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掲載日:2020年5月22日

メディカルラボ・コミュニケーション事業報告

メディカルラボ・コミュニケーション事業は、産学官連携の取り組みを進めていくことを目的として、平成26年度から平成30年度までの5年間に行なった事業です。大学、民間企業、病院等との共同研究を10研究行いましたので、報告します。

生体影響担当

アレルギー疾患と住居内のダニ対策について

共同研究機関

一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会、株式会社ペストマネジメントラボ

事業概要

住居内のダニは、アレルギー疾患の発症要因の一つと考えられている。このため、県内の一般家庭の室内塵(ちり)を採取し、ダニアレルゲン量を測定して、場所との相関を調べダニ対策を検討する。

研究結果

ダニアレルゲン量の測定結果から、住居内でダニアレルゲンが蓄積されやすい場所を把握し、改善方法について検討した。

 

ダニアレルギー症状に及ぼす患者居住環境介入の効果

共同研究機関

北里大学メディカルセンター病院、株式会社ペストマネジメントラボ、一般社団法人埼玉県ペストコントロール協会

事業概要

医療機関と連携し、住環境改善指導によるアレルギー症状の改善効果について住居内の塵中アレルゲン量の測定結果等から検討する。

研究結果

アレルギーで治療中の小児患者を対象にダニアレルゲンの低減する環境改善指導をおこなった。指導前後の患者の症状と環境中のダニアレルゲン量からその効果について検討した。さらに検討した結果について、県民向けに講演会を開催し、環境改善によるダニアレルギー対策のパンフレットを作成配布した。

 

化学物質による室内空気汚染の現状と対策に資する研究

共同研究機関

埼玉県住まいづくり協議会

事業概要

高断熱、高気密住宅の普及が進む中、従来とは異なる化学物質によるシックハウス(室内空気汚染)問題が顕在化している。室内空気中のアルデヒド類・揮発性有機化合物の実態を把握するとともに、その改善策等を検討する。

研究結果

住宅メーカー施工による新築未入居住宅等の室内空気中の化学物質濃度と建築材料、気密性能等との関係性、季節変動や経年変動を調査した。屋外大気に比べて、室内の化学物質濃度は非常に高く、特に夏場に増加する傾向があった。これらの研究成果を住宅メーカーへフィードバックし、県民の安全・安心な住宅づくりをサポートした。

 

 薬品担当

小児血管腫に用いられている薬物に関する溶解性と味の改善の評価

共同研究機関

城西大学薬学部

事業概要

高血圧薬のβ遮断薬は「小児血管腫」への効果が認められているが、苦味が強い。環状多糖類(シクロデキストリン)を用いて、この医薬品の味をマスキングし、飲みやすさの改善を目指す。

研究結果

環状多糖類であるシクロデキストリンでマスキングしたβ遮断薬について、溶出試験を実施した。β遮断薬単独と、同等の溶解性が確認されたため、同等の効果が期待できる。環状多糖類であるシクロデキストリンは、医薬品の味のマスキングに応用できることが示唆された。

 

クラッシュ症候群ラットにおける黄耆(オウギ)抽出物astragaloside-4の体内薬物動態の評価

共同研究機関

城西大学薬学部

事業概要

クラッシュ症候群は、地震等災害時に圧迫により急性腎不全等が起こる病態である。急性腎不全を回避するための血液透析等により、さらに虚血再灌流傷害が起こる場合がある。腎不全及び虚血再灌流傷害両方に有効な黄耆抽出物(成分:astragaloside-4:AS)について、健常及び病態下ラットにおける薬物体内動態の評価を目指す。

研究結果

健常及び病態下ラットにおけるASの血中濃度はともにAS輸液投与後3時間値で最高を示し、投与終了後、急速に低下したが、病態下ラットのほうが、血中濃度の低下が緩やかであった。病態下では薬物の代謝の遅延がおこっていると考えられた。

 

脂溶性ビタミンC誘導体の溶出挙動について

共同研究機関

城西大学薬学部

事業概要

脂溶性ビタミンC誘導体は、皮膚吸収性がよく、医薬品や化粧品の添加剤としての応用が期待されているが、溶けにくいことが、製剤開発上の問題となっている。溶解性を改善する手段として共結晶が知られており、共結晶を形成する尿素と脂溶性ビタミンC誘導体を複合体にすることで、溶解性が改善するか溶出試験を行って検討する。

研究結果

共結晶を形成する尿素と脂溶性ビタミンC誘導体を複合体にすることで、脂溶性ビタミンC誘導体の機能を保持したまま溶解性が改善されることが示唆された。

 

クロモグリク酸ナトリウム細粒剤における溶出挙動について

共同研究機関

城西大学薬学部

事業概要

クロモグリク酸ナトリウム(Na)は気管支喘息やアレルギー性鼻炎に用いられている。当該先発品及びジェネリック医薬品のヒト官能試験を実施した結果、服用感における「ザラツキ」に製剤間で違いが確認された。そこで、クロモグリク酸Naの3製剤の溶出性を研究する。

研究結果

口腔内でのざらつきや溶け具合は使用感に影響を与えるが, 今回の研究で用いた製剤はコンプライアンスに影響を与える可能性が低いと確認された。

 

水・食品担当

 ヒノキチオール包接複合体の安定性評価

共同研究機関

城西大学薬学部

事業概要

ヒノキチオール(香料・保存料として使用)の芳香性を持続するため、製剤技術(包接化)により、成分の安定性評価と分解物の同定を行う。

研究結果

揮発量を確認するため、ヒノキチオール及びシクロデキストリンの包接複合体を、医薬品の安定性評価に用いられている安定性試験ガイドラインの過酷試験に基づき保存し、機器にて測定した。また、ヒノキチオールは光により分解するとの報告があるため、先の試料を測定し、光分解物の確認をした。その結果、過酷試験における条件では、ヒノキチオールは光分解せず、シクロデキストリンと包接することで揮発量を抑えることが示唆された。

 

植物性自然毒(アルカロイド類)一斉分析法

共同研究機関

コープデリ生活協同組合連合会

事業概要

植物性自然毒(アルカロイド類)による苦情検査対応において、より迅速な実施と詳細な情報提供のため、データを集積する。

研究結果

トマトの苦み成分であるα-トマチンを中心に、ジャガイモの有毒成分であるα-ソラニン、α-チャコニンを含めた一斉分析法を開発した。味覚とα-トマチンの濃度及び実の成熟度と濃度の関係について調査した。

 

ウイルス担当

元荒川水循環センター流入水及び放流水における腸管系ウイルス調査

共同研究機関

公益財団法人埼玉県下水道公社荒川左岸北部支社

事業概要

腸管系ウイルスは、感染経路が経口である下痢症ウイルスの一群と定義される。これらのウイルスは体内で増殖し、糞便中に大量に排泄され、下水に流入する。下水処理施設における腸管系ウイルスの挙動や除去能力について、埼玉県では調査したことがないため、その実態を把握することを目的に、下水中のウイルス濃縮法を検討し、調査を試みた。

研究結果

下水中のウイルスの実態は感染症発生動向調査や食中毒関連検査でのウイルス検出状況とは異なっていた。下水処理をすることによりウイルス量は検出限界以下まで減少したが、調査期間中に大きな感染性胃腸炎の流行はなく、感染性胃腸炎流行時の状況は確認できなかった。

 

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お問い合わせ

保健医療部 衛生研究所   企画・地域保健担当

郵便番号355-0133 埼玉県比企郡吉見町江和井410番地1

ファックス:0493-59-8143

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