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ページ番号:61632

掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(木下高志議員)

埼玉県5か年計画における満足度調査について 

Q 木下高志議員(自民

県では、5か年計画の16の基本目標について、県内在住の県政サポーターに対して県民満足度をアンケート調査しています。平成27年度調査では2,742人を対象とし、「満足している」又は「ある程度満足している」とした人の割合は52パーセントでした。推移を見てみますと、現在の埼玉県5か年計画が始まった平成24年度には51.8パーセント、25年度は51パーセント、26年度は51.5パーセントとほぼ横ばいの状態です。
満足度の高い項目は、1位が「みどりと川を再生し自然と共存する」、2位が「埼玉の魅力を創造し発信する」。満足度の低い項目は、ワースト1位が「誰もが力を発揮しいきいきと活躍する」、ワースト2位が「高齢者が安心してすごせる社会をつくる」となっており、上位の1位も2位も、下位の1位も2位も、平成24年度から3年間、順位の入れ替わりがありません。特に、ワースト1位、2位が変わっていないということは大きな問題として受け止めるべきだと考えております。
そこで、お伺いいたします。
満足度が50パーセント程度で横ばいになっていることについて、知事はどう評価するのか。今後、満足度をどのくらいにしたいと考えているのか。また、下位の1位、2位が固定している現状を改善することが県政にとって必要なことと考えますが、それができていない現状をどう考えているのか、併せてお伺いいたします。 

A 上田清司 知事

まず、満足度が50%程度で横ばいになっていることをどう評価するのかについてでございます。
先ほど申しあげましたように、日本全体の課題の中で構造改革になかなか手が付けられていないという状況が、こうした満足度調査にも出ているかもしれません。
しかし、満足度が50%程度で横ばいになっていることについては、極めて私自身も責任を感じますし、大変残念でなりません。
満足度は一概にどの水準を目標とするかということについては言いにくいものですが、年々上がっていくということが重要だと思っております。
県民の満足度を上げるために、取り組んだ内容や成果をしっかり検証し、県民に伝わるようにしなければならないという御意見も全く同感であります。
なお、52%という平均値は横ばいですが、満足度が上がっているものもあれば、下がっているものもあります。
分野ごとの満足度の経年の変化を捉え、満足度の低下したものがあれば、そのことを率直に受け止め、今後の県政運営に生かさなければいけない、このように思っております。
次に、満足度下1位2位が固定している現状についてでございます。
若者、女性、障害者の社会的な進出が阻害されていることが大きな要因と私は考えております。
例えば就職を希望しても実現できない若い人たち、あるいは非正規の若手の労働者、子育てと仕事の両立に悩む女性、意欲と能力に沿った形での場所が与えられていない障害者の方々のための施策は、より一層取り組みの必要性のある分野でございます。
高齢者問題に関して言えば、医療、福祉、介護など社会保障制度の頻繁な改正により、不安定で将来に安心を見い出せない状況もございます。
しかも消えた年金問題などあり、将来の命綱に信頼が揺らぐなど、将来の不安を払拭できないような状況がございます。
こうした問題がワースト1位2位を占めている要因ではないかと思っております。
ただ残念ながら、御案内のとおり、医療や介護、年金などは国の制度によるところが大きい分野で、今後も制度改正については現実に即した形で様々な要請を行っていきます。
しかし、県は県として、県民の安心安全のために、しっかり取り組んでいかなければならない問題だと認識しております。
 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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