1 概   要
 
 平成14年11月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で97.0となり、対前月比は変動がなく、
対前年同月比は1.2%下落した。
 
 
2 前月からの動き
 総合指数の対前月比は変動がなかった。これは、10大費目の「食料」が野菜・海藻及び油脂・調味料の値上がりにより
0.8%上昇したものの、「被服及び履物」がシャツ・セーター・下着類及び衣料の値下がりにより3.0%、「教養娯楽」が教養
娯楽用耐久財の値下がりにより0.4%各々下落したためである。
 
 (1)今月動きの大きかった10大費目
 
   <被服及び履物>  96.1となり、前月に比べ3.0%下落した。これはシャツ・セーター・下着類が4.7%、衣料が4.5%、
                各々下落したためである。
   <家具・家事用品> 86.4となり、前月に比べ0.9%下落した。これは家庭用耐久財が3.3%下落したためである。
   <食    料>    98.9となり、前月に比べ0.8%上昇した。これは野菜・海藻が7.4%、油脂・調味料が4.4%上昇
                したためである。
 
 (2)今月上昇した主な項目(中分類)
 
    「食  料」のうち      野菜・海藻      7.4%
    「食  料」のうち      油脂・調味料     4.4%
    「被服及び履物」のうち   履 物 類      3.4%
 
 (3)今月下落した主な項目(中分類)
 
    「食料」のうち   果物   - 5.2%
    「被服及び履物」のうち   シャツ・セーター・下着類   - 4.7%
    「被服及び履物」のうち   衣料   - 4.5%
 
 
3 前年同月との比較
 
 総合指数の対前年同月比は1.2%下落した。これは10大費目の「諸雑費」が身の回り用品の値上がりにより1.9%上昇したものの、「住居」が家賃の値下がりにより2.5%、「被服及び履物」が衣料及びシャツ・セーター・下着類の値下がりにより6.0%各々下落したためである。
 
 (1)今月上昇した主な項目(中分類)
 
    「食料」のうち   野菜・海藻    19.3%
    「諸雑費」のうち   身の回り用品    9.2%
    「教育」のうち   補習教育    4.3%
 
 (2)今月下落した主な項目(中分類)
 
    「教養娯楽」のうち   教養娯楽用耐久財   -13.1%
    「被服及び履物」のうち   衣料   -11.9%
    「食料」のうち   飲料   - 6.0%