平成9年12月分の浦和市の消費者物価指数(平成7年平均=100)は総合で101.4となり、前月に比べ0.3%下落、前年同月に比べ1.5%上昇した。
なお、平成9年平均(平成7年平均=100)は101.4となり、平成8年平均に比べ1.9%上昇した。p>
2 前月からの動き
<p> 総合指数の対前月比は0.3%の下落となった。これは、10大費目の「食料」が果物、 乳卵類の値下がりにより0.4%、「被服及び履物」がシャツ・セーター・下着類、衣料の値下がり により0.6%、「交通通信」が交通(※1)、自動車等関係費(※2)の値下がりにより 0.3%、「家具・家事用品」が家庭用耐久財の値下がりにより0.9%とそれぞれ下落した ためである。p>(1)今月動きの大きかった10大費目
@食料
102.0となり、前月に比べ0.4%下落した。これは、果物が4.9%、 乳卵類が2.5%下落したためである。
A被服及び履物
108.0となり、前月に比べ0.6%下落した。これは、シャツ・セーター・下着類が0.9%、衣料が0.6%下落したためである。
B交通通信
100.7となり、前月に比べ0.3%下落した。これは、交通が0.4%、 自動車等関係費が0.3%下落したためである。
C家具・家事用品
96.4となり、前月に比べ0.9%下落した。これは、家庭用耐久財が2.6%下落したためである。
(2)今月上昇した主な項目(中分類)
「食料」のうち野菜・海藻 1.2%
「食料」のうち魚介類 0.3%
(3)今月下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち果物 -4.9%
「光熱・水道」のうち他の光熱(灯油) -4.6%
「家具・家事用品」のうち家庭用耐久財 -2.6%
3 前年同月との比較
総合指数の対前年同月比は1.5%の上昇となった。これは、10大費目でみると、「家具・家事用品」が4.5%下落したものの、「食料」が1.6%、「保健医療」が13.4%、「光熱・水道」が3.6%とそれぞれ上昇したためである。
(1)上昇した主な項目(中分類)
「保健医療」のうち 保健医療サービス 24.1%
「食料」のうち肉類 5.4%
「被服及び履物」のうちシャツ・セーター・下着類 5.3%
「食料」のうち果物 -31.0%
「家具・家事用品」のうち家庭用耐久財 -15.2%
「光熱・水道」のうち他の光熱(灯油) -5.4%
4 平成9年平均と平成8年平均との比較
総合指数の対前年比は1.9%の上昇となった。全体的に見ると平成9年4月の消費税の引き上げによる影響が大きい。10大費目別に見ると「家具・家事用品」が1.0% 下落したものの、「食料」が2.9%、「光熱・水道」が4.0%、「被服及び履物」が2.6% 上昇していることが全体の上昇に寄与している。
※1 交通とは、鉄道、バス、タクシー、航空機の運賃を指す。
※2 自動車等関係費とは、自動車代そして自動車を維持するのに必要なもの(ガソリン、 タイヤ、整備費、駐車料金、保険料等)のことを指す。