今月の動きから
常用雇用指数は増加に転じる
賃金指数(現金給与総額)は増加に転じる
労働時間指数(総実労働時間)は増加に転じる
◇毎月勤労統計調査の平成17年9月分によると、事業所規模5人以上調査産業計の1人平均現金給与総額は255,624円、総実労働時間数は144.5時間、推計常用労働者数は1,790,280人であった。
◇常用雇用指数は、対前年同月比0.1%増加し、8か月ぶりの増加となった。
賃金指数(現金給与総額)は、対前年同月比2.8%増加し、2か月ぶりの増加となった。
賃金指数(定期給与)は、対前年同月比2.2%増加し、15か月連続増加となった。
賃金指数(所定内給与)は、対前年同月比1.6%増加となった。
労働時間指数(総実労働時間)は、対前年同月比0.3%増加し、3か月ぶりの増加となった。
労働時間指数(所定外労働時間)は、対前年同月比1.0%減少し、3か月ぶりの減少となった。
生産、出荷指数 ともに2か月連続の上昇
◇平成17年9月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、平成12年平均=100)は、生産95.4、出荷96.7、在庫116.7、在庫率152.8で、前月(末)と比べ、生産は2.8%、出荷は6.4%、在庫は2.8%、在庫率は9.2%とすべて上昇した。
◇19業種別に前月と比べると、生産は化学工業、輸送機械工業など8業種が上昇し、出荷は輸送機械工業、化学工業など9業種が上昇した。また、在庫は輸送機械工業、一般機械工業など13業種が上昇した。
消費者物価指数(総合)、対前月比変動なく、対前年同月比0.9%下落
◇平成17年10月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で96.6となり、対前月比は変動なく、対前年同月比は0.9%下落した。
◇対前月比が変動なしとなった内訳を寄与度でみると「教養娯楽」、「食料」などが下落しているが、「住居」、「被服及び履物」などは上昇している。
9月の勤労者世帯の消費支出は前年同月比で4.3%の増加
◇平成17年9月分のさいたま市の勤労者世帯1世帯当たりの実収入は、500,397円であった。
◇実収入から所得税等の非消費支出を差し引いた可処分所得は、432,943円で、実収入に占める割合は、86.5%(前年同月86.8%)であった。
◇一方、消費支出は341,762円で、前年同月に比べて4.3%増加し、実支出に占める割合は83.5%(前年同月84.5%)であった。
◇また、平均消費性向(可処分所得に占める消費支出の割合)は、78.9%で前年同月の83.4
%に比べて4.5ポイント下回った。
※ 平成17年10月及び11月の埼玉県推計人口(各月1日現在)については、平成
17年国勢調査人口(10月1日現在)が集計中であるため、公表されていない。