1 概 要 平成13年12月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で97.7となり、対前月比0.5%、対前年同月比1.9%下落した。
2 前月からの動き
総合指数の対前月比は0.5%下落した。これは10大費目の「教養娯楽」が教養娯楽サービス類の値上がりにより1.2%上昇したものの、「食料」が油脂・調味料等の値下がりにより1.5%下落したためである。
(1)今月動きの大きかった10大費目
<家具・家事用品> 87.8となり、前月に比べ2.1%下落した。これは家庭用耐久財が0.9%下落したためである。
<被服及び履物> 100.6となり前月に比べ1.6%下落した。これは衣料が4.5%下落したためである。
<教養娯楽> 95.1となり、前月に比べ1.2%上昇した。これは教養娯楽サービスが1.9%上昇したためである。
(2)今月上昇した主な項目(中分類)
「教養娯楽」のうち 教養娯楽サービス
1.9%
「保健医療」のうち 保健医療用品・器具
1.6%
「被服及び履物」のうち シャツ・セーター・下着類 1.4%
(3)今月下落した主な項目(中分類)
「食料」のうち
油脂・調味料
−8.1%
「光熱・水道」のうち 他の光熱
−7.0%
「食料」のうち
野菜・海藻
−4.8%
3 前年同月との比較
総合指数の対前年同月比は1.9%下落した。これは10大費目の「教育」が教科書・学習参考書の値上がりにより1.1%上昇したものの、「住居」が家賃の値下がりにより2.3%、「食料」が野菜・海藻の値下がりにより2.2%、各々下落したためである。
(1)今月上昇した主な項目(中分類)
「諸雑費」のうち 身の回り用品
3.2%
「保健医療」のうち 保健医療サービス
2.1%
「食料」のうち 調理食品
2.0%
(2)今月下落した主な項目(中分類)
「教養娯楽」のうち
教養娯楽用耐久財 −20.6%
「家具・家事用品」のうち 家庭用耐久財
−19.6%
「食料」のうち
野菜・海藻
−10.3%
4 平成13年平均と平成12年平均との比較
総合指数の対前年比は-1.3%下落し98.7となった。これは10大費目で見ると「教育」が1.0%「諸雑費」が0.7%各々上昇したものの、「家具・家事用品」が6.4%「教養娯楽」が3.5%「住居」が1.7%各々下落したためである。