平成15年住宅・土地統計調査(速報)から
( 埼玉県の結果の要約 )
 
1.はじめに
 
 平成15年住宅・土地統計調査の集計結果の速報として、総務省統計局が公表した中から埼玉県の結果を要約したものを今回特集し、掲載しました。
 この住宅・土地統計調査は、我が国における住宅及び住宅以外で人が居住する建物に関する実態並びに現住居以外の住宅及び土地の保有状況その他の住宅等に居住している世帯に関する実態を調査し、その現状と推移を全国及び地域別に明らかにすることにより、住宅・土地関連諸施策の基礎資料を得ることを目的として、昭和23年以来5年ごとに実施してきており、平成15年住宅・土地統計調査はその12回目に当たります。
 なお、確報集計結果については、平成17年3月25日に公表予定される予定です。今回の速報集計結果については、速報値であり確報集計による結果とは必ずしも一致しません。
 
2.埼玉県の総住宅数と総世帯数
 
 平成15年10月1日現在における埼玉県の総住宅数は、2,823,400戸、総世帯数は、2,552,900世帯となりました。前回の平成10年と比較してみると、総住宅数は227,600戸(8.8%)の増加、総世帯数は、223,500世帯(9.6%)の増加となりました。
 
表1
 
図1 
 
図2 (参考)都道府県別住宅数(上位10都道府県)
 
3.総住宅数に占める空き家の割合
 
 埼玉県の総住宅数(2,823,400戸)のうち居住世帯のある住宅は2,529,100戸となり、総住宅数に占める空き家数は、273,100戸となりました。前回の平成10年には、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)が9.9%となっており、今回の調査では、9.7%になりました。平成10年の調査時と比べると0.2ポイントの減少となりました。
 
表2 住宅数(平成15年)
 
 
図3
 
 
表3 空き屋の内訳(平成15年)
 
 
図4
 
 
4.住宅の建て方別の割合
 
 埼玉県の住宅を建て方別の割合でみると、一戸建が1,424,100戸で56.3%、長屋建が45,600戸で1.8%、共同住宅が1,053,200戸で41.6%、その他が6,200戸で0.2%でした。
 前回平成10年の住宅2,310,400戸を建て方別にみると、一戸建1,328,500戸で住宅全体の57.5%、長屋建は51,300戸で2.2%、共同住宅は922,300戸で39.9%でした。
 平成10年の住宅と比べると、一戸建が1.2ポイントの減少、長屋建が0.4ポイントの減少、共同住宅が1.7ポイント増加しました。
 
図5
図6
 
図7
 
 
5.居住世帯のある住宅に占める持ち家の割合
 
 居住世帯のある住宅に占める持ち家の割合(持ち家住宅率)をみると、持ち家は1,622,000戸で64.1%、借家は832,700戸で32.9%でした。
 前回平成10年の持ち家は1,458,000戸で住宅全体の63.1%、借家は792,200戸で34.3%でした。
平成10年と比較すると、持ち家は1ポイントの増加、借家は1.4ポイントの減少となりました。
 
表4 住宅の所有の関係
 
図8
図9