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掲載日:2019年10月4日

平成24年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (浅野目義英議員)

「タンデムマス法」導入後の新生児マススクリーニングテスト事業の課題解決について

Q 浅野目義英議員(民主・無所属)

我が国では、昭和52年から全国で新生児マススクリーニング検査を導入しています。目的はたった一つ、赤ちゃんの生まれつきの病気、つまり先天的な病気を早期発見し、将来障害が出ないよう予防しようとするためです。発症前に発見すれば有効な治療法が確立している先天的な六疾患、フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、甲状腺機能低下症など対象に、赤ちゃんにこの検査が実施をされてきました。埼玉県でも昭和52年以来、35年間にわたり実施をされてきました。さらに近年では、マススクリーニング検査で20種類以上の疾患が一度に判明するタンデムマス法が開発をされ、この方法が普及しつつあります。
タンデムマスとは二つつながった質量分析器を意味し、液体、クロマトグラフィーに質量分析計がつながった分析機器のことです。タンデムマス検査とは、この機器を利用して従来の方法では測定ができなかった物質を測定して、代謝異常症を見つける検査を指します。新生児スクリーニング検査と同じ血液をしみ込ませたろ紙を用いることが可能なため、赤ちゃんへの負担は増えません。1990年代の終わりごろから、欧米諸国では既にタンデムマス検査を用いた新生児スクリーニングが開始され、タンデムマスでは有機酸代謝異常症、脂肪酸・ベータ酸化異常症、尿素サイクル異常症などの今まで見つけられなかった20種類以上の先天性の病気の早期発見と予防に有用であることが明らかにされています。これまで以上に多くの赤ちゃんたちが障害から救われることが現実となりました。
神奈川県では去年の11月から、千葉県、岐阜県、東京都では今年の4月からこのタンデムマス法が実施をされています。埼玉県では10月から実施をされます。都道府県によりタンデムマス検査のスタート時期にずれがあったことは、生まれた時期と場所によって助かるかそうでないかが決定されてしまうことになってしまいます。実施時期が幾つかの自治体と比べ埼玉県が遅れてしまったことは悔やまれますが、厳しい財政状況から新生児スクリーニング自体を廃止しようと考える自治体も現れたり、またこの理由で導入に手をこまねいている自治体もあります。少し遅まきでしたが、埼玉県はこの事業を行う決意をしたことは、次世代育成のための命の政策、その責任において制度整備を行ったことは高く評価がされていいと思います。
さて、五点質問します。タンデムマスは県内に何台置かれるのか、バックアップは大丈夫か、どこで行われるのか、各助産所でも対応すると聞き及んだがどうか、タンデムマス法により病気が見つかったお子さんをお持ちの保護者は、今後のお子さんの将来を非常に心配しているはずです。今後どのような経過をたどるのか。この病気がとてもマイナーであること、電車の中、幼稚園で発作が起きたらどうしようか、考えたら切りがありません。希少疾患のため身近に相談相手がおらず、不安でいっぱいの家族も多いはずです。サポート体制が必要と思われます。
新生児検査は、早期発見で子供が生涯幸せに暮らせるようにする事業のはずです。発見したからそれでいい、それで終わりだでは話になりません。県のサポートを強く願いたいと思います。
最後に、一方で、タンデムマスで見つかる疾患の確定診断に必要な特殊な検査は、保険未収載であること、海外で有効性が認められ使用されている薬剤でも日本でも未承認のものが多く、スクリーニング後の確定診断、早期治療の問題を早急に解決する必要があること、これらについての考え、保健医療部長、病院事業管理者、分けてお答えをいただきたいと思います。

A 奥野 立 保健医療部長

本県におけるタンデムマス法による検査は、10月1日から当面、財団法人岡山県健康づくり財団に委託して行います。
この財団は、本年4月から、岡山県や高知県からもタンデムマス法検査を受託して実施しており実績のある検査機関です。
12月1日からは本県の県立小児医療センターにおいて検査を行うことができるよう準備を進めております。
なお、岡山県での委託検査の期間中も、精密検査が必要と判定されたケースについては、県立小児医療センターや埼玉医科大学病院の専門医が対応に当たることとしております。
県内のタンデムマス検査機器の台数は、県立小児医療センターに2台、さいたま市健康科学研究センターに1台の計3台でございます。
県立小児医療センターでは、バックアップ用も含めて2台の機器を置いて、12月からの検査開始に支障がないよう体制を整えることとしております。
検査は、助産所を含む県内全ての産科医療施設において行ってまいります。

A 名和 肇 病院事業管理者

まず、タンデムマス法により病気が見つかったお子さんの保護者に対するサポートでございます。
検査の結果病気が疑われる場合は、精密検査を受けていただくことになります。
小児医療センターでは、精密検査の結果、病気が発見された場合には専門医が丁寧な説明をしたうえで、最も効果的な治療を行います。
また、緊急時における対処方法の指導や公的助成制度の説明など保護者へのサポートも行ってまいります。
こうした専門の医師による治療と、日常生活の指導・サポートに至る一貫したきめ細やかな対応により、病気の我が子を気遣う親御さんのご不安・ご心配を解消していくよう、今後も万全を期してまいります。
次に、検査で見つかる病気に係る特殊な検査の保険未収載や治療に有効な未承認薬剤について、でございます。
タンデムマス検査の判定によって、必要となる精密検査の保険適用範囲は思うように広がっておらず、多くの検査が適用外であるのが現状でございます。
治療薬剤についても、未承認のものがあり、海外で承認されていても国内では使用できないものもあります。
県立小児医療センターでは、より効果的で安全な治療方法を検討し最善を尽くしております。
なお、保険適用外の検査や治療薬が今後、速やかに承認されることを期待しております。

  • 上記質問・答弁は、正式な会議録とは若干異なります。
  • 上記質問・答弁は速報版です。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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