1 賃金の動き
10月分の調査産業計(サービス業を含む。以下同じ。)1人当たりの月間現金給与総額は、規模5人以上で272,334円となり、対前年同月比1.6%減(規模30人以上では、291,526円、0.1%増)となった。(第1図、第1・2表)
実質賃金指数は、規模5人以上で対前年同月比1.9%減(規模30人以上では、0.1%減)となった。(第7表)
また、きまって支給する給与(定期給与)は、5人以上で270,521円、対前年同月比1.6%減(規模30人以上では、289,732円、0.2%増)であった。(第1・2表)
きまって支給する給与のうち所定内給与は、規模5人以上で252,643円、対前年同月比0.9%減(規模30人以上では、266,766円、0.9%増)であった。(第1・2表)
2 労働時間の動き
10月の調査産業計の月間総実労働時間は、規模5人以上で155.8時間、対前年同月比1.2%増(規模30人以上では、156.2時間、0.6%増)となった。
また、所定外労働時間は、5人以上で9.8時間、対前年同月比は6.7%減(規模30人以上では、11.2時間、7.4%減)であった。(第2図、第1・2表)
製造業の所定外労働時間は、規模5人以上で12.2時間、対前年同月比19.8%減(規模30人以上では13.6時間、17.1%減)であった。(第2図、第1・2表)
3 雇用の動き
10月分の規模5人以上調査産業計の常用雇用指数は97.8、対前年同月比1.9%減(規模30人以上では99.2、2.1%減)、製造業では規模5人以上の指数が96.9、対前年同月比2.9%減(規模30人以上では97.1、2.8%減)であった。(第4図、第3表)
その他の主な産業(規模5人以上)についてみると、卸売・小売業,飲食店が対前年同月比0.8%減、サービス業が同1.9%減となっている。(第3表)
規模30人以上の季節変動調整済指数の対前月比は、調査産業計で0.3%増、製造業も0.1%増であった。(第10表)
また、常用雇用者中のパートタイム労働者の比率をみると、規模5人以上では、調査産業計で24.5%、対前年同月差1.0ポイントの低下(規模30人以上では、21.8%、同0.9ポイントの低下)であった。(第17表)