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掲載日:2022年7月25日

令和元年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松澤   正議員)

県庁譲渡会の実績及び今後の展開について

Q   松澤   正   議員(自民

埼玉県における犬や猫の殺処分数については、埼玉県5か年計画で令和3年度に600頭、埼玉県動物愛護管理推進計画で令和5年度に500頭未満とすることが目標に掲げられており、その先にある殺処分ゼロを達成するためには、これらの目標値を確実に達成していかなくてはなりません。県は、殺処分を削減するために飼い主への適正飼養の普及啓発や野良猫の繁殖抑制事業といった県に収容される犬や猫を減らす、いわゆる入り口対策に加え、収容された犬や猫を新しい飼い主へ譲り渡す出口対策に取り組んできました。この結果、平成29年度の県の犬や猫の殺処分数は913頭となり、初めて1,000頭を下回りました。さらに、平成30年度には殺処分数を804頭まで減らし、各計画に掲げた目標値に向けて順調に削減を進めております。
しかし、今後更に殺処分削減のペースを加速させるためには、県に収容された犬や猫を新しい飼い主に譲り渡す出口対策が特に重要であると考えております。
本県では、動物指導センターが犬や猫の譲渡事業に尽力していますが、センター単独では人手や収容能力の関係で譲渡できる数にも限界があります。そこで、県では動物愛護団体と連携して、県庁の敷地を利用した保護犬・保護猫の譲渡会を平成29年度から継続して開催しております。県有施設におけるこのような取組は大変評価できると思います。今年も5月11日に県庁で譲渡会が開催されましたが、これまでの譲渡会においてどのような成果が上がったのか、保健医療部長に伺います。
また、私が県庁の譲渡会を訪れた際に、参加された方から県内各地で譲渡会を開催してほしいという声が聞かれました。実は、私の地元に近い大型商業施設、例えばイケアなどでございますが、そこでは企業とボランティアが連携して犬・猫の譲渡会を開催しております。来客数の多い商業施設などで譲渡会を開催することは、保護犬・保護猫の譲渡制度を知ってもらう上で大変有効な取組だと感じたところです。
そこで、県主催の譲渡会も、このような大型商業施設などで開催を検討してはいかがでしょうか。今後の取組の展望について保健医療部長にお伺いいたします。

A   関本建二   保健医療部長

「これまでの県庁譲渡会の成果」についてです。
県庁譲渡会に参加いただく動物愛護団体は、県に保護された犬猫を譲り受け、体調管理やしつけ等を行った後に個人の方へ譲渡しています。
譲渡会当日は、団体が管理する犬猫を展示して譲渡希望者を募り、後日、団体が希望者の飼育環境などを確認した上で譲渡を行います。
県では昨年度までに譲渡会を3回開催し、延べ1,000人の方が来場され、49頭の犬猫に新しい飼い主が見つかりました。
本年5月に開催した4回目の譲渡会では、957人の方が来場し、展示された97頭の犬猫のうち41頭に譲渡希望が寄せられるなど、過去最多の規模となりました。
また、参加した団体からは「犬や猫をたくさんの方に見ていただき、譲渡の機会が増えることがうれしい」とのお話をいただいております。
次に、「譲渡会を大型商業施設などで開催してはどうか」についてです。
多くの人が集まる大型商業施設で譲渡会を開催することは、保護犬・保護猫の譲渡制度を広く周知する上で大変良い方法であると考えます。
現在、県では企業と協力して譲渡会を開催するため、候補となる商業施設の視察や担当者との打ち合わせを進めており、準備が整い次第、開催する予定です。
また、県内各地で広く譲渡会を開催する上で、市町村と協力することも効果的であると考えます。
そこで、本年10月には桶川市と連携して譲渡会を開催することとし、現在準備を進めております。
県では積極的に犬猫の譲渡事業に取り組むことで殺処分の削減を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。  

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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