今月の動きから
 
常用雇用指数は引き続き減少
賃金指数(現金給与総額)は減少に転じる
労働時間指数(総実労働時間)は引き続き減少
 
◇毎月勤労統計調査の平成17年8月分によると、事業所規模5人以上調査産業計の1人平均現金給与総額は262,638円、総実労働時間数は139.3時間、推計常用労働者数は1,787,795人であった。
◇常用雇用指数は、対前年同月比1.0%減少し、7か月連続減少となった。
 賃金指数(現金給与総額)は、対前年同月比0.7%減少し、8か月ぶりの減少となった。
 賃金指数(定期給与)は、対前年同月比0.3%増加し、14か月連続増加となった。
 賃金指数(所定内給与)は、対前年同月比増減なしとなった。
 労働時間指数(総実労働時間)は、対前年同月比0.2%減少し、2か月連続減少となった。
 労働時間指数(所定外労働時間)は、対前年同月比2.2%増加し、2か月連続増加となった。
 
生産、出荷指数 ともに上昇  
 
平成17年8月の埼玉県鉱工業指数(季節調整済、平成12年平均=100)は、生産92.8、出荷90.9、在庫113.5、在庫率139.9で、前月(末)と比べ、生産は7.9%、出荷は5.2%、在庫は2.6%上昇し、在庫率は△7.7%と低下した。
19業種別に前月と比べると、生産は電気機械工業、食料品工業など14業種が上昇し、出荷は電気機械工業、食料品工業など13業種が上昇した。また、在庫は輸送機械工業、ゴム製品工業など14業種が上昇した。
 
消費者物価指数(総合)、対前月比0.3%上昇、対前年同月比0.5%下落
 
◇平成17年9月分のさいたま市の消費者物価指数(平成12年平均=100)は総合で96.6となり、対前月比は0.3%上昇、対前年同月比は0.5%下落した。
◇対前月比が0.3%の上昇となった内訳を寄与度でみると「被服及び履物」、「食料」などの上昇が要因となっている。なお、「教養娯楽」は下落した。
 
8月の勤労者世帯の消費支出は前年同月比で15.4%の増加
 
◇平成17年8月分のさいたま市の勤労者世帯1世帯当たりの実収入は、502,878円であった。
◇実収入から所得税等の非消費支出を差し引いた可処分所得は、429,117円で、実収入に占める割合は、85.3%(前年同月83.1%)であった。
◇一方、消費支出は365,923円で、前年同月に比べて15.4%増加し、実支出に占める割合は83.2%(前年同月78.6%)であった。
◇また、平均消費性向(可処分所得に占める消費支出の割合)は、85.3%で前年同月の74.8%に比べて10.5ポイント上回った。
 
 
※ 平成17年10月1日現在の埼玉県推計人口については、平成17年国勢調査人口
 (10月1日現在)が集計中であるため、公表されていない。