1 概   要  平成15年6月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で97.1となり、対前月比は0.2%上昇し、対前年同月比は変動がなかった。総合指数は、平成11年9月以降はじめて前年同月の水準を維持した。  

2 前月からの動き 総合指数の対前月比0.2%上昇した。これは、10大費目の「交通通信」が自動車等関係費及び交通の値下がりにより0.3%下落したものの、「食料」が飲料及び乳卵類の値上がりにより0.3%上昇したためである。

(1)今月動きの大きかった10大費目  
<家具・家事用品> 85.1となり、前月に比べ0.7%上昇した。これは家庭用耐久財が1.3%上昇したためである。  
<教養娯楽>          92.1となり、前月に比べ0.4%上昇した。これは教養娯楽サービスが0.6%、教養娯楽用耐久財が0.2%各々上昇したためである。   
<交通通信>      98.7となり、前月に比べ0.3%下落した。これは自動車等関係費が0.6%、交通が0.1%各々下落したためである。

(2)今月上昇した主な項目(中分類)    
「食料 」のうち   飲料    5.9%    
「食料 」のうち   乳卵類   4.4%    
「食料 」のうち   穀類    1.5%  

(3)今月下落した主な項目(中分類)     
「食料」のうち   果物       -3.3%    
「食料」のうち   油脂・調味料-2.2%    
「食料」のうち   野菜・海藻   -1.7%    

3 前年同月との比較  総合指数の対前年同月比は変動なかった。これは10大費目の「食料」が果物及び野菜・海藻の値上がりにより1.2%上昇したものの、「教養娯楽」が教養娯楽用耐久財及び教養娯楽サービスの値下がりにより2.3%下落したためである。  

(1)今月上昇した主な項目(中分類)     
「食料」のうち   果物             10.0%    
「保健医療」のうち保健医療サービス8.9%    
「光熱・水道」のうち他の光熱     8.0%  

(2)今月下落した主な項目(中分類)     
「教養娯楽」のうち教養娯楽用耐久財-15.1%    
「家具・家事用品」のうち家庭用耐久財-8.7%    
「被服及び履物」のうちシャツ・セーター・下着類 -4.6%