2 前月からの動き
総合指数の対前月比は0.1%の上昇となった。これは、10大費目の「住居」が家賃の値下がりにより0.2%下落したものの、「家具・家事用品」が家庭用耐久財の値上がりにより2.4%、「被服及び履物」が衣料の値上りにより1.3%とそれぞれ上昇したためである。
(1)今月動きの大きかった10大費目
@家具・家事用品が94.0となり、前月に比べ2.4%上昇した。これは、家庭用耐久財が8.2%上昇したためである。
A被服及び履物が108.1となり、前月に比べ1.3%上昇した。これは衣料が2.5%上昇したためである。
B住居が97.7となり、前月に比べ0.2%下落した。これは、家賃が0.2%下落したためである。
(2)今月上昇した主な項目(中分類)
「食料」のうち、果物(+)14.4%
「家具・家事用品」のうち、家庭用耐久財(+)8.2%
「食料」のうち、油脂・調味料(+)2.7%
(3)今月下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち、海藻・野菜(−)5.9%
「食料」のうち、肉類(−)2.1%
「食料」のうち、魚介類(−)2.1%
3 前年同月との比較 総合指数の対前年同月比は0.2%の下落となった。これは10大費目でみると、「住居」が1.0%上昇したものの、「家具・家事用品」が1.8%、「光熱・水道」が1.9%下落したためである。
(1)上昇した主な項目(中分類)
「食料」のうち、果物(+)8.2%
「諸雑費」のうち、たばこ(+)7.8%
「教養娯楽」のうち、教養娯楽用耐久財(+)6.4%
(2)下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち、野菜・海藻(−)11.1%
「光熱・水道」のうち、他の光熱(灯油)(−)9.7%
「食料」のうち、調理食品(−)7.8%