より早くコンピュータが人間に勝利しました。AIを支える深層学習という機械学習のプログラムは、他分野でも使え、常に進化し続け、やがては人間の能力を超えるとも言われています。

 従来、大量の知識を記憶させ力まかせに課題に挑戦しましたが、知識量の増加は効率を下げ、別な手法を用いても「正答率」を上げることができませんでした。深層学習は、文字通り機械が「学習」し、「考えられる」ようになりました。今や、画家レンブラントの全作品をAIで学習させ、3Dプリンターで創作し、「新作」の肖像画を描くまでになっています。

 ショッキングであったのは、昨年12月、「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と報じられたことです。さらに今年、国内601種類の職業について、AIやロボット等で代替される確率を試算した結果、「10~20年後に、日本の労働人口の約49%が就く職業で、AIやロボットに代替することが可能」との推計が出されました(野村総研)。

 こうした事態を見通し、国立教育政策研究所プロジェクトは、今の子供が将来を生き抜くために、「21世紀型能力」が必要としています。しかし、10~20年後というのは目の前であり、その問題への対処が必要なのは、既に働いている人々も同じです。

 学生を見ていて気づくことは、わからない用語があるとすぐ調べるが、あまり考えないということです。以前は電子手帳で、ここ数年はスマホでインターネットから、「解答」を探してきます。ところが、パズルのピースのようにぴたりと当てはまる意味が書かれていなければ、「意味が出ていない」「わからない」と言い、少し考えれば「予想」がつく場合も、「わからない」としてしまいます。

 「人工知能になかなか置き換えられない」とされる創造的思考は、無から有を生み出す思考だとも言われます。「考える必要がなくなってきているから、考えることを鍛える機会が失われている」と指摘される今、働く成人が創造性や適応力を発揮するために、AIを用いた生涯学習をつくり上げることは、大きな課題と思われます。

 

お問い合わせ

教育局 総務課 報道・広聴広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第2庁舎4階

ファックス:048-830-4950

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?