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掲載日:2023年3月9日

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地域の見どころ(羽生市)

田舎教師の墓

田舎教師の墓の写真

「四里の道は長かった。その間に青縞の市の立つ羽生の町があった。」田山花袋の長編小説「田舎教師」の冒頭である。

明治時代、羽生市を舞台に生き、21歳の若さでこの世を去った一人の青年、小林秀三をモデルに描かれたものです。

主人公は、中学を卒業後、貧しさのため、上の学校へは進学が出来ず、田舎の一教師となりました。文学への夢と恋へのあこがれ、志をたくさん持ち、悩み、苦しみ、傷つきながらも己を生かすことの出来なかった青年が、教師としての現実の仕事に生きがいを見いだそうとしたときには、その体は病魔にむしばまれており、町の片隅で、さみしくその生涯を閉じました。

花袋は、残された秀三の日記をもとに、大志を抱きながらも、田舎に埋もれていく青年の苦悩を描きました。

【所在】羽生市南 建福寺内 羽生駅徒歩5分

川俣関所跡

川俣関所跡の写真

川俣関所跡は、日光脇往還の利根川渡船場に設けられました。当時、関所は木の柵で囲われ、その中に番所が建てられました。

関所の日記によると、関所の通行は、午前6時から午後6時までとなっていて、この時間以外は通行が禁じられていました。通行手形は厳しくチェックされ、「入鉄砲と出女」と言われるように、女性や武器の通過は特に厳重でした。

関所は、利根川の氾濫でたびたび流失したといわれ、明治2年に関所は廃止されました。

【所在】羽生市大字上新郷

さいたま水族館

羽生水郷公園にある、全国でも珍しい淡水魚を中心とした水族館。国の天然記念物のミヤコタナゴや県の魚ムサシトミヨなど、県内の河川や池沼に生息する約70種類の魚などを展示。

【開館時間】午前9時30分~午後5時00分

(12月~1月は午後4時30分まで)

【休館日】4月~11月・3月 毎月第1月曜日

※4月は第2月曜日
※ただし、月曜日が祝日に当たる場合は翌週に振替
※8月は無休

12月~2月 毎週月曜日

※ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、振替なし
12月29日~1月1日
※1月2日は開館します。

【料金】大人310円(特別展示中 大人410円)

小人(小・中学生)100円

【所在】羽生市三田ヶ谷
【電話】048-565-1010

さいたま水族館ホームページ

勘兵衛松

勘兵衛松の写真

江戸時代、鴻巣から忍を経て、館林に向かう街道がありました。それは、日光脇往還と呼ばれ、一部は今の県道行田館林線に当たります。

勘兵衛松とは、その街道に植えられた松並木をいいます。

寛永5年(1628)徳川家光が日光社参のおり、植えさせたものと伝えられています。

当時150本も植えられた松が、約370年経た現在、1本しか残っていません。

【所在】羽生市大字上新郷

羽生水郷公園

羽生水郷公園の写真

面積約37.0haに中央広場、野鳥の池、湿地・水生植物園や花菖蒲園などが、自然の沼地を生かした形で造られています。また、園内には、全国でも珍しい淡水魚を中心にした「さいたま水族館」があります。

【所在】羽生市大字三田ヶ谷

永明寺古墳

永明寺古墳の写真

羽生市には多くの古墳があります。

その一つに、永明寺古墳があります。場所は、羽生市下村君にある永明寺の隣りです。

東北自動車道と利根川が交わる地点の少し下流にあります。

前方後円墳で、高さ7メートル、全長73メートルもある大きなものです。

前方部に文殊堂、後円部に薬師堂が建立されており、県指定文化財の銅像阿弥陀如来立像と木造薬師如来像が安置されています。

【所在】羽生市大字下村君

藍染資料館

藍染資料館の様子

県の無形文化財に指定されている武州正藍染の技術保持者である中島紺屋当主が、技術の保存・藍染文化の普及のため自宅作業場を改装したもので、内部には藍染の道具や歴史に関する貴重品が展示されていて、素朴で趣のある藍染製品も販売されています。

【所在】羽生市大字小松

宝蔵寺沼(ムジナモ自生地)

宝蔵寺沼の写真

ムジナモの花

日本でただ一つの食虫植物ムジナモの自生地です。ムジナモは全国各地で見られていましたが、水質汚染などで次第に姿を消し、今では自生地として確認されているのは、羽生水郷公園内にある宝蔵寺沼だけになりました。ムジナモは食虫植物で、植物の中では珍しく根を持たず、水面に浮いて生活しています。葉一枚一枚の先に捕虫器を持っています。

1月50日~1/100秒の速さでミジンコなどの動物性プランクトンを捕虫し、溶解、分解して養分を吸収します。

7月~9月にかけて、まれに米粒程度の白い花を咲かせます。

【所在】羽生市大字三田ヶ谷

キヤッセ羽生

キヤッセ羽生の写真

キヤッセ羽生は、羽生市三田ヶ谷農林公園の愛称です。約3.6ヘクタールの園内には、花でいっぱいの「四季の丘」、レストラン、地元野菜が自慢の物産館があります。

【所在】羽生市大字三田ヶ谷

お種さん資料館

お種さん資料館の様子

「田舎教師」に登場するお種さんは、主人公の勤める学校近くの料理屋「小川屋」の娘さんで、主人公清三が着任してから亡くなるまでの間、弁当を運ぶなど清三に接する機会が多かった人です。

羽生市大字弥勒にある円照寺には、お種さん資料館があり、お種さんが使用した生活用具や小川屋の使用した宴会用具などが展示されています。

【所在】羽生市大字弥勒1536 円照寺内

お問い合わせ

企画財政部 利根地域振興センター  

郵便番号361-0052 埼玉県行田市本丸2-20 埼玉県行田地方庁舎1階

ファックス:048-554-4442

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