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掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)

知事の政治姿勢について 

Q 田並尚明議員(民主・無所属

去る8月9日に行われた知事選挙で、上田知事は他の4人の候補者に大差をつけ、県民の皆様から絶大なる支援を受けて4選されました。知事は、自らの政治信条を曲げて、「不名誉を甘んじて受ける」というつらい決断をなされての出馬でした。それは、今の日本全体が抱える2025年問題をはじめとした諸課題の克服に向けて果敢に取り組むという知事の強い意志の表れだったと私は思います。
今後、本県では異次元の少子高齢化や生産年齢人口の減少が進み、75歳以上の高齢者の人口は、現在の77万人から118万人に、生産年齢人口は451万人から424万人になると推計されております。多くの県民が、実績ある上田知事の手腕に期待を寄せ、未来への思いを託したものと考えます。私も同じです。これからも大いにリーダーシップを発揮していただき、県政運営に尽力いただきますようお願いいたします。
さて、そこで知事にお伺いいたします。
この状況だけを見ると、本県の未来に暗い気持ちになってしまいがちですが、そうした中で多くの県民からの期待や思いに応えるため、平成28年度の予算編成に当たってどのように取り組むか、知事にお伺いいたします。 

A 上田清司 知事

まず、予算編成に当たっての「知事の政治姿勢について」のお尋ねでございます。
御指摘のように本県は10年後の2025年には、異次元の高齢化や人口減少など、これまでに経験したことのない社会構造の変化に直面することになります。
高齢化に伴う医療・介護需要の増大、労働力人口の減少に伴う経済の活力低下といった暗いイメージを思い起こしがちであります。
しかし私は、県民一人一人が持つ可能性を最大限に引き出していけば未来に希望が持てる埼玉県を創り出すことも可能だと考えています。
そうした未来に明るい希望を持てる社会をつくるという考えの下、平成28年度の予算編成を進めていきたいと考えています。
超高齢化社会というと騎馬戦型から肩車型社会へという形のイメージがよく持ち出されますが、その認識は改めるべきではないかと思っております。
2025年の65歳以上の高齢者は198万人と推計されております。
しかしこのうち入院や通所をしている人たちの割合は2割であり、残りの8割の約157万人は社会参加が可能な「元気な高齢者」であります。
「高齢者は支えられる人」というのがこれまでの考えでありましたが、そうした発想を転換し、「社会を共に担う人」として捉えることが重要だと思います。
このためシニアの就業支援などを更に進めてまいります。
また、誰もが健康で生き生きと暮らせる健康長寿社会の実現を目指す「健康長寿埼玉プロジェクト」を全県に展開してまいります。 
シニアだけではありません。女性の活躍を一層拡大するために「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」を更に進めてまいります。
いわゆる「М字カーブの谷」との関係が深い本県でありますが、最近は改善の方向が見られてまいりました。
国際通貨基金の2012年10月のリポート「女性は日本を救えるか?」によれば、日本の女性労働率がイタリアを除く他のG7諸国並みになれば、日本の1人当たりのGDPは4%上昇し、北欧並みになればさらに4%上昇すると試算をしています。
私はこれまでも高齢化や生産年齢人口の減少という構造的な変化に取り組んでまいりました。
医療や介護のセーフティーネットをカバーした上で、人材を活かした積極的な予算編成に取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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