2 前月からの動き 総合指数の対前月比は0.6%の下落となった。これは、10大費目の「被服及び履物」がシャツ・セーター・下着類の値下がりにより4.8%、「食料」が果物等の値下がりにより0.7%それぞれ下落したものの、「交通通信」が交通の値上がりにより0.3%上昇したためである。
(1)今月動きの大きかった10大費目
@交通通信が100.5となり、前月に比べ0.3%上昇した。これは、交通0.5%、自動車等関係が0.4%上昇したためである。
A食料が104.0となり、前月に比べ0.7%下落した。これは果物が19.5%、魚介類が3.1%それぞれ下落したためである。
B被服及び履物が102.4となり、前月に比べ4.8%下落した。これは、シャツ・セーター・下着類が6.7%、衣料が6.4%それぞれ下落したためである。
(2)今月上昇した主な項目(中分類)
「食料」のうち、野菜・海藻類(+)3.1%
「家具・家事用品」のうち、家庭用耐久財(+)2.1%
「食料」のうち、飲料(+)1.3%
(3)今月下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち、果物(−)19.5%
「被服及び履物」のうち、シャツ・セーター・下着類(−)6.7%
「被服及び履物」のうち、衣料(−)6.4%
3 前年同月との比較
総合指数の対前年同月比は0.4%の上昇となった。これは10大費目でみると、「食料」、「住居」がそれぞれ0.9%上昇したものの、「光熱水道」が1.9%、「被服及び履物」が1. 2%下落したためである。
(1)上昇した主な項目(中分類)
「被服及び履物」のうち、履物類(+)11.2%
「教養娯楽」のうち、教養娯楽用耐久財(+)10.5%
「諸雑費」のうち、たばこ(+)7.8%
(2)下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち、調理食品(−)4.5%
「諸雑費」のうち、身の回り用品(−)4.2%
「被服及び履物」のうち、シャツ・セーター・下着類(−)3.2%