ここから本文です。
ページ番号:168341
掲載日:2019年10月26日
10月26日(土曜日)、令和元年度埼玉県戦没者追悼式に神尾高善議長が参列し、県議会を代表して追悼の言葉を述べました。
令和元年10月26日(土曜日)10時30分~11時30分
埼玉会館 大ホール(さいたま市浦和区高砂)
本日ここに、埼玉県戦没者追悼式が、多くのご遺族の皆さまのご参列のもと、厳かに執り行われるに当たり、県議会を代表いたしまして、謹んで追悼の言葉を捧げます。
熾烈を極めた先の大戦では、祖国日本を、そして故郷埼玉に残した愛する家族を守るため、多くの方々が戦地でその尊い命を捧げられました。
埼玉県内においては、県下最大の犠牲者を出した終戦前夜の熊谷空襲などにより、幾多のかけがえのない命が奪われました。
このことは、私たちにとりまして、永遠に忘れることのできない深い悲しみでございます。
英霊となられた方々や戦禍に巻き込まれた方々の、愛する祖国と家族への断ちがたい思いや、無念なお気持ちに思いを致しますと、万感胸に迫り、誠に痛恨の極みでございます。
また、最愛の肉親を失われたご遺族の皆さまのご心情を拝察いたしますと、悲痛の思いが胸に迫ってまいります。
こうした深い悲しみの中、ご遺族の皆さまは、幾多の試練に耐えながらご家族を守り、そして、祖国日本の復興に力を尽くされてこられました。
今日のわが国の平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い犠牲と、ご遺族の皆さまのたゆまぬご努力の上に築かれたものであることを、われわれは決して忘れてはなりません。
隣国、北朝鮮は、国際社会の度重なる警告にもかかわらず、弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、今月2日には、わが国の排他的経済水域内に落下する潜水艦発射弾道ミサイルを発射しました。
繰り返される一連の行為は、本日ご列席のご遺族を始め全国民の平和への願いを踏みにじるものであり、断じて容認することはできません。
わが国独自の制裁措置をより一層強化し、問題の解決に向けた具体的行動を北朝鮮に強く促すよう、私たち県議会は、国に働き掛けています。
ここに改めて、戦没者の皆さまの祖国発展への思いを深く心に刻み、安心して暮らすことができる、平和で豊かな郷土埼玉を築いていくために、全力を尽くすことを、御霊(みたま)の前にお誓いいたします。
結びに、英霊各位の安らかなご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまのご健勝、ご多幸を心から祈念申し上げ、追悼の言葉とさせていただきます。
追悼の言葉を述べる神尾高善議長
献花の様子
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください