総人口に占める15〜64歳の割合が、全都道府県中で最高に
平成15年3月中旬に、平成14年10月1日現在の全国及び都道府県別の推計人口が総務省統計局により公表されました。
1 全国の人口
平成14年10月1日現在の全国の総人口は、1億2743万5千人で、男女別では、男6225万2千人、女6518万3千人でした。
年齢3区分別に、その年齢層の人口が総人口に占める割合をみると、0〜14歳が14.2%、15〜64歳が67.3%、65歳以上が18.5%となっています。
全国の人口を年齢5歳階級別にみると下記のとおりとなります。
![]() 平成13年10月から14年9月の全国の人口増加率は1.1‰でした。近年の推移を、自然増減率、社会増減率と併せてグラフにしてみると、下記の通りとなります。
社会増減率は増加傾向にありましたが、減少し、△0.1‰となった平成10年10月から平成11年9月以来のマイナスの数値となっています。自然増減率は、ほぼ横ばいですが、減少傾向となっています。
![]() 2 埼玉県の人口
埼玉県の総人口は700万1千人で、男352万8千人、女347万3千人でした。
年齢3区分別に、その年齢層の人口が総人口に占める割合をみると、0〜14歳が14.5%、15〜64歳が71.3%、65歳以上が14.2%で、全国の数値と比べ、0〜14歳が0.3ポイント、15〜64歳が4.0ポイント、それぞれ高く、65歳以上が4.3ポイント低くなっています。
年齢3区分別人口の割合では、埼玉県の15〜64歳の71.3%は全国の都道府県中で最も高く、65歳以上の14.2%は同じく最も低くなっています。
![]() ![]() また、埼玉県の人口を年齢5歳階級別人口にグラフにすると、下記のとおりとなります。
左ページの全国の5歳階級別人口のグラフでは、50〜54歳の人口のみが他の階層と比べ著しく多いことがわかりますが、埼玉県では、全国と同じ50〜54歳のほか、25〜29歳及び30〜34歳の人口も他の階層と比べ多くなっています。
![]() 平成13年10月から14年9月の埼玉県の人口増減率は3.3‰でした。自然増減率は3.3‰、社会増減率は△0.0‰となっています。近年の増減率をグラフにしてみると、下のとおりとなります。全国と同様、自然増減率と比べ、社会増減率の低下が大きいことがわかります。
![]() 3 都道府県別の人口
各都道府県で、人口が最も多いのは東京都で1221万9千人、次いで大阪府881万5千人、神奈川県862万5千人、愛知県712万3千人と続き、埼玉県は第5位となっています。
年齢3区分別人口の割合では、総人口に占める0〜14歳の人口の割合が最も高いのは沖縄県で19.3%、15〜64歳の割合が最も高いのは埼玉県で71.3%、65歳以上の割合が最も高いのは島根県で26.0%でした。
また、総人口に占める0〜14歳の人口の割合が最も低いのは東京都で12.0%、15〜64歳の割合が最も低いのは島根県で60.1%、65歳以上の割合が最も低いのは埼玉県で14.2%となっています。
各区分で、総人口に占める割合が高い順及び低い順にみた5都道府県は、それぞれ下の表のとおりです。
0〜14歳の割合が高い都道府県 15〜64歳の割合が高い都道府県 65歳以上の割合が高い都道府県
0〜14歳の割合が低い都道府県 15〜64歳の割合が低い都道府県 65歳以上の割合が低い都道府県
65歳以上の割合が最も高い島根県と、0〜14歳の割合が最も高い沖縄県について、年齢3区分別人口の割合をグラフにしてみると下のようになります。
![]() ![]() また、年齢5歳階級別人口のグラフは、それぞれ下のようになります。
![]() ![]() 参考に、平成12年国勢調査結果での都道府県別平均年齢は、島根県が44.9歳で全都道府県のうち最も高く、沖縄県が37.5歳で最も低く、埼玉県は39.6歳で沖縄県に次いで2番目に低くなっています。
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