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掲載日:2023年12月18日

令和2年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松澤正議員)

農業所得の安定化及び担い手不足について - 農村部の排水対策について

Q  松澤正  議員(自民)

昨年の台風第19号の際には、私の地元吉川市及び松伏町でも一部の地域で避難勧告が発令され、広い範囲で道路冠水、床下浸水などの被害が発生しました。自然災害に備えるためには、やはり治水対策、排水対策が必要だと痛感しました。
さて、吉川市と松伏町にまたがる下八間堀悪水路という農業排水路があります。この水路は地域の主要な排水路ですが、未整備の部分が多く、場所によっては法面の崩落箇所も見受けられ、来年度から県による改修事業に着手するべく準備を進めていると聞いております。この下八間堀悪水路のように農村部の排水路や排水機場は、その存在や役割りについて広く知られているものではありません。しかし、排水機場や排水路が老朽化などにより万一その機能を失う事態となれば、農作物及び農家に重大な被害が発生してしまいます。
そこで、県内には農業用の排水機場は幾つあるのか、また、農村部の排水対策についてどのような課題があり、県はどのように対応しているのか、農林部長に伺います。

A  強瀬道男  農林部長

県内には農業用の排水機場はいくつあるのかについて、でございます。
本県には農業用の排水機場が36カ所あり、排水能力の合計は毎秒約260立方メートルで、これは1分間で小学校の25メートルプール約50杯分に相当する排水量です。
次に、農村部の排水対策についてどのような課題があり、県はどのように対応しているのかについて、でございます。
県内の排水機場は、昭和40年代以降造成されてきましたが、初期の施設は造成からほぼ50年が経過しており、老朽化による故障や、交換部品の入手が困難になっていることにより、維持管理費用の増加が課題となっています。
排水機場や排水路などの機能を維持するためには、適切な修繕・補修を行い、施設の長寿命化を図るとともに、必要な場合は全面的な更新整備を行うなど、計画的・経済的な整備が必要です。
県が造成した排水施設については、長期間が経過し老朽化の進んだものから順次、機能診断調査を行い、適切な時期に長寿命化などの対策を行っています。
排水施設の機能低下は、農業生産のみならず地域へ与える影響も大きいことから、今後も市町村や土地改良区などの関係機関と連携し、排水施設の機能保全について、計画的な対策を進めてまいります。 

 

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

 

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