1 概   要  

平成14年2月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で96.6となり、対前月比0.6%、対前年同月比2.5%下落した。 

2 前月からの動き 

総合指数の対前月比は0.6%下落した。これは10大費目の「保健医療」が保健医療用品・器具の値上がりにより0.2%上昇したものの、「食料」が果物等の値下がりにより1.3%、「教養娯楽」が教養娯楽用耐久財の値下がりにより1.3%各々下落したためである。  

(1)今月動きの大きかった10大費目   

<被服及び履物> 91.2となり、前月に比べ2.3%下落した。これは衣料が3.7%下落したためである。  
<食料> 96.9となり前月に比べ1.3%下落した。これは教養娯楽耐久財が3.2%下落したためである。  
<保健医療> 100.2となり、前月に比べ0.2%上昇した。これは保健医療用品・器具が0.7%上昇したためである。  

(2)今月上昇した主な項目(中分類)   

「食料」のうち          乳         卵         類        9.7%  
「食料」のうち          酒                     類        3.7%  
「保健医療」のうち    保健医療用品・器具        0.7%  

(3)今月下落した主な項目(中分類)   

「食料」のうち    果          物      −10.5%  
「食料」のうち    野    菜  ・  海      藻      −6.0%  
「食料」のうち    肉                      類      −4.7%  

3 前年同月との比較 

総合指数の対前年同月比は2.5%下落した。これは10大費目の「教育」が補習教育の値上がりにより1.1%上昇したものの、「食料」が野菜・海藻の値下がりにより4.0%、「住居」が家賃の値下がりにより3.0%各々下落したためである。   

(1)今月上昇した主な項目(中分類)   

「諸雑費」のうち    身の回り用品        3.1%  
「食料」のうち       酒             類        2.8%  
「諸雑費」のうち    そ    の      他        1.7%  

(2)今月下落した主な項目(中分類)   

「家具・家事用品」のうち    家庭用耐久財              −21.9%  
「教養娯楽」のうち            教養娯楽用耐久財      −21.4%  
「食料」のうち                   野   菜    ・  海  藻      −15.0%