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掲載日:2023年5月17日

平成27年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(土屋恵一議員)

2019年ラグビーワールドカップ日本大会について 

Q 土屋恵一議員(自民

先日、ラグビーの世界一を決める第8回ワールドカップ・イングランド大会が行われ、日本は1次リーグで敗退したものの、初戦の南アフリカ戦は34対32で日本が歴史的勝利を収め、第2戦のスコットランドには10対45で負けはしましたが、第3戦でサモアに26対5、最終戦のアメリカに28対18で勝利しました。
初戦で優勝候補の南アフリカを破り、初の1大会3勝を挙げるなど歴史的な快進撃を見せて、大会を大いに盛り上げた日本代表ですが、3勝して決勝ラウンドに進めなかったチームは日本が初めてだということで、イングランドの新聞も、「今大会最大の遺産、最も不運で、恐らく最も勇敢なチーム」と日本代表への賛辞を送っていました。世界の人々にも、日本代表の戦いは深く記憶に刻まれたと思います。
日本国内でも、試合の放送に加え、新聞やテレビなどの報道が増えてラグビーへの関心が高まるとともに、ルールは分からないけれども面白いと、性別も年齢も超えて人気が一気に広がっています。2019年のワールドカップ開催国として、日本ラグビーが期待しているのは、この盛り上がりではないかと思います。
そのような中で、熊谷ラグビー場は2019年のワールドカップ日本大会の会場として決定しています。このラグビー場は2万4,000人収容する、熊谷スポーツ文化公園の施設として平成13年にオープンしました。広大な3面のグラウンドは、高校ラグビー界の春の全国大会である全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会の舞台にもなっていることから、「西の花園、東の熊谷」と呼ばれ、ラグビーの聖地として多くの人に知られています。日本大会を4年後に控え、この熊谷ラクビー場での試合が成功に終わるよう、ソフト面、ハード面とも万全の準備をしなければなりません。
そこで、今回イングランド大会開催中に、岩崎副知事をはじめ担当職員8名が現地を視察したと伺っております。ラグビーワールドカップ開催を4年後に控えて、率直な感想を、実際現地で南アフリカ戦を観戦しました岩崎副知事にお伺いいたします。
また、競技会場の熊谷ラクビー場について、会場周辺の整備、交通の利便性などのインフラ整備、テロ対策の強化、さらには海外からの訪問客のために埼玉県の文化や歴史を発信することも必要であると思いますが、塩川副知事に御所見をお伺いいたします。 

A 岩崎康夫 副知事

現地では、南アフリカ戦が行われたブライトンのスタジアムなど4つの競技場をはじめ、パブリックビューイングなどが行われているイベント会場であるファンゾーンや周辺の街の様子などを視察してまいりました。
競技場の位置により、鉄道駅からの徒歩やシャトルバスを活用したパーク&ライドなど、それぞれ有効な輸送手段が講じられていました。
ファンゾーンの周辺は、ラグビーワールドカップの雰囲気が感じられるよう旗や横断幕などで装飾が施され、街歩きを楽しむことができました。
街中やファンゾーン、競技場で活動されていたボランティアの方々は、高齢の方も多く、皆さん生き生きと楽しそうに観客の方々の案内などをされておりました。
まさに、街中で歓迎をし、この大会を支えている、そんな姿が感じられました。
また、大変印象的だったのは、試合会場や街のいたる所で、応援していた国の勝敗にかかわらず、互いを称え合う多くの人々の姿でした。
日本代表が歴史的勝利を収めた南アフリカ戦の最後の逆転トライシーンを目の前で見る幸運にも巡り合せていただきました。
試合後には、日本人と見るや「おめでとう」と多くの賛辞が寄せられ、握手攻めにも遭いました。
まさにノーサイドの精神がそこにはあったものと思います。
4年後の日本大会の熊谷会場でもそのような感動的な体験を多くの方々にしていただきたいとの思いを強くいたしました。
今後、イングランド大会の視察の成果を十分に生かし、熊谷ラグビー場の改修をはじめ、ハード面、ソフト面ともに万全の準備を進めてまいります。

A 塩川 修 副知事

ラグビーワールドカップは、夏季オリンピック、サッカーワールドカップとともに世界3大スポーツ大会の一つとされております。
日本で開催される2019年大会については、訪日外国人が約40万人、経済効果が日本全体で約4,200億円との試算も出されております。埼玉県の魅力を世界に発信する絶好のチャンスであります。
去る11月30日、大会開催準備を推進するための組織として、2020オリンピック・パラリンピック/ラグビーワールドカップ2019埼玉県推進委員会が設立されました。
関係自治体や各競技団体、経済界、運輸・観光事業者など関係する様々な団体のトップの方々、約300名からなる、正にオール埼玉の体制であります。上田知事が会長に就任しました。
この推進委員会におきまして、大会を成功させるための課題と今後の取組の方向性をまとめた基本計画を平成28年度に策定する予定であります。
会場周辺整備や交通インフラ整備、テロ対策の推進などにつきましても、この基本計画策定の過程で具体化をしてまいります。
また、蔵造りの町並みが残る「小江戸」川越、ユネスコ無形文化遺産に登録された細川紙の手漉和紙技術、盆栽、そしてアニメなど、埼玉の持つ多彩な歴史や文化のすばらしさを積極的に海外に発信してまいります。
世界中、日本中から来県する選手や観戦客を最高のおもてなしでお迎えをし、県をあげて大会を成功に導き、その盛り上がりを翌年の東京オリンピック・パラリンピックにつなげてまいりたいと思います。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

<注意>
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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