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ページ番号:61431

掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

本当に女性が活躍できる県の組織と予算編成を

Q 岡田静佳議員(自民

実際に埼玉県で子育てしながら働いている私としましては、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトの効果を実感していません。例えば昨年度、「アタックNo.1」のアニメを起用したキャンペーンを行っていましたが、私の友人の1人が駅に張ってあるこのポスターやチラシ、ラッピング電車を見て「こんなことにお金を使うのなら小児科の混雑を緩和するとか、保育園の定員を1人でも増やせばいいのに、アニメのキャラクターを使って女性をばかにしているような気がする」、こう言いました。はっきり申しましてムーブメントは起きておりません。
公務員と大企業の育児休暇などはどんどん延びていますが、パートや中小企業に勤めている大半の人は恩恵を受けていないという指摘もあります。埼玉県の30歳代女性の就業率が全国42位なのは、福祉や医療の対策が遅れているからです。
県は、産業労働部が所管している経済が中心のウーマノミクスを女性政策の柱に据えていますが、ムーブメントより、まずは女性が安心して子供を産み育てられる福祉政策を整備し、社会に出やすい体制を整えるほうが先です。もっと女性が活躍できる社会を作るために全庁的な組織編成を行い、保育園や学童の定数を増やしたり、私立幼稚園に対する私学助成や小児医療の充実などに貴重な税金を投入する予算編成とすべきと考えますが、企画財政部長にお尋ねいたします。 

A 中原健一 企画財政部長

県では、三大プロジェクトのひとつとして、埼玉版ウーマノミクスプロジェクトを積極的に展開しているところです。
埼玉版ウーマノミクスプロジェクトは、女性の就業を促進することで、消費や投資の拡大、経済の活性化が図られ、さらなる雇用の拡大につながる、という好循環を目指すものです。
生産年齢人口が減少する中で、本県は女性の就業率のいわゆるM字カーブの谷が深いことに着目しております。
このため雇用環境や就業の促進を担当する産業労働部に、プロジェクトを推進する本県独自の組織として、平成24年4月にウーマノミクス課を新設いたしました。
また、これに先立って、平成19年4月には、子育て支援、母と子の医療の充実など少子化対策を全庁的に推進するため、福祉部に少子化対策局長を置いております。
なお、ウーマノミクスの推進は一部局のみで進めることはできないため、産業労働部、福祉部をはじめ、関係部局が連携して進める体制を構築しております。
予算面でも、プロジェクトの柱である、「働きやすい環境の整備」や「女性の就業・起業支援」、「女性の活躍を応援する気運づくり」の幅広い施策に総合的かつ重点的に配分してきました。
経済施策、労働施策にのみ集中するのではなく、総合的な施策展開がなされるよう考慮しております。
例えば男女ともに「働きやすい環境の整備」を行うため、県内中小企業を中心に短時間勤務制度の導入など仕事と子育てが両立できる多様な働き方を実践する企業の認定を進めているところでございます。
その一方で、子育て支援策でもある保育所や認定こども園の整備なども進めております。今年度予算では6,000人分の受入枠拡大を進めるため約88億の予算をさらに措置したところです。
なお、SAITAMA Smile Womenフェスタの開催や、鉄道会社の協賛によるPRなど、企業等と連携して社会そのものを変える気運、ムーブメントづくりを行い、限られた財源を効果的に活用するよう努めております。
また、ウーマノミクスプロジェクトと密接に関連する少子化対策についても、埼玉県子育て応援行動計画に基づき総合的な施策展開に配慮しております。
平成28年度の予算編成にあたっても引き続き全体に目配せした施策の推進がなされるよう努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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