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掲載日:2016年12月7日

研究課題の評価

研究課題評価の公開について

 限られた研究資源で、効率的かつ効果的な研究開発を実施するために、研究課題の評価(以下「課題評価」という)を実施しています。課題評価において適切な助言を得ることで、研究員の創造性が十分に発揮できるように活用するものです。

 ここでは、課題評価の透明性を高めるとともに、試験研究について多くの方々に知っていただくために、ホームページで公開いたします。

評価委員会の設置

  当研究室では、「埼玉県農林水産試験研究機関研究課題評価実施要領(平成27年4月1日最終改正)」に基づき、厳正かつ公平性、客観性を確保するため課題評価を行う組織として、外部の有識者等で構成する研究等評価委員会(以下「評価委員会」という)を設置しています。

 平成28年度の評価委員会構成は、以下の3名です。

評価委員一覧

氏名

現職等

  後藤 晋  東京大学大学院農学生命科学研究科 付属演習林教育研究センター 准教授
  滝田 早苗  埼玉県山林種苗協同組合 理事長
  設楽 幸裕  こだま森林組合 代表理事組合長

※所属は、平成28年10月現在のものです。(敬称略)

評価の種類と公開

 評価委員会で行う課題評価には、下記の3つがあり、このホームページで公開するのは、平成26年度に終了した研究課題を対象にした「事後評価」です。 

評価種類一覧  

事前評価

新たに実施する研究課題について、県民ニーズなど農林水産行政からみた緊急性や重要性、本県農林水産業への貢献の可能性、技術的な達成の可能性等、多様な観点から、課題化の妥当性を評価します。

事後評価

研究終了後、当該研究の成否について総括するとともに、新たな研究計画の策定等に活かすため、研究目標の達成の度合い、研究成果の波及効果、県民生活や本県農林水産業への貢献度など研究内容の全般について、総合的な観点から評価します。

追跡評価

事後評価だけではその成果が確定できないと判断された研究課題については、研究終了後一定期間経過後に、追跡評価を実施します。

 

 平成27年度に実施した課題の評価

   平成28年10月6日に評価委員会を開催しました。評価委員会では、研究課題の担当者が、スライドや資料を使って研究成果をプレゼンテーション形式で発表しました。

 評価は、完了課題の報告書及びプレゼンテーションの結果にもとづいて行われました。評価委員3 名から評価をいただきました。

平成27年度に終了した課題の評価公開

<評価基準(事後評価)>

  評価基準は「総合評価」と、「要素別の評価」があります。

評価基準表

評価基準

総合評価

A

優れた研究成果で活用が大いに期待できる

B

良好な研究成果で活用が期待できる

C

一部の研究成果で活用が期待できる

D

不十分な研究成果で活用が期待できない

評価の要素

目標達成度

a

大いに認められる

b

認められる

c

やや欠ける

d

認められない

活用見込み

a

大いに認められる

b

認められる

c

やや欠ける

d

認められない

 

<評価結果(事後評価)>

研究課題名

ナラ枯れを防ぐ武蔵野の森再生・循環利用システム技術の確立

研究担当

森林環境担当

研究期間

平成24~27年度

 

研究概要

(1)ナラ枯れ危険度調査の結果、カシナガの捕獲はなかった。また、コナラの枯死情報に基づき所沢市で現地調査をしたが、カシナガによる枯死とは認められなかった。

(2)コナラ林伐採地の調査で、萌芽しにくいと考えられていた50年生前後の萌芽生存株率は40~63%と比較的高い値を示した。また、調査地の萌芽生存株率は林齢の増加とともに低くなる傾向があり、高齢化したコナラ林を更新するためには、萌芽を確実に育成するか、必要に応じて植栽が必要と考えられた。

(3)高齢木の原木利用評価では、コナラ・クヌギの利用可能な直材の割合は、末口径20cm以上(用材)が1割程度に止まった。シイタケ原木として利用が期待された枝部分は曲がりが大きく、シイタケ原木利用は難しいことが明らかになった。

(4)コナラ材を天然乾燥させたところ、乾燥開始後7か月で平衡状態に達することを確認した。平衡状態での含水率は11%(JAS D13)相当だった。コナラ材の強度は、家具材として利用されているミズナラを大きく上回った。コナラ材は乾燥に伴う変形が生じるため利用されないできたが、小片化して接着し大判の板材にすることで家具材としての利用を見込めることが明らかになった。

研究評価

評価の要素

目標達成度:c

活用見込み:a

総合評価

 A

 

 

 

お問い合わせ

農林部 寄居林業事務所 森林研究室

郵便番号369-1203 埼玉県大里郡寄居町寄居1587-1

電話:048-581-0123

ファックス:048-581-0792

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