1 概   要
 
 平成14年6月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で97.1となり、対前月比は変動がなく、対前年同月比は1.5%下落した。
 
2 前月からの動き
 総合指数の対前月比は変動がなかった。これは10大費目の「食料」が果物、飲料等の値下がりにより0.5%下落したものの、「教養娯楽」が教養娯楽サービスの値上がりにより0.6%、「住居」が設備修繕・維持の値上がりにより0.1%、各々上昇したためである。
 
 (1)今月動きの大きかった10大費目
 
   <家具・家事用品> 87.0となり、前月に比べ0.8%下落した。これは家庭用耐久財が1.9%下落したためである。
   <教養娯楽>     94.3となり、前月に比べ0.6%上昇した。これは教養娯楽サービスが1.0%上昇したためである。
   <食  料>      98.0となり、前月に比べ0.5%下落した。これは果物が7.2%飲料が4.3%下落したためである。
 
 (2)今月上昇した主な項目(中分類)
 
    「食料」のうち      肉類               4.7%
    「食料」のうち      乳卵類             2.4%
    「保健医療」のうち   保健医療用品・器具    1.6%
 
 (3)今月下落した主な項目(中分類)
 
    「食料」のうち          果物         - 7.2%
    「食料」のうち          飲料         - 4.3%
    「家具・家事用品」のうち   家庭用耐久財   - 1.9%
 
 
3 前年同月との比較
 
 総合指数の対前年同月比は1.5%下落した。これは10大費目の「教育」が補習教育、教科書・学習参考書等の値上がりにより1.6%上昇したものの、「住居」が家賃等の値下がりにより2.6%、「食料」が菓子類、飲料等の値下がりにより1.0%各々下落したためである。
 
 (1)今月上昇した主な項目(中分類)
 
    「食料」のうち   果物       5.0%
    「食料」のうち   乳卵類      4.7%
    「教育」のうち   補習教育    4.3%
 
 (2)今月下落した主な項目(中分類)
 
    「家具・家事用品」のうち   家庭用耐久財      -14.7%
    「教養娯楽」のうち       教養娯楽用耐久財   -12.7%
    「光熱・水道」のうち      他の光熱         - 7.4%