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掲載日:2023年12月18日

令和2年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(梅澤佳一議員)

権現堂調節池のアオコ対策について

Q  梅澤佳一  議員(自民)

久喜市、幸手市及び五霞町に位置する権現堂調節池は、中川の調節池として県東部の貴重な水辺環境を有し、多くの利用者に愛されています。また、埼玉国体ではカヌー競技会場として全国の選手や関係者が訪れ、現在も県のカヌー競技場としても使用されています。この地区は権現堂公園に隣接しており、現在、拡張工事を進めており、完成すれば今後更に多くの県民に利用され、県東部を代表する観光スポットとなります。
しかし、この権現堂調節池では長年にわたりアオコの発生が見られています。特に夏場は臭気が発生、風向きによっては悪臭が周辺住宅まで届いてしまうことがあります。私は、この権現堂調節池を更に生かすためには、アオコ対策が重要と考えています。
そこで、このアオコ対策についてこれまでの取組と今後の予定について、県土整備部長に伺います。

A  中村一之  県土整備部長

権現堂調節池は、利根川と中川を結ぶ権現堂川に治水と利水を目的とした多目的調節池として建設されたものです。
調節池には大きな水の流れが無く、夏場、洪水調節のため水位を下げて水深が浅くなると、水温の上昇に伴いアオコが増加し、悪臭の発生が課題となっております。
これまでの取組といたしましては、超音波を利用しアオコを分解する水質浄化装置やアオコの拡散を防止するための浮きフェンスの設置、水質改善剤の散布などを継続的に実施しております。
また、NPO団体などが主催する水質浄化啓発イベントと連携し、植物による浄化を目的とした浮島を製作し、現在は65基を設置しているところです。
平成30年度には、更なるアオコ対策を検討するため有識者と意見交換を行いました。
これを受けて、アオコ発生の要因となる水の滞留を防ぐため、調節池の水位を変動させ水の循環をつくる試験的運用を、令和元年度から開始したところです。
これらの取組により、以前に比べ、水質改善剤の散布回数は減少しておりますが、抜本的な解消には至らず、アオコ対策の検討を引き続き進めていく必要があると考えております。
今後の予定につきましては、これまでの取組を引き続き実施するとともに、水位変動による効果を検証しながら、より効果的なアオコ対策に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 


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